○杉本
委員 ちょっと冒頭に幾つか
お話をさせていただき、答弁はその後いただければと思っております。
まず、私は、補正
予算の締め総で最後の
質問者とさせていただきました。その際に、
総理に、先憂後楽であるとか、四文字熟語で恐縮ですが、率先垂範、有言実行、こういったことについて、抽象的ですけれ
ども、お言葉をいただきました。
きょうは
予算委員会の締め総がありまして、そんな中で、
総理がいわゆる裁量労働制の
データについて、きっちり実態把握をしない限り、政府全体として前に進めないという気持ちだ、どのような実態把握をするかは厚労
大臣を中心に検討させていただきたいというようなことを言われて、私は、真摯に向き合っていただいて、そして、今後、きちっとした
データに基づいて、法案が出される、出されないはあると思いますけれ
ども、当たっていただいていることに敬意を申し上げたく存じます。また一方で、
野党の山井さん始め、命にかかわることだということを言われることも非常に私もよくわかります。
そんな
意味で、政治は権力闘争であって、また、選挙は結果であって、しかし一方で、少数派の
意見も大事にしていただくという民主主義であるという観点から、僣越ですけれ
ども、もう
一つだけ四文字熟語を申し上げさせていただければ、脚下照顧、自分の足元をよくよく見るということで。
我々、一昨日の二十六日、深夜零時を超えるというような事態になりました。その関係で、国会関係の職員の皆さんあるいは官僚の
方々が残業を強いられ、居残りになり、あるいはいわゆる
質問通告を待つような形があったりしたということで、我々、今国会は働き方改革の国会と
総理は言われ、生産性革命と言われている状況の中で、もう一度我々は足元を見直す必要があるということで、僣越ですけれ
ども、脚下照顧という言葉を申し上げさせていただきたく存じます。
次に、一方的にまたいつも言って申しわけないんですが、FRB議長ジェローム・パウエルさんが初めてFRB議長として米国で議会証言をされました。米国経済は堅調であるということでありました。また、ECBは、この夏ぐらいをめどに、ひょっとすると緩和を縮小するという
方向があるやに聞いています。
この
財務金融委員会でも、
委員から、出口戦略はどうなんだという
質疑もあったかと思いますけれ
ども、まずは、
麻生副
総理、
財務大臣が所管されているデフレ脱却が先ではないかということを私は
感じますので、そういった
意味で、まずはデフレ脱却、そして財政再建。
質疑が前原先生、野田前
総理とありましたけれ
ども、そういった順番がやはり必要で、我が国の場合は周回おくれで緩和をしているということの中でありますので、時間的な余裕は私はまだあるというふうに思っていますので、そういった
意見を開陳させていただきます。
あと、ちょっと細かい話になりますが、いわゆる観光成長戦略、こういった点で、ちょっとだけ提言をさせていただければと思っております。
いわゆる訪日外国人の
消費税の還付についてなんですけれ
ども、
日本の場合は少額でも還付ができるということになっているようでございます。しかし、一方で、手間がかかるというかややこしいというか、そういうことの中で、外国人の還付請求というのがきちっとできているのかなということを懸念しています。
きょう、三メガバンクがQRコードを決済に使って、スマートフォンで手軽に支払いができるQRコード決済というのが経済の新聞に載っていたかと思いますけれ
ども、これと類似することで、御当局も一部研究を進めていらっしゃるようなんですけれ
ども、いわゆる
消費税の還付について、スマホで簡便にできるような仕組みというのをつくると。二〇二〇年の四千万人、二〇三〇年の六千万人というのも決して難しい数字ではないというふうに思いますので、こういった点も御検討をいただきたいなということをちょっと申し上げさせていただきたく存じます。
それともう一点、旅なれた方は
感じられるかもしれないんですが、海外を旅すると、今、お値打ちの航空券が手に入って、それで、航空会社が違っても目的地まで何度か乗り継ぎをしながらたどり着けるような形で、一括して各社からチケットをまとめて購入するeチケットが主流になっております。
これと比べてなんですけれ
ども、
日本の観光というような
意味からいくと、特に鉄道の点について、私の地元の、関係する、よく大変乗らせていただいている新幹線を中心に、JR東海さんがひとつちょっとネックになって、個名を言って申しわけありませんけれ
ども、外国の
方々が
日本を旅するに当たって、チケットを東海道新幹線については別途買わないといけないというようなことで、九州とか四国とかあるいはJR西、この連携はどうやらできているようなんですけれ
ども、一方で、真ん中に、富士山を見れるJRの東海が、残念ながら一括してチケットが航空券のように手配できないというような問題があって、こういった部分も
日本の観光政策、成長戦略といった点では工夫の余地があると思いますので、ちょっと付言をさせていただきました。
それで、
質問に入らせていただきたいんですけれ
ども、二〇一九年、来年の六月下旬から七月上旬にかけて、G20を大阪で決定いただきました。
日本維新の本部があります関係もあって、大変ありがたく存じますけれ
ども、
財務相・中央銀行総裁
会議は福岡で決まったというところまでは確認をさせていただいています。
しかし、その先の、どういった分野の関係閣僚会合になるかはまだ決まっていないようですけれ
ども、
日本全体の観光、あるいは地域未来
投資促進税制なんというのもあるわけですから、そういった点で、バランスよく、戦略的に、しかし総合的に関係閣僚会合の開催地を決めていく必要があると思います。
昨年は、G7で三重の賢島を、東海エリアを選んでいただいたということはありがたく存じますけれ
ども、また東海が選ばれるように私は願っておりますけれ
ども、どういった選考基準でいらっしゃるか、教えていただければと思います。