○
近藤(和)
委員 石川県能登半島の
近藤和也でございます。
きょうは、大和堆における北朝鮮船籍の違法操業問題について議論をしていきたいと思います。どうかよろしく
お願いいたします。
質問に入らせていただく前に、齋藤
大臣、お久しぶりでございます。勝手ながら、二〇〇九年当選同期ということで、私は当時、与党側で座っていました。そして、
大臣は野党側で、直球勝負ということで、正々堂々と建設的な議論をされておられたことを本当に強く私は記憶をしています。今、責任ある立場になられておられるということは、それこそ、私は、
大臣を評価しているという組織は、その姿勢そのものは評価をしたいというふうに思っています。一次産業のためにしっかりと頑張っていただければと思います。どうかよろしく
お願いいたします。
そして、この私の選挙区の中で、能登町の小木というところがございます。かつては
日本一、今でも
日本一という誇りはありますが、イカ釣り船の港でございます。
先週にも、イカす会といいまして、いかす人たち、いかすやつらとイカをかけまして、イカす会というイベントが毎年されています。その一週間後に大体イカ釣り漁に出るんですけれども、そのイベントの皆様の生き生きとした姿、やはりこの業、なりわい、水産業、
農業もそうですけれども、なりわいそのものが本当に
地域の文化なんだなというふうにも思います。先週のイベントのときにも、来年も再来年もこういうイベントが続けられるように、今の問題をちゃんと
解決してくれと強く言われたところでもあります。
ところで、黒づくりなど食べられたことはあるでしょうか。イカの黒づくり、墨が入っている本当においしいものなんですけれども、これがもっともっと広まればお米の消費も広がるのになというふうに思いますけれども。
あとは、めがらすという食べ物があります。これもぜひとも食べていただきたいと思いますが、めがらすというのはイカの口ですね。一杯に
一つしかない、ビー玉ぐらいのものなんですが、これを煮たり焼いたり揚げたり、これは絶品でございます。
これは法的上許されるかわからないですが、もしどちらも食べたことがないということであれば、事務所にお送りしたいと思いますので、お食べいただければと思います。よろしく
お願いいたします。
それでは、本題に入りたいと思います。
今回の違法操業問題に関しては、水産庁そして海上保安庁とも頑張っていただいています。そのことは、私は、去年から、おととしから進展してきているということは感謝を申し上げたいと思います。
そして、先週の段階で、先手必勝ということで、前もって大和堆に行って、北朝鮮の船を追い払ったということも連絡をいただいています。この
取組に感謝を申し上げたいと思います。
そして、その上でですが、やはり心配があります。この表の一ですが、これは六十年のチャート、下は三十年のチャートです。やはりイカの漁獲高はかなり減ってきています。そして、下のチャートのこのピンクの線は、これは価格ということでございます。去年、おととしのこの漁獲高はかなり急減していますが、価格がほぼ倍になっているということで、何とかかんとか、苦しいけれども、収入は減っているけれどもやりくりしているというのが
現状です。そして、去年、おととしでいけば原油価格も下がっていましたから、去年、おととしは、苦しかったけれども何とか乗り越えられたというのが実態でございます。
ただ、価格の高騰によって結果としてなりわいが維持できるというのは、これは望ましい姿ではありません。消費も減ってしまいますし、水産加工業者の方も本当に青息吐息。大変厳しい
状況でもございます。そして今は、この一週間ばかりは原油価格は下がっていますが、この一年間ではかなり急騰しているというような
状況でございます。
この
状況を踏まえて、今、
大臣の御所見を伺いたいと思います。