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2018-07-19 第196回国会 衆議院 本会議 第44号
公式Web版
会議録情報
0
平成
三十年七月十九日(木曜日)
—————————————
平成
三十年七月十九日 午後一時 本
会議
—————————————
○本日の
会議
に付した
案件
平成
三十年
特定災害関連義援金
に係る
差押禁止等
に関する
法律案
(
災害対策特別委員長提出
)
議院運営委員長古屋圭司
君
解任決議案
(辻元
清美
君外六名
提出
) 午後一時二分
開議
大島理森
1
○
議長
(
大島理森
君) これより
会議
を開きます。 ————◇—————
田野瀬太道
2
○
田野瀬太道
君
議案上程
に関する
緊急動議
を
提出
いたします。
災害対策特別委員長提出
、
平成
三十年
特定災害関連義援金
に係る
差押禁止等
に関する
法律案
は、
委員会
の
審査
を省略してこれを上程し、その
審議
を進められることを望みます。
大島理森
3
○
議長
(
大島理森
君)
田野瀬太道
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
4
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。
—————————————
平成
三十年
特定災害関連義援金
に係る
差押禁止等
に関する
法律案
(
災害対策特別委員長提出
)
大島理森
5
○
議長
(
大島理森
君)
平成
三十年
特定災害関連義援金
に係る
差押禁止等
に関する
法律案
を
議題
といたします。
委員長
の
趣旨弁明
を許します。
災害対策特別委員長望月義夫
君。
—————————————
平成
三十年
特定災害関連義援金
に係る
差押禁止等
に関する
法律案
〔
本号末尾
に
掲載
〕
—————————————
〔
望月義夫
君
登壇
〕
望月義夫
6
○
望月義夫
君 ただいま
議題
となりました
法律案
につきまして、
提案
の
趣旨
及びその
内容
を御
説明
申し上げます。
我が国
は、その
自然的条件
から、
地震
、
豪雨等各種
の
災害
が発生しやすい特性を有しており、
災害
の
被災者
の中には、住居や
事業所
が損壊し、
生活基盤
に大きな打撃を受けた方が少なくありません。
被災者
に対する経済的な
支援等
としては、
被災者生活再建支援金
などの公的な
制度
とあわせて、
義援金
も大きな
役割
を果たしております。
義援金
は、
寄附者
が
被災者
を支援するために拠出したものであり、
生活
を再建するための資金として
被災者
みずからが使用することを期待されているものであります。その
義援金
を、
被災者
に対する債権の強制的な取立てとして
差押え等
の
対象
とすることは、
寄附者
が
義援金
を拠出した
趣旨
に反するものであります。
本案
は、
平成
三十年六月十八日に発生した
大阪
府
北部
を震源とする
地震
及びこれに引き続いて発生した余震による
災害
に係る
義援金
並びに
平成
三十年七月
豪雨
による
災害
に係る
義援金
を
平成
三十年
特定災害関連義援金
とし、その拠出の
趣旨
に鑑み、
被災者等
がみずから
義援金
を使用することができるよう、同
義援金
について、
義援金
の
交付
を受ける
権利
の
差押え等
の
禁止
及び
義援金
として
交付
を受けた金銭の
差押え
の
禁止
をしようとするものであります。 なお、
本案
は、
施行
前に
交付
を受けるなどした
平成
三十年
特定災害関連義援金
についても適用するものとしておりますが、
施行
前に確定した
差押命令等
に関しては、その効力を妨げないものとしております。 以上が、本
法律案
の
提案
の
趣旨
及びその
内容
であります。
本案
は、本日の
災害対策特別委員会
において、
全会一致
をもって成案と決定し、これを
委員会提出法律案
とすることに決したものであります。 何とぞ
議員各位
の御賛同をお願いいたします。(
拍手
)
—————————————
大島理森
7
○
議長
(
大島理森
君)
採決
いたします。
本案
を可決するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
8
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。よって、
本案
は可決いたしました。 ————◇—————
大島理森
9
○
議長
(
大島理森
君) この際、暫時
休憩
いたします。 午後一時八分
休憩
————◇————— 午後三時三十二分
開議
大島理森
10
○
議長
(
大島理森
君)
休憩
前に引き続き
会議
を開きます。 ————◇—————
田野瀬太道
11
○
田野瀬太道
君
議案上程
に関する
緊急動議
を
提出
いたします。 辻元
清美
君外六名
提出
、
議院運営委員長古屋圭司
君
解任決議案
は、
提出者
の要求のとおり、
委員会
の
審査
を省略してこれを上程し、その
審議
を進められることを望みます。
大島理森
12
○
議長
(
大島理森
君)
田野瀬太道
君の
動議
に御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
大島理森
13
○
議長
(
大島理森
君) 御
異議
なしと認めます。
—————————————
議院運営委員長古屋圭司
君
解任決議案
(辻元
清美
君外六名
提出
)
大島理森
14
○
議長
(
大島理森
君)
議院運営委員長古屋圭司
君
解任決議案
を
議題
といたします。
提出者
の
趣旨弁明
を許します。
中谷一馬
君。
—————————————
議院運営委員長古屋圭司
君
解任決議案
〔
本号末尾
に
掲載
〕
—————————————
〔
中谷一馬
君
登壇
〕
中谷一馬
15
○
中谷一馬
君
立憲民主党
の
中谷一馬
です。(
拍手
) まず冒頭、
大阪北部地震
及び西
日本
を襲った
豪雨災害
におきましては、幾多のとうとい命を失いました。列島を襲うたび重なる
災害
の犠牲となられた
方々
とその御遺族に対しまして、衷心より哀悼の意を表します。また、負傷された
方々
を始め、被害に遭われ、
避難生活
を余儀なくされている
被災者
の
方々
にお見舞いを申し上げますとともに、この間、懸命な救助に当たられている
関係者
の
皆様方
に心からの敬意と御礼を申し上げます。 このたびの
災害
を受け、
立憲民主党
の
枝野幸男代表等
、
野党
六
党派党首
が七月九日に
首相官邸
を訪れました。その際、行
政府
、
立法府
が
一体
となり、全力で
災害対応
に取り組めるよう、
国会
での
審議
を中断する
政治休戦
を
提案
し、緊急の申入れを行いました。 今、
政治
が取り組むべき最
優先
は、
党利党略
で
自民党国会議員
の
身分保障
を
優先
するための
参議院議員定数
六議席をふやす
法案
や、
賭博
、
ギャンブル
を解禁する
カジノ法案
を
強行採決
することではなく、
災害
に苦しむ
被災者
に寄り添い、一日も早い復興を目指すことです。
与野党
を超えて
災害復旧
と
被災者救済
に最大限の力を注ぐことができる環境を整えていただくことを
政府
・
与党
に要請させていただき、本題に入ります。 ただいま
議題
となりました
議院運営委員長古屋圭司
君
解任決議案
に対し、
提案者
を代表して、
理由
を
説明
いたします。 まず、
趣旨弁明
に先立ち、一言申し上げます。 そもそも、
議会制民主主義
とは、
選挙
で選ばれた
民意
の
代表者
が
政治
に参加し、その
民意
を反映させる
制度
です。
歴史
を振り返れば、差別や迫害、弾圧をはねのけ、自由と
権利
を求めた
人々
が長年にわたって闘い続け、かち得たものが
議会制民主主義
であり、人類が生み出した偉大な
歴史的英知
の
一つ
と言われています。 そして、その
議会制民主主義
を健全に運用する
使命
を与えられているのが
国会
です。
国会
は
国権
の
最高機関
であり、
憲法
第四十一条に明記されています。
国会
で
審議
されるさまざまな
法案
や
予算案
は、
政府
・
与党
が
一体
となって
審査
をし、
国会
の場に
提出
したものを、
与野党
が徹底的に検証、検討し、
ブラッシュアップ
をすることによって初めて可決、成立するものです。
与野党
は、
政策
を闘わせ合う
ライバル同士
であったとしても、
嫌悪感
を持ち合うような
対象
ではありません。山の登り方は違えど、
日本
をよりよくしたい、平和で豊かな
国民生活
をつくり、次世代へ
希望
にあふれたバトンをつなぎたいという
思い
は共通するものであると信じております。 そうした
観点
から、私は、
政府
に行う
質問
は、
否定論理
ではなく、
未来
への展望を交えながら建設的な
提案
を行うように心がけております。 一方、
政府
・
与党
は、
法案
や
予算
をより洗練されたものとするために、
野党
の
指摘
に対しても真摯に耳を傾け、徹底的に
議論
を行い、改めるべきはしっかりと
改善
をしていくのが健全な
議会制民主主義
の姿であると考えます。そして、そのような
議会政治
の軸となる
議院運営委員長
は、その模範となるべき
行動
が求められるのではないでしょうか。 こうした
観点
から
国会運営
、
議事運営
を見たときに、
国会
における
議論
においても、さまざまな識者の
皆様
から
大変参考
になる御
発言
がありましたので、ここで何点か
趣旨
と要点を引用して御紹介いたします。
与野党
を超えた真剣な
議論
が必要であり、そのための真摯な
行動
こそが、そして建設的な
議論
を尽くすことこそが、
国民
が求めたものではないでしょうか。我々は、
国民
の選良たる
国会議員
として、いま一度、よりよい言論の府としての
国会
を取り戻すべきではないでしょうか。 数は力の横暴な
論理
の
もと
、
我が国
の
民主主義
を根底から
破壊
に向かわせようとする、まさにそういう危機の瀬戸際にあるということであります。例えば、
一つ
、多数を
背景
に、
憲法
と
国会法
をねじ曲げ、これまでの
国会
で積み上げてきたよき慣例と伝統を破って、
民主政治
の根本である
野党
の
主張
にも耳を傾ける
努力
を一切せず、強引な
国会運営
に終始していること。
一つ
、
議長
、
議院運営委員長
を始めとする各
常任委員長
も、公正な
運営
を確保するためにそのリーダーシップを発揮すべきであるのに、
政府
・
与党側
の
出先機関
に成り下がり、
党利党略
にくみして、恥じることがないこと。
一つ
、
国民
が厳しく批判し関心を抱いている問題で、一切
説明責任
も
自浄能力
も発揮しようとせず、数の力でそれらに
ふた
をしようと強引に事を進めていること。
中略
。
選挙
で多数の
民意
を受けた以上、何をやっても白紙委任されたと言わんばかりのやりたい放題、全てにおいて数の横暴でよしとする
態度
は、健全な
我が国
の
民主主義
に対する冒涜であり、
破壊
であります。
中略
。
議院運営委員長
は、
国権
の
最高機関
である
国会
にあって、中立公正な
立場
から
職務
を遂行し、
議会運営
の全般に
責任
を持つべきであることは言うまでもありません。そのことは、私が初当選の
時代
、
議院運営委員
を務めていたころ、当時の
議院運営委員長
で、今は亡き
亀井善之先生
から教えられたことでもあります。
亀井善之先生
からは、
議院運営委員長
は、
衆議院
において、
議長
、副
議長
の指導の
もと
に、よりよい
国会運営
をしなければならない、それゆえに、
職務
の遂行に当たっては中立公正を旨としなければならない、
幾ら与党
の一員といえども、
委員長たる者
は、
与党
の話は四割、
野党
の話は六割聞いて、
国民主権
を具現するための
議会運営
に努めなければならない、
与党
がおごって
国会運営
をしたならば、結果として困るのは
国民
なのだから、そのように教えていただきました。
中略
。
もと
より、
議案
の扱いは
野党
の
希望
に応じて決定されるべきものであり、多数を持てば話合いは不要とばかりに、
議会
の
合意形成
を真っ向から排除するという
態度
に終始しては、多様な
意見
を反映すべき
立法府
としての
存在意義
が崩壊していくばかりでありますという
内容
です。 これは、
自民党
が
野党
であった
平成
二十二年二月二十五日の
衆議院
本
会議
において、
江渡聡徳議員
が、当時の
議院運営委員長
でありました
松本剛明議員
に対しての御
発言
でありまして、
大変参考
になる御
意見
です。 特に、
委員長たる者
は、
与党
の話は四割、
野党
の話は六割聞いて、
国民主権
を具現するための
議会運営
に努めなければならない、
与党
がおごって
国会運営
をしたならば、結果として困るのは
国民
なのだからという部分は、今の
政府
・
与党
の
運営
を見てもそのとおりだなと
思い
ますので、
皆様
におかれましても、
重鎮議員
の貴重なお
言葉
でありますから、今後の
国会運営
にぜひこの
教訓
を生かしていただきたいと
思い
ます。 また、次の
参考
となる
発言
の要旨を御紹介させていただきます。 みずからの
野党時代
の
主張
には
ふた
をし、
都合
の悪いことには目をつ
ぶり
、多数を
背景
に強硬な
姿勢
で
自分たち
の我を通すという御
都合
主義的、強権的な
姿勢
は、
責任
ある
与党
の姿、
国権
の
最高機関
たる
国会
の姿とはとても思えません。
中略
。 他人に厳しく
自分
に甘い、臭い物に
ふた
をするという二大体質に
国民
は強い疑いの目を向けていることにそろそろ気づくべきであります。 これも、
自民党
が
野党
であった
平成
二十二年二月二十五日の
衆議院
本
会議
における
伊東良孝議員
の御
発言
であり、こちらも本当に心を打つ、
大変参考
になる、すばらしい御
意見
です。 また、
国会議論
を形骸化させ、
少数意見
を抑圧する
政治主導
を許すわけにはまいりませんということを強く発信されており、私もそのとおりだなと心から共感いたしますので、
政権与党
の
皆様
におかれましては、この
教訓
を
参考
に生かしていただき、今後の
国会運営
にぜひ取り入れていただきたいと
思い
ます。 また、
竹下登
元総理は、
国会運営
は、
野党
の言い分を七割聞き入れて
野党
にげたを履かせる、
与党
は三割でよいと語り、
伊藤宗一郎
元
衆議院議長
は、
国会
は
国民
全体のもの、一政党の
主張
だけが通ることはないと述べられています。
政権与党
の
皆様
におかれましては、これら諸
先輩方
の
教訓
をぜひ
参考
に生かしていただき、今後の
国会運営
に取り入れていただきたいと
思い
ます。
政権与党
の
皆様
に
国会運営
の
あり方
を御理解いただけるまで、まだまだ御
説明
させていただきたく、他の引用も多数用意していたのですが、時間の
都合
もあるかと
思い
ますので、
参考意見
の御紹介は次の方で最後とさせていただきます。 これは、
平成
二十三年二月二十五日、産経新聞に寄稿された
記事
です。
熟議
を求めた
首相自身
が、
官僚作成
の
答弁書
を繰り返し読み上げ、
答え
にくい
質問
は冗長な
答え
ではぐらかし、
質問
時間を故意に空費させている。ゆゆしき事態である。そこで、私なりに、
国会
の本
会議
や
委員会
に
熟議
を取り戻すにはどうすればよいか考えてみた。
熟議
のためには、
議論
する当事者がうそをつかないことが必要である。もちろん、考えが変わることはある。その場合には、なぜ変わったのか、そのことについての
説明責任
を果たさなければ
議論
への参加はできない。 これは
稲田朋美議員
の
インタビュー記事
ですが、こちらも
大変参考
になる御
意見
であり、
現状
に照らし合わせても、まさに傾聴に値するお
言葉
であると
思い
ます。
政権与党
の
皆様
におかれましては、初心を忘れず、こうした
教訓
を
参考
に生かしていただき、ぜひ今後の
国会運営
に取り入れていただきたいと
思い
ます。 このように、現在の
政権与党
の
中枢
を担う多くの
現職議員
やOB諸
先輩方
の御
発言
からも読み取れますが、
国会
における
議院運営委員長
は、
議会運営
に
責任
を持ち、一
党一派
に偏らず、各会派の
主張
に十分に耳を傾け、
公正中立
の
立場
で円満な
議事運営
に当たることが求められております。
少数
の声にも耳を傾けるのが
民主主義
の基本であり、当然のことながら、
議院運営委員長
が
議長
から委任された
職権
を、
議院運営委員長
みずからがその
都合
や
党利党略
で濫用することはあってはならないことです。 そうした中、私は、
古屋圭司議院運営委員長
と
議院運営委員会
でともに
仕事
をさせていただきました。語学が堪能で、
文化芸術
への造詣が深く、
海外要人
をお招きしての宴席などでは
要人
のおもてなしの仕方を指導してくださるなど、私
たち野党
の一期生
議員
にも気をかけていただき、お心遣いをしてくださる人格の持ち主です。その
古屋委員長
に対する
解任決議
を
提出
する日が来たことは大変残念でなりません。 しかしながら、今現在も続けられている
巨大与党
による数の力に物を言わせた不公正な
対応
と強引な
国会運営
は、まさに
職権
の濫用であると
指摘
せざるを得ません。 今
国会
のように
委員長職権
で本
会議
がどんどんと立てられる
現状
は、不公正かつ強引なものであり、
議会制民主主義
の根幹を揺るがすほどの大きな問題です。
裁量労働制
の
データ捏造
、
森友学園文章
の隠蔽、改ざん、
加計学園首相案件疑惑
など、問題が問われて久しくありますが、一部の権力に近い者への
利益誘導
をしていないか、誰かの
私利私欲
に走った
政権運営
が行われていないかなど、
国民
の疑念が大きく膨らんでいる中で、今ほど、
国会
、そして
議員
の
あり方
が問われているときはありません。 ここにいる
国会議員
は、一人一人が
国民
の
思い
に対する負託を受けた
代弁者
です。 私
たち
に求められていることは、行政を厳しくチェックし、真摯に謙虚に誠実に
国民
の
皆様
の声に耳を傾け、その
思い
を
一つ
一つ
実現させ、よりよい
未来
を切り開く、地道な
努力
と着実な成果です。 もしそれらを怠り、有権者の
民意
を反映させようとする
姿勢
が見受けられない、おごりをあらわにする
政治
が行われているとすれば、それらを厳しく
指摘
し、正しくしていくことが私
たち
に与えられている
役割
です。そして、この国の将来を見据え、
国民生活
をよりよいものにするために、発展や
改善
に尽力するのが、
国会
、そして
議員
に負託された
使命
です。
自分たち
の
政権
に
都合
が悪いことは、裏でこそこそして隠す。多くの
国民
が、
世論調査
でさまざまな問題について、納得できない、
説明責任
が果たされていないと言っているにもかかわらず、それらに対して
正面
から向き合うことなく、
改善
に向けた
努力
をする
姿勢
は見受けられません。 その一方で、
自分たち
の
政権
に
都合
がよいことはどんどんと進め、
政権周囲
にいる
方々
への
利益
に直結するような話は、恣意的に
スピード感
を持って進められているのではないかと、多くの
国民
はこうした
国会運営
に大きく疑問を呈しているものです。 今、
政府
・
与党
はどこを向いて
仕事
をされているんでしょうか。
国会
は、一億二千六百万
国民
の
政治
を担う
中枢
であり、
国民生活
を守るために存在するのです。一部の
既得権益者
や団体への
利益誘導
を行うために存在するのではありません。 私は、
国会
をクリーンでオープンでフェアなものにしていく必要があると考えます。そうした
観点
から、現在行われている理不尽な
国会運営
、
議事運営
の
実態
を
国民
の
皆様
に知っていただくとともに、
安倍政権
の強引かつ恣意的な
国会運営
に同調し、
国会
を
首相官邸
の
下請機関
のように形骸化させてしまった
古屋委員長
を解任せざるを得ないと判断をいたしましたので、
議院運営委員長古屋圭司
君の
解任決議案
を本日
提出
いたします。 本院は、
議院運営委員長古屋圭司
君を解任する。 右決議する。 以下に、
議院運営委員長古屋圭司
君を解任すべき
理由
を申し上げます。
解任理由
の第一は、
古屋圭司
君が
議院運営委員長
として、不公正かつ強権的に
委員会運営
を行っている点です。
国会
における
議論
は、
国会議員
が、国の
未来
を、
国民生活
をどのようによりよくしていくのか、
国民目線
でそれぞれの
思い
をけんけんごうごうと
議論
をする
場所
であると考えます。決して、
御飯論法
のような、
政府
・
与党
と
野党
がかみ合わない、一方通行な発信をし続ける
場所
ではありません。 そうした中、今の
国会
の
状況
はどうでしょうか。
議院運営委員長たる者
は、
国権
の
最高機関
である
国会
において、
議会運営
に
責任
を持ち、公正かつ円満にその
職務
を全うすべきことは言うまでもありません。 しかるに、
議院運営委員長古屋圭司
君は、累次にわたって、
職権
での本
会議開会
を七度も
強行
するなど、その横暴きわまる
議会運営
の
姿勢
は到底看過することはできません。 特に、働き方
改革関連法
や
カジノ法案
など、
国民生活
に直結するような
重要法案
についても、
野党
の
意見
を一顧だにせず、数の横暴を繰り返す
与党
の
都合
のみに目を向けて、本
会議開会
を
強行
した
責任
は極めて重いと
指摘
せざるを得ません。 例えば、子ども・
子育て法案
については、
趣旨説明
から
採決
まで、
古屋委員長
の
職権
で、
野党出席
のないまま一方的に質疑が進められるという
強行ぶり
でした。こんなことが
我が国
会の
歴史
の中にあるのかと調べたところ、
野党
第一党の
出席
がないまま本
会議
での
趣旨説明
から
採決
まで
強行
された例は、何と昭和三十五年の
チリ地震
に関する八
法案
までさかのぼらなければありません。五十八年
ぶり
のとんでもない
暴挙
です。 また、働き方
改革関連法案
をめぐっては、
日本
経済新聞が二月二十六日に行った、
データ
に不備があった
裁量労働制
をめぐる
厚生労働省
の
調査
について、再
調査
を必要とする
可能性
があると
答え
た方は七五%となり、非常に高い水準であります。さらには、毎日新聞が五月二十八日に行った、働き方
改革関連法案
について
反対
と
答え
た方が五〇%に上り、
賛成
と
答え
た二七%の倍近い数字となりました。 そもそも、
厚生労働省
が、約三年前から、捏造された不適切な
データ比較
を
もと
に、
裁量労働制
で働く者の
労働
時間の方が
一般労働者
よりも短いという虚偽の
説明
を繰り返し、
安倍政権
の
答弁撤回
に追い込まれたのは記憶に新しいところです。それでも
強行採決
に踏み切った
政権与党
の
暴挙
は、結論ありきで進められてきた、
日程優先
の性急な
審議
だったと断じざるを得ません。 そして、
法案
の
強行採決
の当日までも
データ集計
の
ミス
が報告されるというずさんな処理が行われていたことが明らかとなっており、
政策決定
の
根拠自体
が揺らいでいる中で、
議論
の前提となる情報も十分に提供されていない、それでもなお
法案
の
正当性
を強弁し、成立を
強行
した
政府
・
与党
の
姿勢
には、あきれて物が言えません。
国民生活
に大きな影響を与える
立場
にある者が、
国民
の声を聞くことなく、一部の
既得権益者
など
利益
をもたらされる者の声だけを聞いて、
実態
を踏まえていない机上の空論で
政策
をつくれば、苦しむのは
国民
であります。働く
人々
全てに関係する
重要法案
をこのような形で
強行採決
したことは、
国会軽視
も甚だしいと断じさせていただきます。 先ほどから、
やじ
で、休んでいたんだからという話があるんですけれども、
自民党
が
野党時代
には、行った
審議拒否
の回数、実に八十五回です。また、
野党
が抗議で
委員会
を欠席したこと、
法案
の
強行採決
の当日の朝までも
データ
の
集計ミス
が報告されている現実は全く、
野党
のせいという
指摘
は当たりません。人のふりより我がふりを直していただき、まずこの捏造や
ミス
をしっかりと正していただくことを要望するとともに、不適切かつ幼稚な
やじ
を猛省していただきたいと
思い
ます。 また、
政府
・
与党
は、
カジノ
を含む
統合型リゾート
、
IR実施法案
を六月十九日に
衆議院
で可決し、
参議院
でも近々
強行
に可決しようとしております。刑法が禁じている
賭博行為
である
カジノ
を、あえて
特別法
を策定して設置するということは、非常に慎重かつ丁寧な
議論
が求められることは当然ですが、
政府
・
与党
はなぜこんなにも急いで
カジノ
を
強行
に推し進めようとするのでしょうか。
ギャンブル依存症
など、
カジノ
に関する多くの懸念や疑問が解決されていないことの証左として、世論は
カジノ解禁
には否定的です。朝日新聞が七月十五日に行った
調査
では、
IR実施法案
を今
国会
で成立させるべきかどうか尋ねたところ、
反対
が七六%であり、
賛成
の一七%と比べると大きな開きがあります。こうした
状況
を見ても、多くの
国民
は、
カジノ法案
を今
国会
で成立させることを望んでおりません。 また、
政策効果
として、今以上に
訪日外国人観光客
をふやすことができると吹聴される方もいらっしゃるようですが、実際問題として、
外国人観光客
は、
日本
の
統合型リゾート
、
IR
で
カジノ
を楽しみたいと考えているのでしょうか。 その
答え
の
一つ
として、二〇一七年十月五日発表のDBJ・
JTBFアジア
・
欧米豪訪日外国人旅行者
の
意向調査
によれば、
カジノ
は、
統合型リゾート
、
IR
の中で利用してみたい
施設
としては、八項目の中で最も低い最下位に
ランクイン
をしており、
日本
で
カジノ
を利用してみたいと回答した人は、何と全体の七%しかいないという衝撃な数値が明らかになっています。 対照的に、
統合型リゾート
、
IR
内で
ショッピングモール
を利用してみたいと回答した人は四六%、ホテルを利用してみたいと回答した人は四三%、
アミューズメント施設
を利用してみたいと回答した人は四〇%、
温泉施設
などを利用してみたいと回答した人は三七%であり、
カジノ
を利用してみたいと回答した七%の
調査
結果と比較して、誰にでもわかることは、
訪日外国人観光客
は、
日本
において
統合型リゾート
、
IR
に足を運ぶなら、
カジノ
以外で楽しみたいと思っているのが明らかだということであります。 こうした客観的な
状況
を
正面
から捉えれば、
カジノ
に対する
インバウンド需要
が大きくない
現状
が明らかであり、
経済効果
という
観点
から、大きな疑問を持たざるを得ません。 そして、
日本
の
カジノ
市場には、アメリカ、リゾート大手のラスベガス・サンズやMGMリゾーツなどが強い関心を示しているとのことですが、これらの外資系企業が仮に
日本
の
カジノ
運営
に参画したときに、
外国人観光客
で稼げない
カジノ
は、経営的には
日本
人顧客の取り込みに走ることは当然だと
思い
ます。(
発言
する者あり)議運
委員長
の話、これは関連していますので、ちゃんと聞いてください。 そして、
日本
で
カジノ
を開けば、年間売上高は九千億円に達すると試算している
調査
もあり、
日本
人が
ギャンブル
で負けた一兆円近いお金が外資系企業に流れる構図ができ上がったとしたら、これは
一体
どこの国の経済
政策
でしょうか。 そもそも、アジアで
カジノ
を楽しみたいのであれば、マカオやシンガポールなどに足を運ぶ
外国人観光客
がほとんどですから、有名な
カジノ
施設
が多いアジアに位置する
日本
において、真に
日本
の国益につなげる経営を考えるのであれば、
カジノ
一辺倒の
統合型リゾート
ではなく、
インバウンド需要
をしっかりと酌み取った
日本
独自の色を打ち出した
統合型リゾート
、
IR
整備をしていくことが必要だという
答え
を導き出すのが普通の経営感覚だと
思い
ます。 しかしながら、
政府
・
与党
は、こうした
都合
の悪いことには目を向けず、
IR実施法案
を、
古屋委員長
が五月二十一日に
職権
で
審議
入りを決定されました。閉会まで残り一カ月を切っていたため、今
国会
の成立を
優先
させた
審議
日程であることは明らかです。このような
審議
日程を決めた
古屋委員長
の
責任
は極めて重いと
指摘
せざるを得ません。 また、
与党
は理事懇で、十八時間以上
審議
した、時間が短いということはないと
主張
されたそうですが、その十八時間の
審議
の中身はどうでしょうか。
国会
審議
が進めば進むほど、疑問や矛盾が次々と浮上してきているではないですか。
政府
・
与党
は、
IR
の利点ばかりを強調され、ビジネスの起爆剤に、地域振興、雇用創出が見込まれると聞こえのよい
言葉
ばかりを並べますが……(
発言
する者あり)今、そうなんです、試算していないんです、これ。
政府
は、具体的な
経済効果
に関して、定量的な試算を明示しておりません。
法案
を
提案
するに当たっては、定量的な根拠のないきれいごとばかりを発信するのではなく、マイナスの影響を検証し、それらの対策を踏まえた
議論
を行うべきです。 実際には治安対策や依存症対策などに多額のコストがかかることが想定され、負の
経済効果
も計算に入れていない
現状
では、その妄想は絵に描いた餅にすぎません。 ちなみに、二〇〇〇年から自
国民
向け
カジノ
を解禁した韓国・江原では、犯罪率が急増し、自殺率も全国平均の一・八倍になったとの報告があります。また、韓国全体では、
ギャンブル
産業の売上高とソーシャルコストの差引きは六十兆ウォン、約六兆円の負の
経済効果
が発生しているとの研究結果が公表されています。 また、近隣住民や商店への悪影響は本当に大丈夫なのでしょうか。
カジノ
は、負けて不幸になる人がいて初めて成り立つスキームですが、新しい価値を生み出すわけでもなく、不幸な人を生み出した上の成功が、果たして健全な成長戦略と言えるのでしょうか。 この
現状
は、十八時間も
審議
したのではありません。まだ十八時間しか
審議
できておらず、何の問題も解決できていないのが現実ではありませんか。 このように、
カジノ
をつくることによるメリット、デメリットもはっきりとしていない、
国民
への理解も促していない、このような
状況
での乱暴な
職権
での
国会運営
は目に余ります。 このように、
議院運営委員長
や
与党
所属の
委員長
が
職権
で
審議
や
採決
を繰り返す様子を見ていると、
政府
・
与党
は、
自分たち
の
党利党略
のために、
重要法案
を会期内に成立させることのみを念頭に
行動
されているようにしか感じることができません。 あえて苦言を申し上げれば、今、
安倍政権
がやらなくてはならないことは、
カジノ
を含めた
ギャンブル
を推進する
法案
や、
党利党略
で
自民党国会議員
の
身分保障
を
優先
するための
参議院議員定数
六議席をふやす
法案
の成立に血道を上げるのではなく、
大阪
地震
、西
日本
豪雨災害
の
対応
をどのようにしていくのかということに力を注ぐべきではありませんか。
豪雨
対応
をめぐっては、約十一万人に避難指示が出た七月五日の夜に、安倍首相や
政府
・
自民党
の
中枢
を担う大幹部の
議員
団が赤坂自民亭と称する宴席に
出席
したことへの批判が世論からは噴出しており、朝日新聞が七月十四日、十五日の両日で行った
世論調査
によれば、西
日本
を襲った
豪雨災害
について安倍内閣の
対応
を評価するかと尋ねたところ、評価しないと
答え
た方が四五%であり、評価するの三二%を上回りました。 また、
豪雨災害
の
対応
について、嘉田由紀子前滋賀県知事は、
国民
の生命財産が脅かされている
現状
から目を背け、アメリカ国益実現となる
カジノ
実施
法案
の
審議
に六時間も張りついていたのだと、
国会運営
の異常さを
指摘
されており、国土交通大臣は、堤防決壊で多数の死者を出した倉敷市真備地区の
豪雨災害
を直視し、歴代
政権
が続けてきた河川
政策
を反省、謝罪した上で、方針転換をする責務があるはずだという
趣旨
の話をされ、
政府
の
姿勢
を痛烈に批判されております。 きのう、
衆議院
の本
会議
において、
自民党
の橋本岳
議員
が、
参議院議員定数
六議席をふやす
法案
の討論を行った際、冒頭、全国から被災地に寄せられた多くの支援に対してお礼を述べられた後、真備地区において、小田川等の堤防が決壊し、極めて大きな被害が出たことについて報告されており、そのときには、声が震え、あふれる感情を必死にこらえながらお話をされていたのが印象的でした。 御自身のお
立場
の中で、与えられた職責を果たす姿を見て、本当は、議席をふやす
法案
の
賛成
討論をするよりも、一刻も早く地元に戻って、
被災者
に寄り添い、被災地域の復旧に注力したい気持ちだろうなと感情移入をいたしました。そして、こんな大変な時期に、本
会議
を
職権
で開会した
古屋委員長
の決定は本当に罪深いなと感じざるを得ませんでした。 繰り返し申し上げますが、今、
政治
が取り組むべき最
優先
は、
党利党略
で
自民党国会議員
の
身分保障
を
優先
するための
参議院議員定数
六議席をふやす
法案
や、
賭博
、
ギャンブル
を解禁する
カジノ法案
を、火事場泥棒的に
災害
に乗じて
強行採決
することではなく、
災害
に苦しむ
被災者
に寄り添い、一日も早い復興を目指すことです。 今の
政権与党
の
対応
は、
首相官邸
を向いた強権的なものであり、余りにも丁寧さを欠き、先人が築き上げてきた
議会制民主主義
を根本から否定するばかりです。 直近の
選挙
で多数の
民意
を受けながら、何をやっても白紙委任をされたと思わせるようなやりたい放題の
議会運営
、何においても数の力が絶対であり、数の力で押し切ろうとする横暴な
議会運営
は、
我が国
の健全な
民主主義
を損ないます。 そうした中、
古屋委員長
は、御就任の際、次のような御挨拶を述べられております。 総
選挙
を経て、新たな
国会
に挑むに当たり、
議会政治
の健全な発展に対する
議院運営委員長
の職責の重大さを改めて痛感しているところでございます、今後、
議長
、副
議長
の特段の御指導の
もと
、各会派の
皆様
の御協力によりまして、その職責を果たしてまいりたいと存じますというものです。
古屋委員長
が、この御就任挨拶どおり、その職責の重大さを痛感され、各会派の協力を求めるように尽力してこられたのであれば、現在の
国会
の混乱はなかったのではありませんか。 今の
国会
は、
国民
の
皆様
から見たときに、残念ながら期待に応えられているものと感じることはできませんので、このことは、
議院運営委員長
のみならず、
与党
の
皆様方
にも真摯に反省を求めるものです。
解任理由
の第二の
理由
は、
国民
の
皆様
が疑問に思っている諸問題への
説明責任
を果たすための措置を行おうとしていないことです。 昨年末に開かれた特別
国会
においては、安倍首相に第四次
政権
の
運営
方針をただすとともに、特に森友問題、加計問題を真相解明するべき
国会
でしたが、その
役割
を果たしたとは到底言いがたいものでした。 質疑を避けたい首相へのそんたくがにじみ、
都合
の悪いことには目をつ
ぶり
、多数を
背景
に強硬な
姿勢
で
自分たち
の我を通すという御
都合
的、強権的な
姿勢
は、
責任
ある
与党
の姿とは思えません。 各種
世論調査
でも、
政府
・
与党
の
対応
については、全く
国民
が納得していないことは明らかです。 例を挙げれば、日経新聞が四月三十日に行った、森友学園問題をめぐる決裁文書改ざんで安倍首相に
責任
はという設問に対して、あると
答え
た方が七二%。朝日新聞が五月二十一日に行った、
安倍政権
が加計問題や森友問題をめぐる疑惑を解明するために適切に
対応
していると
思い
ますかという設問に対して、適切に
対応
していないと
答え
た方が七五%という
状況
でありまして、これらを客観的に見たときに導き出される
答え
は、多くの
国民
が
安倍政権
の
説明
に納得していないということであります。 そもそも各種
審議
が停滞したのは、森友学園問題を始めとした
政権
絡みの疑惑や不祥事に対して
政府
と
与党
が
正面
から向き合ってこなかったことが原因であり、改めて言うまでもなく、
国会運営
の第一義的な
責任
は
政府
・
与党
にあります。 森友学園問題は、国有地を約八億円も値引きして、不当に安く学園側に払下げをしたのではないかという疑惑があり、その不当な払下げに安倍首相夫妻の関与が疑われるものでありました。安倍首相から、私や妻が関係していたということがあれば首相も
国会議員
もやめると答弁したことが一連の不正のきっかけになったことを財務省が認めました。 財務省の報告書によれば、公文書改ざん問題は、安倍首相の
国会
答弁の後、財務省理財局の職員
たち
で安倍昭恵夫人の名前が入った書類はあるかどうかの確認を進め、当時理財局のトップであった佐川宣寿前国税庁長官が、そうした文書を外に出すべきではなく、最低限の記載とすべきだと話し、職員
たち
は文書を直す必要があると認識し、文書の中から首相夫人らに関する部分が削除される改ざんが行われたり、交渉文書が捨てられたりするようになりました。 国有地の大幅な値引きの
正当性
や、公文書の改ざんによって何を隠そうとしたのか、また安倍首相の影響の有無についても、残念ながら納得できるような
内容
ではありませんでしたので、
政府
・
与党
には猛省をしていただき、真っ
正面
からこの問題の解決に尽力していただきたいと
思い
ます。 事実、
自民党
の石破茂元幹事長は、
国民
の割り切れなさ、納得のできなさはずっと引きずる、これは
与党
内の自浄作用の問題であると語り、また、竹下亘総務会長も、党独自に検証する考えを示されたという報道がありました。
憲法
六十二条には国政
調査
権が認められております。
政権与党
の
皆様方
がリーダーシップを発揮されて、安倍昭恵夫人の証人喚問を進めていただければ、事実の解明、
国民
の
皆様
への
説明責任
を果たすことにつながるわけですが、本日時点で、私
たち
から再三再四の要望を受け入れていただけず、
国民
への
説明責任
を果たそうという気概は、残念ながらみじんにも感じることはできません。 また、加計問題の獣医学部設置に関する官邸の関与疑惑に関しては、今までに何度も
国会
の場で
議論
が行われてきました。しかし、ここに来て、総理大臣の
国会
答弁の信憑性を疑わなければならないという非常に重大な事態に陥っているのです。 五月二十一日、愛媛県が新たに
国会
に
提出
した一連の文書によって、安倍首相と加計孝太郎理事長が獣医学部新設についてやりとりを交わしているという記録文書があることが判明しました。 首相は、獣医学部の新設計画について、これまで、加計氏側から一切話はなかったと繰り返し強調をされておりましたが、文書が事実なら、答弁の信憑性が根底から揺らぐ、官邸主導、加計ありきで進められたことを改めて強く疑わせるゆゆしき事態であります。 安倍首相を始め官邸や加計学園は、記録の中では会っていないと言い、愛媛県は、会ったという記録があると言っています。安倍首相と愛媛県の双方の言い分が違うということは、どちらかがうそを言っているということになります。そして、
国民
から見れば、誰がうそをついているのか明らかだと
思い
ますが、
皆様
、いかがでしょうか。 そして、新文書は
国会
の要請で発覚したものですから、この疑惑を
国民
の
皆様
に解明して
説明
する義務は
国会
にあります。 私どもは、再三再四、加計孝太郎理事長や柳瀬元総理秘書官の証人喚問や中村時広愛媛県知事の
参考
人招致を要求しておりますが、こちらもいまだに実現されておりません。 これでは、加計学園問題を
政府
・
与党
はこれ以上解明したくないと言っているのと同じではありませんか。 このままでは、
国民
の
政治
不信が高まるばかりで、
国会
が
国民目線
からどんどんと乖離をしていってしまう。この
現状
を断じて放置するわけにはいきません。 また、報道によりますと、私の地元神奈川県から選出されている先輩
議員
であります
自民党
の小泉進次郎
議員
が、六月六日の党会合で、加計学園問題を
調査
する特別
委員会
を
国会
に設置すべきだと
主張
されたそうです。さらに、森友、加計学園問題で結論が出せずにいる中、
自民党
はこういうこと(
参議院
の定数をふやす公選法改正案)には結論を出す、
国民
にどう映るか心配だ、
国民
をなめてはいけないと
指摘
、身内の御
都合
主義に危機感を示したと報じられております。 しかし、残念ながら、きのうの本
会議
では、気が変わられたのか、定数増に
賛成
票を投じておられましたが、これが、提唱されている、
平成
のうちに行う
国会
改革の名の体をあらわすものだとしたら、多くの
国民
は望んでいない改革です。 この
参議院
議員
の定数増案については、七月十五日に公表された
世論調査
で、五六%が
反対
しており、
賛成
の二四%を倍以上も上回りました。 そして、
自民党
の
衆議院
議員
総会長を務めていた船田元
議員
が、身を切る改革を約束して進める消費税引上げを前に定数増は
国民
の理解を得られないと、
衆議院
本
会議
での
採決
を棄権いたしました。
自民党
からは全部で七名の方が何かしらの
理由
で棄権されたようです。 船田
議員
のように、
自民党
内からもおかしいことはおかしいと唱える声を上げ、ぶれずに意思を示す方もいらっしゃいます。このような良識を持つ
方々
が行った意思表示に、心からのエールを送るとともに、その
思い
が
政府
・
与党
の自浄に少しでもつながることを期待しています。 我々
国会議員
は、
国民
の
皆様
の声に対して真摯に耳を傾け、疑念を払拭するべく最大限の
努力
をする責務があります。今、各種
審議
が停滞しているのは、森友、加計問題を始めとした
安倍政権
に関係するさまざまな疑惑や不祥事に対して、
政府
・
与党
が
正面
から向き合ってこなかったことが大きな原因です。 首相は何度も、一連の問題に対して、うみを出し切ると強調されてきました。しかし、
現状
、言っていることとやっていることが全く一致いたしません。 そして、残念ながら、またしても疑惑が追加されました。 報道では、
古屋圭司
委員長
が代表を務める資金管理団体、政圭会において二〇一六年七月二十五日に開いた
政治
資金パーティー、政経フォーラムのチケットを企業、団体などに販売していた際の記録が明らかになりました。 そして、このチケット販売が記録されたノートには、パーティー券番号、企業、団体などの名称と担当者、購入を依頼してチケットを配付した枚数が記載され、実際に入金があった購入枚数の記録もあるとのことです。 さらに、ノートによると、三百十一企業、団体などに計八百枚のパーティー券の購入を依頼し、そのうち二百十八企業、団体などから、計五百九十四枚、一千八百八十八万円の入金があったと読み取れると報道されている一方、二〇一六年の収支報告書では、パーティーでの収入が六百四十二万円と記載されているとのことです。 これが事実だとすれば、法律に抵触する
可能性
があり、
政治
資金規正法を悪用した裏金づくりと疑われても仕方がありません。差額の五百四十六万円は
一体
どこに消えてしまったのでしょうか。
古屋委員長
は
与党
内からも
説明責任
を求められているようですが、こうした疑惑を持たれている以上、しっかりと
調査
をして、
国民
に対する
説明責任
を果たすべきです。この疑惑を払拭される
論理
的かつ丁寧な
説明
がなされない以上、
古屋委員長
が
議院運営委員長
として円満に
委員会運営
を行える
状況
にはありません。 多くの問題を放置し、
国会運営
を形骸化させ、
国民
の疑問に
答え
ようとしない、やましいことは隠蔽、捏造を繰り返す。今の
国会運営
は
国民
軽視と言わざるを得ませんし、これ以上、
国会
に対する
国民
の信頼を失うわけにはいきません。 こうした
観点
から見ても、
古屋委員長
は、残念ながら
議院運営委員長
としての職責を果たすことができる
状況
にはなく、
国会
の権威が傷つくばかりです。 うみを出し切るどころか、うみがふえていくばかりのこの
状況
を
改善
する意味でも、
議院運営委員会
から改革を進めていく必要がありますし、
古屋委員長
が
議院運営委員長
としての職にとどまることは許されません。
もと
より、
国会
は、
政権与党
、
首相官邸
の
下請機関
ではなく、
国権
の
最高機関
です。当然ですが、
国会
での決定は
国民生活
に重要な影響を及ぼします。 そうした中、
与野党
の
立場
を超えた
合意形成
づくりという
努力
を怠り、
強行
的な
運営
を続けるだけでは、
議会制民主主義
は根幹から崩れます。だからこそ、
法案
の
内容
はさまざまな角度から徹底的に検証し、
審議
を重ねた上で結論を出すのは当たり前のことです。
法案
審議
は、
国権
の
最高機関
をつかさどる
国会議員
一人一人に託された最重要任務の
一つ
であり、一億二千六百万
国民
の年間約百兆円の
予算
を担う
日本
国会
における
議会制民主主義
の根幹をなすものです。その
国会
が、
国民
の声を聞くことなく、
党利党略
の自己
都合
で、
国民目線
から乖離した机上の空論で
法案
を押し通したとき、結果として苦しむのは
国民
です。 しかしながら、今までの
強行
的な
国会運営
の数々は、まさに多数を占めた者のおごりと自己
都合
であり、真摯に謙虚に
国会運営
に当たるべき
職務
にありながら、それを行うことをしなかった
古屋圭司
委員長
の結果
責任
は極めて重大です。 私からは、一刻も早く正常な
国会運営
が取り戻されるように、今までるる申し上げた
改善
を行っていただくことを強く申し上げるとともに、健全な
国会運営
を求める良識ある
議員
の
皆様
におかれましては、政局のみを念頭に置いた判断ではなく、所属する党派、会派を超え、みずからの良心と正当な理念に従って、この
議院運営委員長
解任決議案
に
賛成
していただきたいと
思い
ます。 以上の
理由
から、ここに、
議院運営委員長古屋圭司
君の解任を求めます。
与野党
議員各位
の御賛同を心からお願いして、
提案
理由
の御
説明
といたします。 御清聴まことにありがとうございました。(
拍手
)
—————————————
大島理森
16
○
議長
(
大島理森
君) 討論の通告があります。順次これを許します。松本洋平君。 〔松本洋平君
登壇
〕
松本洋平
17
○松本洋平君 自由民主党の松本洋平です。 私は、自由民主党及び公明党を代表し、ただいま
議題
となりました
議院運営委員長古屋圭司
君
解任決議案
に対しまして、断固
反対
の
立場
から討論を行います。(
拍手
) 冒頭、このたびの
平成
三十年七月
豪雨
による被害につきまして、お亡くなりになられた
方々
の御冥福をお祈りするとともに、御遺族の
方々
に心から哀悼の意を表します。また、被災された
皆様
に心からお見舞いを申し上げます。 我が党は、発災後速やかに設置した対策本部にて、現地視察や
会議
を行い、取りまとめた緊急提言を、一昨日、二階幹事長より安倍総理に申入れをいたしました。公明党も、一昨日、同様に提言の申入れを行っております。
政府
におかれては、この提言に基づき、被災地の復旧復興に万全を尽くすよう要請をいたします。 さて、
議会運営
に対して強い
責任
感を持って臨み、中立公平な
立場
で円満な
委員会運営
に
努力
されてきた
古屋委員長
に対し、解任
動議
提出
という
暴挙
に出た
野党
の
行動
は全く理解ができません。
野党
諸君は、
与党
に対し、事あるごとに
党利党略
だと批判しますが、この解任
動議
こそ
野党
の
党利党略
にすぎない
行動
であると、徹底的に抗議をいたします。 一部報道で
指摘
された
政治
資金収支報告書の問題については、
古屋委員長
本人が
調査
をし、議運理事会で
説明
を行ったところであります。さらに、引き続き
調査
を継続し、
説明責任
を果たすと表明されました。
調査
に正確を期すため、ある程度の時間を要するのはいたし方のないことであります。にもかかわらず、
解任決議案
が
提出
され、
国会
審議
がとめられることは、いたずらに政局と絡めようとしているようにしか見えません。
立法府
としての
責任
を放棄することは、まさに
国会
の不作為をつくり出していると言わざるを得ず、
国民
に対しても無
責任
きわまりない行為であります。 人格的にも高潔、謙虚にして温厚な
古屋委員長
は、昨年十一月の
議院運営委員会
における就任挨拶で、
国会
の公正円満な
運営
を心がけ、
国会
の権威の向上と
議会政治
の健全な発展のために誠心誠意
努力
をする旨を述べられました。 その決意の
言葉
のとおり、
古屋委員長
は、就任以来、一
党一派
に偏らず、
与野党
の
主張
が平行線をたどった場合でも、その都度、
与野党
双方に更なる協議を求め、合意の形成に向けて妥協点の模索を促すなど、極めて丁寧な
運営
に腐心されてきたのであります。
野党
は、
委員長
の
職権
で
委員会
を
強行
したと言いますが、それは
野党
諸君が十八日間にも及び
国会
を欠席するなどしたため、
国会
の
議論
を進めるべく、やむを得ず行ったものであります。 むしろ、
古屋委員長
は、時間をかけて丁寧な
運営
を行ってまいりました。四月二十三日には、翌日の本
会議
で卸売市場法と民法の
趣旨説明
、質疑を行うことが決まりましたが、当日になって、
野党
質疑者の通告が出ていないことを憂慮し、卸売市場法の
登壇
を取りやめるという判断をなされました。 さらには、
与野党
で
主張
が折り合わない場合は、しばしば理事会を
休憩
にするという判断を下し、二十五回にも及ぶ理事会
休憩
の数は、その証左であります。 理事会派だけでなく、オブザーバーも含めて全会派の
主張
や
意見
に真摯に耳を傾け、全会派が納得できるような結論を導かれてきたのは、
野党
の皆さんの方こそ御存じなのではないでしょうか。 いわれのない、国務大臣、
常任委員長
の不信任、
解任決議案
を乱発するなど、旧態依然の日程闘争に終始し、本質的な
議論
に全く応じようとしない姿に多くの
国民
が失望していることに、どうして気がつかないのでしょうか。 我々
与党
は、難題の積み重なった内政や目まぐるしく変わる国際情勢の中で、国益を追求し、
国民生活
の安心、安全を確保するために全力を傾注しており、
党利党略
むき出しの政局や、
国民
受けを狙ったパフォーマンスにおつき合いをしている暇はありません。 以上申し上げてきましたとおり、
理由
なき本決
議案
は速やかに圧倒的多数をもって否決されるべきであると申し上げ、私の討論を終わります。(
拍手
)
大島理森
18
○
議長
(
大島理森
君) 山本和嘉子君。 〔山本和嘉子君
登壇
〕
山本和嘉子
19
○山本和嘉子君
立憲民主党
の山本和嘉子です。 私は、
立憲民主党
・市民クラブを代表して、ただいま
議題
となりました
古屋圭司議院運営委員長
解任決議案
に、断固
賛成
の
立場
で討論させていただきます。(
拍手
) まず、このたびの
大阪北部地震
及び西
日本
豪雨災害
でお亡くなりになられた
方々
に心より御冥福をお祈り申し上げますとともに、被害に遭われた
方々
に心からお見舞い申し上げます。 七月五日に発災した
豪雨災害
は、水害としては
平成
に入って最大級だと言えます。気象庁は、五日十四時の段階で、記録的な大雨となるおそれなどと発表していました。実際、五日夕方に十一万人に避難指示が出されるなど、記録的
豪雨
は各地に甚大な被害をもたらしていました。 しかし、五日夜、
自民党
は、赤坂自民亭という宴会を開催していました。特に、
出席
していた安倍総理、小野寺防衛大臣、西村官房副長官は、危機管理に対し最前線で
対応
しなければならず、酒席に参加するなど、全く危機意識はありませんでした。三日後の八日に、ようやく非常
災害
対策本部を立ち上げました。既にさまざまな
場所
で河川が氾濫し、安否不明情報が流れ、孤立して救助を待つ大勢の
人々
が確認されていました。安倍内閣の
対応
は初動から甘く、
国民
の命を軽視しているとしか思えません。 しかも、
災害対応
の先頭に立たなければならない石井国土交通大臣が、巨大
災害
の
対応
よりも、
IR
法案
、いわゆる
カジノ法案
の
参議院
での
審議
を
優先
させました。 人命と
ギャンブル
とどちらが大事なのでしょうか。
災害
のどさくさに紛れて
強行
に
審議
を行う。とても
国民
の理解を得られたものではありません。 そして、昨日可決された
参議院
の
選挙
制度
改革についてです。
選挙
制度
は
民主主義
の根幹です。
自民党
の
党利党略
とも言える六増案を押し通し、比例区に特定枠を設けるのは、合区で
選挙
区を失う同僚
議員
の救済策であり、
与党
の横暴でしかありません。 本来ならば、これらの
法案
に関して
国会
審議
を中断し、国を挙げて
災害対応
をすべきだったのではないでしょうか。 そもそも、今回の通常
国会
は、森友、加計問題など、いわゆる首相
案件
にかかわる多くの疑惑や、働き方
改革関連法案
、
カジノ法案
など、
国民生活
に直結する
重要法案
が多く存在していました。にもかかわらず、
野党
の
意見
を全く聞き入れず、数の横暴を繰り返す
与党
ばかりに目を向け、
強行
に本
会議
を開催した
古屋委員長
を断じて許すことはできません。 ましてや、先日の朝日新聞は、
古屋委員長
の事務所が、パーティー券の販売について、
政治
資金収支報告書に実際の半分程度に過少報告していた疑いがあると報道しました。しかも、それが一回でなく常態化しており、虚偽記載額も巨額になる
可能性
があると
指摘
しています。事実であれば、看過しがたい事態です。 昨日配付された
古屋委員長
の文書は全く
説明
になっていません。この疑惑を払拭する丁寧な
説明
がなされない限り、
議院運営委員長
として
国会運営
を行うことなどあり得ません。 振り返りますと、今
国会
で
古屋委員長
が
強行
に本
会議
を開催したのは、我々が把握する限り、昨日の公職
選挙
法改正案が可決された本
会議
を含め、七回に及んでいます。 一回目は、二月二十七日、まさに二〇一八年度
予算案
が
衆議院
を通過するときでした。
衆議院
予算
委員会
で
厚生労働省
の
裁量労働制
をめぐる
データ
に異常値が見つかり、それまで三年間も
政府
が
説明
していた論拠が
捏造
されていた疑いが濃厚になり、我々は、
データ
の撤回と再
審議
を申し出ました。そのとき
古屋委員長
は
職権
で本
会議
をセットし、
予算案
は
採決
されてしまいました。
裁量労働制
は結果として働き方改革
法案
から削除されましたが、
捏造
データ
による立法を認めたことは、
国民
を裏切ることであり、憲政史上まれに見る醜態ではありませんか。 二回目の三月八日と三回目の三月九日は、森友学園決裁文書改ざん問題の渦中でした。 私や妻が関係していたら総理も
国会議員
もやめると言った昨年二月の安倍総理の
国会
答弁の後、財務省の佐川前理財局長らによる公文書の改ざんや廃棄が進められたことが問題になりました。改ざんを行ったとされる近畿財務局職員がみずから命を絶つまでに至り、我々は
調査
や
説明
を求めましたが、
古屋委員長
は、安倍総理と結託するかのように、無理やり
職権
で本
会議
を開き、議事を進めようとしました。これらは、
立法府
による行
政府
への監視機能を麻痺させ、
国民
が求める真相解明を遠ざける結果となりました。 改ざんを行わざるを得ない
状況
をつくったのはさきの安倍総理の答弁であったことは、誰が見ても明らかです。
自分
の
責任
を部下に押しつけ、平気で権力の座に居座り続ける総理がこの国にもたらしている悪影響ははかり知れません。 四回目の
職権
による本
会議
開催は、セクハラ疑惑の福田淳一前財務事務次官の辞任が決まった四月二十四日、そして五回目は、
歴史
的な南北首脳会談があった四月二十七日でした。この日は、働き方関連
法案
の
審議
入りを
職権
で決めました。大きなニュースに紛れて
国会
での追及を隠そうとする作戦だったと言わざるを得ません。 このころ、加計学園獣医学部問題に関し、柳瀬元首相秘書官が追及を受けていました。愛媛県文書に柳瀬氏が首相
案件
であると述べたことなどが発覚した後、
参考
人招致で柳瀬氏は、
自分
が勝手に動いた話であると
説明
しました。 愛媛県の文書では、安倍総理と加計理事長とが二〇一五年二月に面談し、獣医学部いいね
発言
があったと記録していたにもかかわらず、
政府
側は、愛媛県職員がうそを言っていると否定し続けました。
反対
に、加計氏は記者会見で、学園の事務局長が県にうそを伝えたと
説明
しました。総理も加計氏との面会を否定しました。コメントする
立場
にないと繰り返し、一国のトップの
発言
が
捏造
されたということに、安倍総理は怒っても不思議ではないのに、まるで人ごとということが、あり得ないと
思い
ました。
国権
の
最高機関
である
国会
において、
責任
を持って公正かつ円満に
議会運営
を全うするのが
議院運営委員長
の
役割
です。しかし、
古屋委員長
は、
職権
での本
会議開会
を
強行
し、総理が疑惑の追及から逃げ切ることに協力しました。結果として、
国会
を安倍総理にそんたくする
下請機関
であるかのようにおとしめた
責任
は重大であります。 六回目は、五月二十二日。
古屋委員長
は、
カジノ
を含む
IR実施法案
の
審議
入りを
職権
で決定しました。
我が国
の
歴史
の中で、刑法で
禁止
されてきた
賭博
を合法化する
法案
です。
カジノ
を
運営
できるノウハウを持つのは実質的に海外企業だけと言われている中、
政府
が経済対策として一方的に進める姿は、到底納得できるものではありません。依存症対策も曖昧で、十分な
審議
もなされないまま、
衆議院
を通過してしまいました。 このように、
古屋委員長
が
職権
で
強行
した本
会議
は、
データ捏造
による働き方改悪、森友文書の改ざん隠し、財務官僚のセクハラ、加計追及逃れ、そして
ギャンブル
法案
と、
安倍政権
の醜悪な数々の問題を覆い隠し、さらには、
強行採決
、
審議
不十分などを繰り返しました。
古屋委員長
の
安倍政権
を守ることに徹した
国会運営
は、
国会
の権威と信頼を大きく失墜させたのです。 本来ならば、
与野党
が建設的な
議論
を重ねていくのが
国会
のあるべき姿であります。その
責任
は、
政府
・
与党
、そして、
国会
で
議長
、副
議長
に次いで権威のある
立場
とされている
議院運営委員長
にあるのではないでしょうか。
政府
が許しているうそと改ざんなどが当たり前にまかり通る世の中になり、
議院運営委員長
までがスキャンダルに見舞われる事態。こんなことが続けば、
民主主義
は機能しなくなります。今の
国会
はそのような危機に瀕しているのではありませんか。そんな
国会運営
を行ってきた
古屋圭司議院運営委員長
のその
責任
は極めて重いと言えます。 そのことを申し上げて、
古屋圭司議院運営委員長
解任決議
に断固
賛成
の討論とさせていただきます。 御清聴ありがとうございました。(
拍手
)
大島理森
20
○
議長
(
大島理森
君) 牧義夫君。 〔牧義夫君
登壇
〕
牧義夫
21
○牧義夫君
国民
民主党の牧義夫でございます。 私は、
国民
民主党・無所属クラブを代表して、ただいま
議題
となりました
議院運営委員長古屋圭司
君
解任決議案
につきまして、
賛成
の
立場
で討論を行います。(
拍手
) 討論に先立って、このたび西
日本
を中心に広範囲かつ激甚な被害をもたらした今回の
豪雨災害
の中で犠牲になられた
皆様方
に心から哀悼を申し上げ、そして、
生活
の基盤を失って、この酷暑の中で今再建に向けて頑張っておられる
皆様方
、我々
野党
の
立場
からもしっかり支援をしてまいることを改めてお誓いを申し上げさせていただきたいと
思い
ます。 憲政史上、今ほど
立法府
と行
政府
との関係が揺らいだ時期は見当たらないのではないでしょうか。 森友学園、加計学園疑惑では、行政がゆがめられ、私物化されたばかりか、
国会
での虚偽答弁、資料の隠蔽、さらには公文書の改ざんという、行
政府
としてあるまじき犯罪的行為が組織的に行われてきたことが明らかになりました。
国権
の
最高機関
である
国会
に対してこのような犯罪的行為に手を染めた財務省の罪は、万死に値すると言うほかありません。
国会
の権威がおとしめられる中、
議院運営委員長
に求められたのは、まず何よりも行
政府
の引締め、
立法府
と行
政府
との関係の正常化でした。しかし、
古屋委員長
にはそのような意識がなかったのでしょう、まるで行
政府
の
下請機関
であるかのように、強権的な
国会運営
によって、ただ単に内閣
提出
法律案
を通すだけという
仕事
ぶり
に徹してきました。 このような
古屋委員長
の
姿勢
は、
国権
の
最高機関
である
国会
の
議院運営委員長
にはおよそふさわしくないものであり、まさに解任に値すると言わざるを得ません。 以下、本決
議案
に
賛成
する
理由
を具体的に申し述べます。 第一に、
古屋委員長
は、今
国会
、何度も
委員長職権
を濫用し、強権的な
国会運営
を行ってきました。
与野党
の合意なく
法案
の
審議
入りを決め、あるいは本
会議
趣旨説明
を省略して
法案
の
委員会
付託を決め、さらには
強行採決
が行われた
法案
の本
会議
上程を
強行
するなどの一方的な
職権
行為は、先ほど七回とありましたけれども、もっとたくさんあったと私は記憶をいたしております。 働き方
改革関連法案
や
カジノ法案
といった
国民
的関心が極めて高い
重要法案
について、
議院運営委員長
として徹底的に
審議
を尽くせと指導するどころか、先頭に立って強権的な
国会運営
を主導する始末です。 第二に、
議院運営委員長
として財務省の公文書改ざん事件等に何ら指導力を発揮せず、
国会
の権威がおとしめられる事態を手をこまぬいて傍観したことです。 今回の事件は、憲政史上に残る重大な
政治
的事件であり、財務省解体論に発展してもおかしくない一大事であります。このような事件の再発を防ぐためにも、行
政府
に対し、
国会
として厳正な
対応
をとる必要があるのは言うまでもありません。しかし、
古屋委員長
は
一体
何をなされたのでしょうか。 我々はまた、
予算
委員会
等において山積する内外の重要課題を
議論
するため、森友学園、加計学園疑惑については特別
委員会
を設置して真相究明を進めるべきだと
提案
しましたが、
古屋委員長
はこれを一顧だにしませんでした。
古屋委員長
には、
国権
の
最高機関
の要職を担う
姿勢
が欠如していると言わざるを得ません。 第三に、
古屋委員長
をめぐり、
政治
資金にかかわる疑惑が浮上したことです。
政治
倫理綱領には、我々
国会議員
は、
国民
の信頼に値するより高い倫理的義務に徹すべきことが明記されています。もちろん、これは全ての
国会議員
に当てはまることでございますが、正副
議長
を始め
議院運営委員長
等の院の要職を担う
議員
には、一般の
議員
よりも更に高い倫理的義務があることは言うまでもありません。 今回の報道では、
古屋委員長
がパーティー券収入を過少申告していた疑いがあるとして、複数の事務所
関係者
の証言と詳細な販売
実態
を記録した裏帳簿のコピーがあるとされております。これに対し、
古屋委員長
の反論は、具体的な証拠もなく、全く説得力に欠けています。 いやしくも
議院運営委員長
が
政治
資金にかかわる疑惑を持たれたまま
国会運営
の重責を担うということがあれば、憲政史上に汚点を残すことになります。疑惑を晴らすことができないのであれば、
解任決議
を待つことなく、みずから職を辞するのが
政治
家の矜持ではないでしょうか。 以上申し述べたように、
古屋圭司
君は
議院運営委員長
としては全く不適格であることが明白であり、本決
議案
に
賛成
するものであります。古屋
議院運営委員長
を速やかに解任し、行
政府
に対して厳正な
対応
をとる人物を後任として選び、地に落ちた
国会
の権威を回復することが我々に課された任務であるということを
与党
の皆さんにも申し上げ、討論を終わります。(
拍手
)
大島理森
22
○
議長
(
大島理森
君) 塩川鉄也君。 〔塩川鉄也君
登壇
〕
塩川鉄也
23
○塩川鉄也君 私は、
日本
共産党を代表して、ただいま
議題
となりました
古屋圭司議院運営委員長
の
解任決議案
に
賛成
の討論を行います。(
拍手
) 第一に、今
国会
の
運営
で問われたのは、
安倍政権
が引き起こした、改ざん、
捏造
、隠蔽、圧力、セクハラ、シビリアンコントロールの崩壊という、
我が国
の
民主主義
の土台を根底から突き崩す異常事態に対して、
国権
の
最高機関
である
国会
が
政府
監視の機能を果たすかどうかでありました。 とりわけ、
国会
に対し、改ざん、
捏造
された資料が
提出
され、虚偽の答弁が行われた疑惑を解明し、
国会
審議
の前提を回復することが
国民
の負託を受けた
国会
の果たすべき
使命
でありました。 ところが、
古屋委員長
は、疑惑の解明に
ふた
をする安倍
政権与党
に唯々諾々と従い、森友学園公文書改ざん事件の解明を拒否し、加計学園首相
案件
事件の究明に背を向け、イラクや南スーダンの自衛隊日報の隠蔽問題も放置したのであります。 一国の総理が
国会
で虚偽の答弁を行い、公文書の改ざんが放置されるなら、およそ
議会制民主主義
は成り立ちません。
議院運営委員長
という
国会運営
のかなめの職にありながら、
国会
を冒涜する
安倍政権
に追従し、
国会
の権威を失墜させてきた
古屋委員長
の
責任
は、極めて重いと言わざるを得ません。 第二に、
古屋委員長
は、
与野党
の合意に基づく公正円満な
運営
を幾度となく踏みにじり、
政府
・
与党
言いなりで、悪法の
強行
に加担してきたことであります。 今
国会
の総
予算
議決の本
会議
立てに始まり、
委員長職権
が二十回に及んだことに、そのことがはっきりと示されています。 子ども・子育て支援法は、本
会議
の
趣旨説明
、質疑を
与党
単独で行い、
委員会
審議
も
与党
単独で行い、本
会議
採決
も
与党
単独で
強行
し、
野党
の
審議
権を一切奪って
法案
を
強行
可決したのであります。この前代未聞の
暴挙
に本
会議
の
職権
開会で加担した
古屋委員長
の
責任
は免れません。 さらに、今
国会
の
安倍政権
の目玉
法案
であった働き方改革
法案
は、
法案
の出発点の
労働
時間
調査
の
捏造
が発覚し、
法案
の根底が崩れているにもかかわらず、本
会議
を
職権
で開き、
与党
だけで質疑を行い、
野党
の本
会議
質疑権を奪ったのであります。 終盤
国会
では、多くの
国民
が
反対
している
カジノ法案
の
審議
入りを推し進めるため、
古屋委員長
は、
カジノ法案
の露払いとなった
ギャンブル依存症
対策
法案
の
委員会
付託を
強行
しました。そして、
カジノ法案
の本
会議
質疑も
強行
し、本
会議
採決
も
強行
したのであります。 昨日は、全ての
野党
が
反対
している中で、
職権
で本
会議
を開き、
自民党
による
党利党略
のきわみである参院
選挙
制度
法案
の
採決
を
強行
しました。 最初から最後まで
職権
で本
会議
立てし、数々の
法案
を
委員会
へ
強行
付託し、悪法の
審議
促進に手をかした
古屋委員長
の
責任
は重大であります。 第三に、
古屋委員長
が、みずからの
政治
資金パーティー収入の過少申告疑惑について全く
説明
できないことであります。
政治
資金規正法は、
議員
活動が
国民
の疑惑を招くことのないよう、事実を記載し、
政治
資金の収支を公開することで、
国民
の不断の監視と批判の
もと
に行われ、これをもって
民主政治
の健全な発達に寄与することを目的としています。
議会運営
のかなめの任を担い、他の
議員
の模範となるべき
古屋委員長
が、
国民
と
国会
に納得のいく
説明
を行わないことは、
民主主義
の健全な発展に極めて重大な問題をもたらすものと言わざるを得ません。 このように、悪法の成立に加担し、
議会制民主主義
を踏みにじって恥じない
古屋委員長
は、もはやその職責を果たし得ないことは明白であります。 以上、古屋議運
委員長
解任決議案
に
賛成
の討論を終わります。(
拍手
)
大島理森
24
○
議長
(
大島理森
君) これにて討論は終局いたしました。
—————————————
大島理森
25
○
議長
(
大島理森
君)
採決
いたします。 この
採決
は記名投票をもって行います。 本決
議案
に
賛成
の諸君は白票、
反対
の諸君は青票を持参されることを望みます。——議場閉鎖。 氏名点呼を命じます。 〔参事氏名を点呼〕 〔各員投票〕
大島理森
26
○
議長
(
大島理森
君) 投票漏れはありませんか。——投票漏れなしと認めます。投票箱閉鎖。開票。——議場開鎖。 投票を計算させます。 〔参事投票を計算〕
大島理森
27
○
議長
(
大島理森
君) 投票の結果を事務総長から報告させます。 〔事務総長報告〕 投票総数 四百四十九 可とする者(白票) 百三十二 否とする者(青票) 三百十七
大島理森
28
○
議長
(
大島理森
君) 右の結果、
議院運営委員長古屋圭司
君
解任決議案
は否決されました。(
拍手
)
—————————————
辻元
清美
君外六名
提出
議院運営委員長古屋圭司
君
解任決議案
を可とする
議員
の氏名 阿久津 幸彦君 阿部 知子君 青柳 陽一郎君 荒井 聰君 池田 真紀君 石川 香織君 生方 幸夫君 枝野 幸男君 尾辻 かな子君 大河原 雅子君 逢坂 誠二君 岡島 一正君 岡本 あき子君 落合 貴之君 海江田 万里君 神谷 裕君 亀井 亜紀子君 川内 博史君 菅 直人君 近藤 昭一君 櫻井 周君 篠原 豪君 末松 義規君 高井 崇志君 高木 錬太郎君 辻元
清美
君 手塚 仁雄君 中谷 一馬君 長尾 秀樹君 長妻 昭君 西村 智奈美君 長谷川 嘉一君 初鹿 明博君 日吉 雄太君 福田 昭夫君 堀越 啓仁君 本多 平直君 松田 功君 松平 浩一君 道下 大樹君 宮川 伸君 村上 史好君 森山 浩行君 矢上 雅義君 山内 康一君 山尾 志桜里君 山川 百合子君 山崎 誠君 山花 郁夫君 山本 和嘉子君 横光 克彦君 吉田 統彦君 早稲田 夕季君 青山 大人君 浅野 哲君 伊藤 俊輔君 泉 健太君 稲富 修二君 今井 雅人君 小熊 慎司君 大島 敦君 大西 健介君 岡本 充功君 奥野 総一郎君 吉良 州司君 城井 崇君 岸本 周平君 源馬 謙太郎君 小宮山 泰子君 後藤 祐一君 近藤 和也君 斉木 武志君 階 猛君 篠原 孝君 下条 みつ君 白石 洋一君 関 健一郎君 玉木 雄一郎君 津村 啓介君 西岡 秀子君 原口 一博君 平野 博文君 古川 元久君 古本 伸一郎君 前原 誠司君 牧 義夫君 緑川 貴士君 森田 俊和君 山岡 達丸君 山井 和則君 柚木 道義君 渡辺 周君 安住 淳君 江田 憲司君 大串 博志君 岡田 克也君 金子 恵美君 黒岩 宇洋君 玄葉 光一郎君 田嶋 要君 中川 正春君 中村 喜四郎君 野田 佳彦君 広田 一君
もと
むら賢太郎君 赤嶺 政賢君 笠井 亮君 穀田 恵二君 志位 和夫君 塩川 鉄也君 田村 貴昭君 高橋 千鶴子君 畑野 君枝君 藤野 保史君 宮本 岳志君 宮本 徹君 本村 伸子君 玉城 デニー君 照屋 寛徳君 吉川 元君 青山 雅幸君 赤松 広隆君 井出 庸生君 小川 淳也君 柿沢 未途君 菊田 真紀子君 佐藤 公治君 重徳 和彦君 樽床 伸二君 寺田 学君 中島 克仁君 鷲尾 英一郎君 否とする
議員
の氏名 あかま 二郎君 あき
もと
司君 あべ 俊子君 安倍 晋三君 逢沢 一郎君 赤澤 亮正君 秋葉 賢也君 秋本 真利君 麻生 太郎君 穴見 陽一君 甘利 明君 安藤 高夫君 安藤 裕君 井野 俊郎君 井上 貴博君 井林 辰憲君 伊東 良孝君 伊藤 信太郎君 伊藤 忠彦君 伊藤 達也君 伊吹 文明君 池田 道孝君 池田 佳隆君 石川 昭政君 石崎 徹君 石田 真敏君 石破 茂君 石原 伸晃君 石原 宏高君 泉田 裕彦君 稲田 朋美君 今枝 宗一郎君 今村 雅弘君 岩田 和親君 岩屋 毅君 うえの賢一郎君 上杉 謙太郎君 上野 宏史君 江崎 鐵磨君 江渡 聡徳君 江藤 拓君 衛藤 征士郎君 遠藤 利明君 小倉 將信君 小此木 八郎君 小里 泰弘君 小田原 潔君 小野寺 五典君 小渕 優子君 尾身 朝子君 越智 隆雄君 大岡 敏孝君 大串 正樹君 大隈 和英君 大塚 高司君 大塚 拓君 大西 英男君 大西 宏幸君 大野 敬太郎君 大見 正君 岡下 昌平君 奥野 信亮君 鬼木 誠君 加藤 鮎子君 加藤 勝信君 加藤 寛治君 梶山 弘志君 勝俣 孝明君 門 博文君 門山 宏哲君 金子 俊平君 金子 万寿夫君 金子 恭之君 金田 勝年君 上川 陽子君 神谷 昇君 神山 佐市君 亀岡 偉民君 鴨下 一郎君 川崎 二郎君 河井 克行君 河村 建夫君 神田 憲次君 神田 裕君 菅家 一郎君 木原 誠二君 木原 稔君 木村 次郎君 木村 哲也君 木村 弥生君 城内 実君 黄川田 仁志君 岸 信夫君 岸田 文雄君 北川 知克君 北村 誠吾君 工藤 彰三君 国光 あやの君 熊田 裕通君 小泉 進次郎君 小泉 龍司君 小島 敏文君 小寺 裕雄君 小林 茂樹君 小林 鷹之君 小林 史明君 古賀 篤君 後藤 茂之君 後藤田 正純君 河野 太郎君 高村 正大君 國場 幸之助君 左藤 章君 佐々木 紀君 佐藤 明男君 佐藤 ゆかり君 齋藤 健君 斎藤 洋明君 坂井 学君 坂本 哲志君 櫻田 義孝君 笹川 博義君 塩崎 恭久君 塩谷 立君 繁本 護君 柴山 昌彦君 下村 博文君 白須賀 貴樹君 新谷 正義君 新藤 義孝君 菅 義偉君 菅原 一秀君 杉田 水脈君 鈴木 馨祐君 鈴木 俊一君 鈴木 淳司君 鈴木 貴子君 鈴木 憲和君 鈴木 隼人君 関 芳弘君 田所 嘉徳君 田中 和徳君 田中 英之君 田中 良生君 田野瀬 太道君 田畑 毅君 田畑 裕明君 田村 憲久君 平 将明君 高市 早苗君 高木 啓君 高木 毅君 高鳥 修一君 高橋 ひなこ君 竹下 亘君 竹本 直一君 武田 良太君 武部 新君 武村 展英君 橘 慶一郎君 棚橋 泰文君 谷 公一君 谷川 とむ君 谷川 弥一君 津島 淳君 辻 清人君 土屋 品子君 寺田 稔君 とかしきなおみ君 冨樫 博之君 渡海 紀三朗君 土井 亨君 冨岡 勉君 中曽根 康隆君 中谷 元君 中谷 真一君 中根 一幸君 中村 裕之君 中山 展宏君 中山 泰秀君 長尾 敬君 長坂 康正君 二階 俊博君 丹羽 秀樹君 西田 昭二君 西村 明宏君 西村 康稔君 西銘 恒三郎君 額賀 福志郎君 根本 匠君 根本 幸典君 野田 聖子君 野田 毅君 野中 厚君 葉梨 康弘君 萩生田 光一君 橋本 岳君 馳 浩君 鳩山 二郎君 浜田 靖一君 林 幹雄君 原田 憲治君 原田 義昭君 百武 公親君 平井 卓也君 平口 洋君 平沢 勝栄君 福井 照君 福田 達夫君 福山 守君 藤井 比早之君 藤丸 敏君 藤原 崇君 船田 元君 船橋 利実君 古川 康君 古川 禎久君 古田 圭一君 古屋 圭司君 穂坂 泰君 星野 剛士君 細田 健一君 細田 博之君 堀井 学君 堀内 詔子君 本田 太郎君 牧島 かれん君 牧原 秀樹君 松島 みどり君 松野 博一君 松本 純君 松本 剛明君 松本 文明君 松本 洋平君 三浦 靖君 三谷 英弘君 三ッ林 裕巳君 三ッ矢 憲生君 三原 朝彦君 御法川 信英君 宮内 秀樹君 宮川 典子君 宮腰 光寛君 宮澤 博行君 宮路 拓馬君 宮下 一郎君 武藤 容治君 務台 俊介君 宗清 皇一君 村井 英樹君 村上 誠一郎君 望月 義夫君 茂木 敏充君 盛山 正仁君 森 英介君 森山 裕君 八木 哲也君 簗 和生君 山際 大志郎君 山口 俊一君 山口 泰明君 山口 壯君 山下 貴司君 山田 賢司君 山田 美樹君 山本 公一君 山本 幸三君 山本 拓君 山本ともひろ君 吉川 貴盛君 吉野 正芳君 義家 弘介君 和田 義明君 若宮 健嗣君 渡辺 孝一君 渡辺 博道君 赤羽 一嘉君 井上 義久君 伊佐 進一君 伊藤 渉君 石井 啓一君 石田 祝稔君 稲津 久君 浮島 智子君 江田 康幸君 大口 善徳君 太田 昭宏君 太田 昌孝君 岡本 三成君 北側 一雄君 國重 徹君 佐藤 茂樹君 佐藤 英道君 斉藤 鉄夫君 高木 美智代君 高木 陽介君 竹内 譲君 遠山 清彦君 富田 茂之君 中野 洋昌君 浜地 雅一君 濱村 進君 古屋 範子君 桝屋 敬悟君 鰐淵 洋子君 足立 康史君 井上 英孝君 浦野 靖人君 遠藤 敬君 串田 誠一君 下地 幹郎君 杉本 和巳君 谷畑 孝君 馬場 伸幸君 丸山 穂高君 森 夏枝君 細野 豪志君 ————◇—————
大島理森
29
○
議長
(
大島理森
君) 本日は、これにて散会いたします。 午後五時十九分散会 ————◇—————
出席
国務大臣 国務大臣 小此木八郎君