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田中(英)
委員 ありがとうございます。
名称の変更のところは少し触れていただくことがなかったんですが、
基本方針なんというものは、恐らく、後にちょっと
質問しますけれども、
新税に合わせて、その
新税の
使途、どのような形で使っていこうかということを今回明確に実は
三つの
分野で示していただいたのが、
ストレスフリーであったり情報の入手の
容易化、そして、それぞれの
地域の文化とか自然というものを生かせるために
体験滞在型の満足度を上げていこうということに使っていくということ、こういったことをすることによって、今までよりも魅力ある
日本の
観光を築いていこうということであろうかと思いますし、
都道府県だけで考えていただくんではなくして、
DMOなんかも絡めてこれからの
計画というものを立てていただくというものも、今までであるとこの一部の
地域だけというようなことがあったと思いますけれども、少し
広域に広げていくことによって、
日本のさまざまな、隅々までの魅力というものを見て知って、行っていただくことで感じていただくこともできる。
そういったことを広めることによって、ゴールデンルートのみならず、いろいろなところに行っていただけるようにしていくためには、そういった、少し考えていただく、
枠組みを広げていただくという
意味では、大いに私自身は今までと違う知恵も出てきていいんだろうというふうに思っています。
ただ、ちょっと気になるのは、いいことをやろうと思うときには、当然ながら余り悪いことは考えません。しっかりと
DMOなんかが入っていっていただいていろいろと
計画をしていただくと思いますから、当然ながら、
地域なんかとも
連携をしていただくことになると思います。突然そういった
計画がされてわっと人が来てしまったときなんというのは、対応がし切れなかった例というのは今までもあったと思いますので、そういったことがないようにというふうに思います。
かつて石垣島に行ったときに、クルーズ船で一気に二千人、三千人の方が来られて、全てのショップから物がなくなって、実は、生活をされている人の生活圏がわっとその数日間狂ってしまったということもあったやに聞いておりますので、いろいろな
範囲、広くやっていただくということは、今まで人が行っておられなかったようなところにも行っていただくことになろうかと思いますので、そういった急激に人が入るようなことがないというか、あってもある程度対処ができるようにとか、また、そういった人々がもっと分散しながら行くようになんというものも、この
計画をつくっていただく中にはしっかりと考えてやっていただくことによって、住んでいる人も、また、
観光に行かれる
外国の方々にとっても、ああ行ってよかったなと思っていただける
地域をふやしていただくためにそういうことをしていただければと思います。
恐らく
名称の方は、私のこれは推測でもありますけれども、かつては、
日本に来るのにもお金かかるし、物価も高かったでしょうし、なかなか来るのにはハードルが高かった部分を、この間いろいろとできるだけ
旅行価格なんかも下げることができたり、してきた経過の中で、
観光の方々が
外国からいっぱい来ていただくようになってきた。
そういった方々を、今度、来ていただいて、今回のところにもあるように、
ストレスフリーであったり、いろいろとお金の部分でも免税の部分でやったりということをこつこつ積み上げてきた経過があって簡単に来ることはできやすくなってきたので、今度は幅広く、
外国から来ていただく方々にもっともっともっと来ていただけるように推進しようとちょっと広い幅の中でやったので、
名称の変更なんというものがあったものだというふうに思っております。
そういう
意味では、今回、実態に合わせた形での
法改正であるということを私自身は理解をいたしておりますので、この
審議があって、ますますそういった
意味では
外国の方々に
日本の魅力を知っていただくために、来やすい
環境と、そして、もっとPRをしながら
日本にどんどん来ていただけるような、そのかわり、しっかりと
日本の中ではそのベースというものをつくっていけるような形をこの
法律によって築いていただければなというふうに思っております。
それでは次にでありますけれども、三点目になりますけれども、これはもう
国際観光旅客税に関してでございます。
十二月の税制
改正の際にいろいろな議論がありましたけれども、恐らく
観光庁の
予算というのも、
観光庁ができてから、昨年が二百四十億を少し超える部分であったのかなと思っておりますけれども、四倍ぐらいに実は
予算の方がふえてきた。その他、他の省庁なんかも
連携する
予算というものもあるわけでありますけれども、それでも、なかなか十分な
予算があったというわけではなかったんだと思います。
そういった
意味では、今回、税を新たにいただいて、そしてそれを
観光に有効に使わせてほしいというそのところでありますけれども、先ほど、
土屋先生の
質疑にもありましたけれども、
外国の方々の出国のときもあれば、
日本の方々が出国する際にもこの税は頂戴するということでありますので、そういった
意味では、
日本人の出国される方々、この方々、やはり
納得して実はその税を払って、そしてその恩恵を受けるということがなければ、なかなか理解が得られない部分があろうかと思います。
その出国される方々に対してもでありますし、実は、決して
観光は出国される方だけのものでもないと思います。今回、三
分野でしっかりとつくっていただいていますから、そこは含められないこともあるのかもわかりませんけれども、おもてなしとして迎える
日本の方々、こういった方々に対して、例えばこういった
新税をどのような形で使っていくことが将来的に考えられ得るのかということも、あわせてひとつお伺いしたいと思います。