○杉本
委員 ありがとうございます。
年内に取りまとめということとか、住民の
方々に、モデル地区ということですけれ
ども、しっかり御意見を聞くということを、おっしゃっていただいたことをぜひ進めていただきたいと
お願いを申し上げます。
それで、我が国の場合は、
安倍総理とも
質疑させていただいたりしますけれ
ども、高齢化が待ったなしという
状況の中で、社会保障費が拡大して、そんな中で六月の骨太の方針の見直しが行われる
状況かと思いますけれ
ども、問題解決先進国と我が国は標榜するというか、そういうことで頑張ろうじゃないかということになっていますが、防災先進国というような国でありたいなとも、ちょっと生意気なんですけれ
ども、私はそう思っています。
災害経験国というのは、うれしい
経験ではないんですけれ
ども、諸外国に比べて、大変大きな
災害を、東日本であれ
熊本であれ、我々は受けているということなので、この
教訓をやはり生かしていかなければならないという思いを持っています。
そんな
意味で、先般、決算
行政監視
委員会だったかと思うんですが、
質疑をしようと思ったんですが、時間がなくて、きょう、本来は
法案審議でございますけれ
ども、広い
意味では、
法案の方はまだ審議なので、賛成の方向としかお伝えできませんけれ
ども、それはおいておいて、防災先進国的な
意味から、ちょっと奇異な
質問になるかもしれないんですが、
海堀政策
統括官に先日できなかった
質問をさせていただきます。
応急型仮設住宅、特に建設型の仮設住宅を
災害時に建設いたしますと、やはり応急とはいっても、カンカントントンやって、相応の時間を要するということは容易に考えられることであり、そうなっていると思うんですけれ
ども、あるいは、みなし仮設住宅の場合、今ちょっと
質疑がありましたけれ
ども、期間の長さの問題とは別として、部屋のあきぐあいなどが時々刻々と当然変わるというようなのが、常に現状を公的セクターが把握していただいても、いざというときに、不足だったり、随分遠くじゃないと無理だとか、そういうことになると思います。
こういった問題に対して、私の認識としては、トレーラーハウス、これも簡易組立て式、あるいは、
地域によって建築屋さんが違って形が違うと汎用性がないとかいうことなので、基準をしっかりつくっていく必要があると思うんですけれ
ども、そういったトレーラーハウスを
活用するとか、あと、ちょっと話は飛ぶかもしれないんですが、シリアのザアタリ・キャンプというところ、難民キャンプを、河野太郎さんと、これは外務
大臣になられる前に御一緒させていただいて、前外務
大臣の岸田外務
大臣も、政調会長をされておられますが、見学されているザアタリ・キャンプというところへ行きました。
そこに行くと、応急の仮設住宅みたいなものは、当初、テントを予定していたんだけれ
ども、最終的に、結構中間層というんですかね、一般の暮らしをされていた
方々が、それでは嫌ですよと。それで、私が言われた記憶だと、国連の
職員と勘違いしていただいたんですが、WFPの帽子をかぶって視察したんですけれ
ども、そのときに、ちょっとハエが来てどうしようもないんだけれ
ども、ハエを何とかしてくれとかという、そういうような生活感を持った
方々が、テントの暮らしでは耐えられなくて、実際に住んでおられたのはコンテナですね、コンテナの重たいやつ、あれを住宅にして行っています。コンテナなんかも、窓をつけたりするという形で住宅化しているという流れが最近あると思うんです。
そういったトレーラーハウスであるとかコンテナとかいったものをストックしておいて、いざというときに、移動の問題がありますけれ
ども、特にトレーラーハウスであれば運べるとかという問題もありますし、あるいは、本震の後の第二本震とか大きな余震が来たりしたときに、タイヤで地面に接していますと、横転するというよりは、横ずれするという可能性の方が高くて、それをどう対処するかという問題はあると思います。
そういった
意味では、トレーラーハウス、あるいはどしっと重いコンテナ、こういったものが実は、まあ、こういう被災をしたときに、お金を節約するとか
効率化だとかというのはナンセンスであるという議論は十分わかります、
被災者のため第一であるということは間違いなく我々は念頭に置かなきゃいけないんですけれ
ども、一方で、防災先進国と言われたいと私は思っているんですけれ
ども、そういう国であるためには、こういった
検討もしていただく必要があると私は思っておりますけれ
ども、
内閣府の
海堀政策
統括官のお立場から、現状の
政府の認識を確認させてください。