○工藤
委員 おはようございます。自由民主党、
名古屋の工藤彰三でございます。
地元の選挙区のネタを
二つ、そしてあと
二つ、時間がないですからさくさくと行きたいと思います。
ちょうど一年前の四月五日に
質問した
名古屋の
名古屋港ポートアイランドの件について、再
確認をさせていただきたいと思って
質問させていただきます。
ポートアイランドは、航路のしゅんせつ土砂で、四十年間かけて
名古屋港の中に巨大な人工島をつくってまいりました。大きな砂の塊でありますけれども、土砂処分場としての機能がもう限界に来ているということで、前回
質問したのは、これからこの巨大な島をどのように活用するのか。そして、ちょうど去年の四月五日に
質問したときには、これから、十年パブリックコメントが出ていないので、これを出していただきたいということを地元に要請していくので、そのときには
国土交通はどのように応対していただくのかということで、しっかりサポートしていただくという話が出ました。
まさにそれから一年たちまして、
皆さんにはお配りしていないんですけれども、ちょうど先週、
名古屋港ポートアイランド将来に向けた提言というものがこのようにしっかり出てまいりまして、これから十年、十五年に向けて、
名古屋港のポートアイランドをどのように活用するのかという問題をこれから進めていきたいと思います。
この提言では、ポートアイランドを物流の拠点にするのか、新エネルギーの拠点にするのか、そしてまた、観光がちょっと乏しいと言われている
名古屋のアミューズメント、観光拠点として、それぞれ利用する将来像が描かれております。最終的に港湾管理者が、このような提言も参考にしながら利用を定めると認識しているわけであります。
ただし、ここにまだ問題がございまして、このポートアイランド、面積は東京ドーム五十五個分、二百八十八ヘクタール、今ふえておりますので三百近くになっていると思うんですが、現在はしゅんせつ事業が進行しているということがあって、実際は陸地なんですが、法律上はこの
部分はまだ海面なんです。高さ二十メーターあるこの巨大な砂の島は、実際まだ投棄場、投棄というか、国の中では海面。この広大な
土地の利用方法や帰属先は今後の
検討課題となっています。
本日は、このあたりについて、国の関与の必要性についてお尋ねしたいと思いますので、この辺のことをお尋ねしたいのと、また、このポートアイランドの帰属の問題でありますけれども、例えば東京湾にもこのようなことで問題がありまして、東京湾の中央防波堤の埋立地の帰属をめぐっては、大田区が、東京都の調停案を不服として、江東区を相手に境界の画定を求めて提訴する
事態も今はなっているわけでありまして、この帰属の問題、これから大変な問題になってくると思います。
簡単に言うと、この島を手に入れたいといっても、開発には非常にお金がかかる。近隣には、金魚で有名な、西側には弥富市、そして日本で一番産業で裕福と言われております飛島村、そして私たちのこの
名古屋市、東側には東海市、知多市などがあります。このような多くの自治体がどのようにこの島を帰属にするのか。それとも、国がしっかりと関与して
指導していただけるのか。
これは
土地の問題で、私が勝手にどこどこにすべきと言うと大問題になりますからそんなことは申しませんが、そのようなことを、政府はどのように帰属のことに対して今の
段階で考え方があるのか。まずお聞かせ願いたいと思います。