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太田(昌)
委員 ありがとうございます。さまざまかかわっていただければというふうに思います。
大変に、やはり
地域の足でございますので、高校生あるいは高齢者が必要としている路線でもあります。やはり一気に車両の更新時期が来てしまうんですね。そういう中にあって、一生懸命
経営も頑張っておりますが、さまざまなノウハウ、あるいは、そこに至る、更新に向けてのさまざまなこれまでの経験の蓄積等々、どうか相談にかかわってやっていただいて、
地域の足が永続的に使い続けていけるように御指導いただきますよう、これはまた重ねて
お願いをしておきたいというふうに思います。
さて、定住自立圏についてちょっとお話をさせていただきたいというふうに思います。
定住自立圏につきましては、実は私、総務
委員会でちょっと
質問をさせていただきましたが、創生特別
委員会の中で認識をもし共有いただければという思いの中で、もう一回ちょっと話をさせていただきたいと思います。
地域の定住を促す事業として、連携中枢都市圏、これは中核市等々が中心になりますが、連携中枢都市圏の形成、あるいは定住自立圏、これは五万人以上の市を中心とした
地域の
活性化を行うという定住自立圏、さらに、小さな拠点を中心とした集落ネットワーク圏の形成、こんなものがございます。
さきに確認をしましたところ、これは二十八年の十月一日時点だということでしたけれども、まさに、五年経過した定住自立圏の、形成した圏域が五十圏域ある、五十圏域の社会
人口動態を取りまとめたら、六圏域では社会増になったというんですね。三十五圏域では、
取組前に比べて社会減が想定よりも縮小しているというような結果が出たと。つまり、五十のうち、四十一圏域で
人口減少に歯どめをかけた、若しくは増に変わったというような実績がある。今は協定圏域を百十圏域から百四十まで目指すというような方針も聞いております。
そういう
意味では、大変にすぐれた
取組でありまして、さらに、そういう中で柔軟な対応もしていただいております。
複眼型中心市ということで、一市で例えば五万人いなくても、二つの市を重ねて五万いれば対応できますよとか、若しくは、合併して今は一市になっちゃったんだけれども、昔は町村の集まりだったというようなところなんかも、そこは圏域と認めて支援をするとか、大変に柔軟な対応を行っていただいている。若干少なくてもやってあげようみたいなところもあるようでございます。そういう
意味では、ありがたい
制度でもありますし、長野県でも随分とお世話になっております。
ただ、残念ながら、それにも該当しない
地域というのがございまして、私の
地元では二つあるんです。
大町市というところを中心とした一市四町村では、これは今、北アルプス連携自立圏というのを形成していますが、残念ながら、大町市は二万八千人しかおりません。ただ、エリアの面積は千百キロ平方メートルもあります。そんな中で、県独自で支援をしながら、若者交流、結婚支援事業であったり、移住交流事業、あるいは圏域マネジメント能力の強化などに取り組んでいます。
もう
一つ、木曽
地方。これは、圏域全体で二万八千人しかいません。しかし、エリアは千五百五十平方キロもあります。長野県というのは山で分断されていますので、地図上の隣というわけにはいかないんですね。そんな中で、やはり
地域の中で助け合っている。ただ、そういう中で、やはりこういう対応にならない、だから県が単独で何とか応援をしているけれども、一生懸命その
地域の中で助け合いながらやっているというのが実情でございます。
伺いたいのは、さっき言ったとおり、大都市には連携中枢都市圏がある。あるいは、中規模というか五万人程度の市を中心とした定住自立圏がある。もっと小さな、小さな拠点と言われるところには集落ネットワーク圏の形成みたいなところがある。残念ながら、その間にあるところ、一番財政力が弱いようなところがすっぽりとあいちゃっているというようなところがあるわけでございます。
前回ももうこれは
質問したわけでございますが、どうか、要件の
緩和と、あるいは、同様の支援のみならず、何か応援できる
制度、仕組み、そんなものを考えていただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。