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井上(一)
委員 希望の党の
井上一徳です。
本日は、主に、
日本に滞在する外国人の方々に向けての
公共放送の
あり方、これについて
質問させていただきたいと
思いますけれども、冒頭、まず、二〇二〇年の大河ドラマに明智光秀を主人公とする「麒麟がくる」、これが決定されまして、地元でも大変喜んでおります。地元
関係者、京都北部、中部、大変盛り上がっております。観光、これを活性化していきたい、多くの人を呼びたい、こういうことで盛り上がっておりますので、地域振興の
観点から、
NHKとしてもいろいろ御配慮、御支援、ぜひよろしく
お願いしたいと
思います。
それでは、本題の、
日本に滞在する外国人に向けての
公共放送の
あり方、これについて、
NHKに
質問させていただきたいと
思います。
平成二十九年の在留外国人数、二百五十六万人となっております。五年前は、
平成二十四年、二百三万人でしたので、五十三万人の増加ということであります。そのうち外国人の労働者の人数は、
平成二十九年で百二十八万人、五年前、同じ
平成二十四年は六十八万人でしたので、ほぼ二倍の大幅な増加になっているということであります。それから、外国人技能実習生、これについては、
平成二十九年で二十七万人、
平成二十四年が十五万人ですので、同じように大幅な増加となっております。
私自身は、
日本の相撲界ではありませんけれども、やはり、
日本社会にとっても、もう外国人はなくてはならない存在になってきていると
思いますし、更に重要になってくるのではないかと思っています。
そういう
意味で、多くの外国人に
日本を訪れてもらうというだけではなくて、やはり実際に
日本に住んで働いてもらうということが、この急激な人口減少を迎える
日本にとって重要な
課題だというふうに思っております。
そのためには、外国人の方々にも暮らしやすく、そして働きやすい社会環境、こういう環境を
整備していく必要があると思っておりまして、
公共放送もやはりそういう視点での取組を強化していくべきなのではないかと思っております。
それで、まず、報道によりますと、これから少子高齢化で人手不足が深刻化する中、外国人が就労可能な新たな在留資格を創設して、そして、受入れを拡大することが
政府の
経済財政運営の基本方針の原案に盛り込まれた、一定の
技術水準と
日本語能力を身につけた人を対象に五年間の在留を認めるというような
内容の記事でありました。
私も六月四日に品川にございます外国人技能実習機構に研修に伺いました。技能実習の適正な実施、それから技能実習生の保護を目的とした機構で、ベトナム語、中国語、インドネシア語など、八カ国の母国語で懇切丁寧に外国人技能実習生に対する相談
対応にも当たっておられるということで、
職員が熱意を持って仕事に取り組んでいる姿を拝見をさせていただきました。
そこで、まず外国人技能実習生の拡充、それから、先ほどの記事にあった新たな在留資格制度の創設など、外国人労働者の受入れを今後どのように拡充していく
考えなのか、法務省に伺いたいと
思います。