○
宮本(徹)
委員 いや、
局長はそうおっしゃるけれ
ども、
文書には、政権との
関係でデメリットも考えながら
対応する必要はあると。
気持ちの中身はそうですよ。個人的には出せるものはできるだけ出した方がいいと思う、これは多分、
局長の
思いだと思うんですよ。今も、出せるものはできるだけ出した方がいいと思うと。だけれ
ども、実際は、政権との
関係でデメリットも考えながら
対応する必要がある。
本当は出したくても、政権を守るために、これはまずいと思ったものは出さないという
対応を実際はやられてきているんではないか、こう私
たちは思わざるを得ないわけですよね。
次に行きます。
正直に話していただきたいと
思いますが、
国会議員に対していろいろな
資料を正直に提出されているのかということで、きょうもう一点私お話ししたいことがあります。
配付
資料を見ていただきたいと
思います。この配付
資料は、二〇一七年二月十三日、「応接
記録」というふうに書かれていますが、これは、私
どもの同僚の
宮本岳志議員が要求をして提出されたものです。ことしの三月の終わりのころに、一年間で廃棄されるというんだったらその前に全部もらっておこうというので、
財務省から提出されたものだということです。
ちなみに、昨年の二月十三日はどういうころかといいますと、二月九日に朝日新聞がこの問題を初めて
報道した、その直後の時期ですね。その四日後ということになります。
森友学園側、籠池
理事長から、近畿
財務局の
池田統括官に電話で
報告が来たということになっています。ぺら一枚。これを見ると、二十分の電話ということになっているわけですね。中身はちょろっとしか書いていないわけですが。
私、独自に、この同じ日、同じ時間の受電の、応接概要というものを入手いたしました。入手したものは、ぺら一枚じゃなくて四ページあります。
まず、タイトルが違うんですね。「応接
記録」と書いていますけれ
ども、私
どもが入手したものは、豊中小学校事案に係る応接
記録と書いてあります。そうやってみると、確かに、今回出された九百ページの
資料も、単なる応接
記録と書いてなくて、豊中小学校事案に係る応接
記録と大体書いてあります。
そして、「応接概要」というところは、お配りしているものは、「本日、
森友学園から取材
対応状況について
報告。以下のとおり。」とあります。独自に入手したものは、本日、
森友学園において行った取材
対応について
確認したと書いてあります。
報告と
確認、私、大分ニュアンスが違うのかなというふうに
思います。
次の「
森友学園に対する取材
状況」、これは十二社書いていますけれ
ども、ここは同じです。
ここから先が大分違うんですね。
お手元にあるものは、「本日」塗り潰されている「弁護士同席で
対応。学校の運営方針(どういう理念で子供を育てるのか)について聞かれたので、きちんとした子供を育てる、これが重要と認識していると回答した。」これで終わっています。
私が入手したものはこうです。当方と相手方で、ずっと
やりとりが書いてあります。
当方、きょうの取材
対応について
状況を
確認させていただきたい。相手方、しっかりと各社ごとに丁寧に
対応したつもりだ、ここは踏ん張りどころだけれ
ども疲れているので正確な回答はできていないかもしれないが
お答えをさせていただく、本日は、こちら塗り潰されていますからこっちも塗り潰してありますが、○○弁護士同席で行っているということです。
最初、学校の運営方針、どういう理念で子供を育てるかについて聞かれたので、きちんとした子供を育てる、これが重要と認識していると回答したと。
ここだけが
宮本岳志議員に提出されたものには書かれているわけですが、この後がずっと続いていくんですよね。
当方、では順に
内容を教えていただくことでお願いします、なぜ国からの公表同意の申出に対し同意しなかったのかという
質問はあったのか。相手方、○○
先生は、小学校なので信用第一ですし、また何か埋まっているか、何かあると誤解されてしまったら困るので、国に非開示をお願いしたものですといったコメントをしていただいたと思う。
当方、了解、ではなぜ開示し
ようと考えたのかについて聞かれましたか。相手方、このまま非公表にすると、学校側が国有地を不当に安く取得したと誤解を招きかねないし、
地下埋設物があることを学園側が
隠蔽し
ようとしたのではといった風評を招くおそれがあると
判断し、開示に同意したところですと答えたと思う。
以下、時間の
関係で、近畿
財務局側の問いだけ読み上げますけれ
ども、当方、では
地下埋設物は適切に処理しているのかといった
質問はありましたか。当方、有益費で対策を講じた点についても詳しく御
説明なされたということですね。当方、地下三メートル以深の
ごみに関して何かコメントされているか。当方、具体的に対策費に関して幾らかかったかの
質問はなかったか。当方、
契約金額について聞かれましたか。当方、その他に聞かれたことはあるか。
次に、こんなことを
財務局の側は聞いております。
当方、
国会議員の
関係は聞かれましたか。ここを
財務省は気にしていたんですね、
財務局の方。相手方、いろいろと聞かれたが、そんなことはあるはずがない、国にお願いしたこともない、日本
会議のことなど根も葉もないことをいろいろ聞かれたが何ら
関係ないと答えている。
今や、日本
会議のことだとか、
国会議員の関与だとか、谷査恵子さんとのかかわりで国にお願いしたことだとか、みんな知っている話ですけれ
ども、そのときは、隠そうということで、メディア対策を籠池さんと近畿
財務局双方で
確認して、口裏合わせしながらやっていたということが読み取れるものになっているわけですよね。
当方、最後に、朝日新聞記者の取材に関して、除去費用の額を一億円と回答していないか。ごめんなさい、一つ飛ばして。当方、了解、最後にもう一点だけお伺いしたい、当局も
国会対応でいろいろ
質問を受けているが、
地下埋設物除去費用に関して
森友学園に
確認せよと言われている、
確認させていただくとするといかがか。相手方、
金額の詳細はこれまでも話をしている
ように建設費に含まれているため詳細不明であるし、答える義務はないものと考える。
当方、了解、では当方も
国会対応にて
森友学園に
確認したが詳細は不明、回答できないと
確認した旨伝えておく。相手方、問題はない。
当方、ありがとうございました、あすの取材予定は。相手方、取材はきょうで終了している。当方、了解。以上。
あすの予定まで聞いているから、この間、毎日の
ようにきっと
やりとりをされていたのかなと
思いますけれ
ども、根掘り葉掘り
確認をして、国との
関係で口裏がちゃんと合っているか
森友学園側の回答ぶりを
確認して、最後は
国会答弁の
内容の調整で終わっているというのがこの
やりとりというのになっているんですね。
ところが、先ほど私が
紹介した大半の
部分は、
宮本岳志議員に出された「応接
記録」なるものには書かれていないんですよ。
理財局長、この間、
決裁文書の
改ざんというのは
財務省はお認めになりましたけれ
ども、
改ざんしてきたのは
決裁文書だけじゃないんじゃないですか。応接
記録、
交渉記録も
改ざんして
国会議員に提出してきているんじゃないですか。違いますか。