○金子(俊)
委員 自由民主党の金子俊平でございます。
身長が高過ぎて、マイクが少し低く感じられますけれども、どうぞよろしく
お願いをいたします。また、今回、
質問の
機会を賜りまして、
理事の
皆様方を始め、本当にありがとうございます。
私の選挙区は岐阜第四選挙区、
全国でも四番目、本州でも二番目に大きい選挙区、言いかえれば、それだけほとんどが中山間地、そういった
地域でございます。
国の政策自体は、以前よりも我々中山間地に非常に間口を広げていただいている、ありがたいなという反面、一方で、まだまだ不安感というものは抱えているんだなというふうに
思います。
その要因としては、国際競争力の向上、強い
農業づくり、担い手への土地集積とかとか、非常にポジティブな政策を推し進めていただいておりますけれども、一方で、いかにして
農業を守っていくのか、また、どうやって
農村を次世代につなげていくのか、そういった局面にある我々の
地域にとってみれば、素直にそれに乗れないのが現状なんだろうなというふうに
思います。
我々の
地域から見れば、政策の本流というのは土地利用型であります。もっと言えば、稲作は平たん
地域、畜産は九州もしくは
北海道を見た政策なのかなという感が非常に強いというふうに思っております。
一例を挙げれば、私のふるさと、岐阜県飛騨
地域の
水田の一筆の平均は約七アールでございまして、集積で担い手が強化されるというよりは、むしろ高齢者から懇願されて耕作を請け負わざるを得ないという
状況に近いのかなというふうに思っておりまして、政府の言う集積とは少し違う
状況にあるのではないか、そういうふうに思っております。
ぜひ、強い
農業づくりに特化した一極集中の政策ではなくて、政策の多様性、柔軟性、また、平たん
地域と我々のような中山間地の、
地域を明確に区分した政策を望みますし、もっと言えば、中山間地という
地域にも、中山間地という言葉では一くくりにできないようないろんな
地域がある、そういうことを踏まえた政策づくりをしていただきたいというふうに
思います。
それらの
状況を踏まえて、
質問に入らせていただきます。
農水省は、農地中間管理機構、二〇二三年度までに八〇%、担い手への集積を達成される、そういう目標を掲げていただきました。
中山間地では、
農業者の高齢化がますます加速をしておりまして、耕作を続けることが困難な
地域が続出をしております。そもそも、私の
地域にも多い
状況でありますけれども、不利な農地においては耕作を引き受けていただく担い手を探すのが非常に困難をきわめておりまして、実際、そのまま耕作放棄につながっている
地域も多いんだというふうに思っております。
そこで、
齋藤大臣にお伺いをいたします。
所信で、五四%まで達成をされたというふうにおっしゃっていただきました。さらなる集積化を進めるに当たって、今度は、生産条件の悪い中山間地がまずは鍵を握っているのではないのかなというふうに
思いますけれども、八割達成に向けてどのようなアクションを起こされるのか、またどのようなお
考えがあるのか、御教授を賜りたいと
思います。