○中野
委員 ありがとうございます。
専門職
大学、先ほどお話もございましたけれども、やはりそれぞれの
地域資源を生かすという意味では、例えば食であるとかあるいは観光みたいな、
地元でまさにやっていこうとする
取組と非常に
連携をしやすい
分野かなとも思います。
ですので、これから、新しい
制度でございますので、どういう形で新しくできているものを認めていくのか、あるいは支援をしていくのか、まさにこれからスタートする
分野であるというふうに思いますので、
文部科学省としてぜひしっかりと応援をしていただければというふうに思いますので、重ねて
お願いを申し上げます。
続きまして、
大学改革、少し総論的な部分になってしまうんですけれども、全体の
方向性について、ぜひ
大臣の方にお
伺いをしたいというふうに思うんです。
今、
日本の
大学の抱える
課題というのは、いろいろな
観点からさまざまな御
意見がございまして、例えば、トップ層というか、
日本の国際競争力ということから考えますと、今、中国ですとかアジアのさまざまな
大学、世界のランキングで見ましても、論文、あるいはこうした数で見ましても、どんどんすごい勢いで伸びてきている。
日本も頑張ってはいるんだけれども、しかし、横ばいというか、頑張ってはいるんだけれども、しかし、ほかの伸びについていけていない。そういう意味では、相対的に、こうした国際競争力という意味で、地位が低下をしているんじゃないのか、こういう御指摘もございます。
もう一つは、先ほど私からお話をさせていただいたような、まさに少子化の中で、そもそも
大学をどうやって存続させていくのか、こうした問題もあるかというふうに思います。
私、もう一つ気になっておりますのが、今でも既に
大学は、希望すればほぼ全員入れるというか、全入
時代というふうにも言われておりますけれども、希望した方がほとんど入れるような状態の中で、
教育の質というか
大学の質を果たして担保していけるんだろうか、こういう問題意識も持っておりまして、ある程度倍率があるということでありますれば、そこの入学選抜ということで、入ってくる
学生の質というものは保証はできるというふうに思いますし、今まで
日本の
大学というのはそういうことをしてきたんだというふうにも感じますけれども、しかし、少子化の
時代になってきている。
そして、今、
高校、
大学の接続
改革というのも、ずっとそういう問題意識の中で進めておられるというふうには思いますけれども、少子化をしていく中で、そして、希望者がほとんど入れるという中でどうやって質を
確保していくのか、これは非常に大きな
課題ではないかなというふうに思います。
私も聞きますと、質を保つために、ある程度定員の数を、昔に比べてやはり下がってきているなというふうな感覚もございまして、高等
教育というものを受けることによって
学生が、では、ここの
大学で多くのことを学んでいろいろな自分の
実現したいことを
実現していける、こういう
環境をどうやって高めていけばいいのか。いろいろな
大学がある中で、そして、これからまさに高等
教育の
無償化のような議論もございまして、そうした議論をする中で、では、どうやって質の保証というのを行っていくのかということが非常に難しい
課題になってくるんじゃないかな、こういうことを常々感じております。
少し大きな話になってしまいますけれども、今後の
大学改革、これをどのように進めていかれるのかということにつきまして、ぜひ
大臣から答弁いただきたいと思います。