○杉本
委員 日本維新の会の杉本和巳であります。
またきょうもラストバッターということで、おつき合いのほどよろしく
お願い申し上げます。
今、
安住先生が、先般私も質問いたしました地銀の合併問題を取り上げられまして、その言葉の中で、スピード感、
政府には、ということをおっしゃられました。
きょうはちょっと、
セクハラ問題とかいろいろあるんですけれ
ども、スピード感という観点と、あと、官民ファンドのことでの民間の活力を生かすという、この二点できょうは
質疑をさせていただきたいと思っております。
それで、きょう出がけに、私の両親は九十代でまだ生かしていただいているという
状況の中で、介護のヘルパーさんというか介護福祉士さん、違いますけれ
ども、いらっしゃって、一言ぽそっと、杉本さん、
セクハラ問題、子供に笑われていますよという言葉をもらいました。
これは、
財務省が笑われているということよりは、やはり政権であり、あるいは
政府であり、あるいは行政全体であり、あるいは
国会であり、政治全体が子供に笑われているというゆゆしき事態であるのかなという感じをちょっと持ちましたので、子供が笑っているという話を
冒頭伝えさせていただきます。
そこで、さかのぼって、
財務省のもとの大蔵省、ちょっと私の勉強は浅いかもしれないんですけれ
ども、さかのぼってみれば、七百二年の、奈良時代、大宝律令、文武天皇のときに、十月十四日に頒布された大宝律六巻、大宝令十一巻、合計十七巻、この中に二官八省が設置され、その一つが、今は天下の大蔵省と言えなくなった
財務省が始まったということでございます。
そこにかかわるところのある資料によりますと、当時から
文書主義、
文書と
手続の形式を重視した
文書主義が始まったというくだりをちょっと読みました。役所で取り扱う
文書には、元号を使うこと、印鑑を使うこと、定められた形式に従って作成された
文書以外は受理しないこと、こういうことが奈良時代から営々と受け継がれてきた中で、今回の、
財務省さんは書換えと言われますけれ
ども、我々の、最近のテレビも含めて
改ざんという表現になってきましたけれ
ども、それがあるということだと思います。
しかし、その一方で、きょうの昼前ぐらいのニュースで、ポンペオ氏が、CIA長官、次期国務長官が、電撃的に北朝鮮を訪問していて、金正恩朝鮮労働党
委員長と会っているという
報道がありました。日本は、今、この
セクハラ問題もあり、立ちどまり、逆回転、後ろ向き、事実解明。世界は前に進んでいっているわけでございます。
そんな意味で、仕事をぜひ前に、スピード感を持って進めていく必要があると思いますので、この
セクハラ問題、できるだけ早く決着していただきたい、させねばならないと思いますし。
きょう何かG20、先般、
大臣は
出席できませんでしたけれ
ども、また今般も、私は行くべきであると思っています、国益を
考えれば。
国会の反対があっても、議運の反対があっても、私は国益の意味から……(
発言する者あり)反対していないですか。
ということなので、何か賛意を得ているようなので、ぜひ、今度ばかりはさすがにG20、アメリカで開催の予定ですが、行っていただきたいというふうに申し上げたいと思います。
そしてきょう、さっき
安住前
大臣が言われていましたけれ
ども、
矢野官房長が
責任持って出された銀座総合法律
事務所、顧問契約している
事務所なんですが、ここに頼んでいるだけでいいかという議論は確かにあると思います。
ただ、少し前向きになってきたのは、女性が
匿名を希望する場合には
匿名でも情報を受け付ける、そして、電話での情報提供を希望する方には電話で聴取するというくだりがございましたので、この部分は前進されていると思いますが、やはりスピード感を持っていくには、例えば、
大臣は知らない
弁護士に頼めねえだろうという話をおっしゃっていることもわかりますけれ
ども、著名な
弁護士でかなり中立的に行ってくれそうな方を、連携する形のチームにして、そして
第三者というものを本当に際立たせる形にするとかという工夫も早期に行っていただきたいなというふうに思っております。
さて、そんな意味で、
冒頭申し上げた長い
文書管理の歴史の中で、ちょっと質問の順序が変わるかもしれないんですが、
文書改ざん問題、書換え問題のことについて、先般、
大臣から
答弁いただいて、いつ最終報告というか、報告いただけるんでしょうかと。
ただ、大阪地検の捜査があるということですが、大阪地検の捜査も、何か佐川さんは起訴されないみたいな情報も出てきているような段になっていると思っていますので、そんな意味から、速やかにと言われた
答弁から日にちがたちましたけれ
ども、今後の報告のめどはいつごろになりそうかという
状況を現時点でどこまで言えるか、
官房長に
答弁をいただきたいと思います。