○森田
委員 ありがとうございました。
先ほど申し上げたとおり、この
文書は、単に文字の問題ではなくて、やはり民主主義の根幹をなす大切な
部分だというふうに思っております。ぜひこれは、議員ももちろんですけれども、政府に係る
皆様方も一致
協力して、よりよい民主主義の基盤をつくるということで、
国交省としても全面的に
協力をして、この全容解明に
協力をしていただきたいなというふうに切にお願いをいたします。
それでは、
道路法についての
具体的な
質問に入らせていただきたいと思います。
まず、
橋梁、橋の
維持管理について伺ってまいります。
平成二十五年の
道路法の改正を踏まえまして、全ての
道路管理者が、全ての橋について、
平成二十六
年度より、五年間で一度、全ての橋を近接目視、近づいて目で見るという方法によって
点検をするということになっております。
中でも、細かい橋をたくさん持っております
市町村に注目をしてみたいと思っておりますが、
橋梁の総数七十二万六千百九十の
うち、
市町村が
管理をしておる分でございますけれども、これが四十七万八千九十九ということで、およそ六六%が
市町村の
管理ということで伺っております。
この
点検で安全か危ないかということの判断をしているわけでございますけれども、一番危ないという第四段階、判定区分の4というものについては、緊急に措置を講ずべき状態ということで区分をされているということで伺っております。
道路局の方で、昨年の八月ですか、メンテナンス年報ということで、非常によくまとめていただいているなということで拝見をしましたけれども、この判定区分4の橋のリストを見せていただいております。この中で、
平成二十六
年度から二十八
年度までの
点検をしたものをまとめていただいているわけでございますけれども、
市町村管理分として見ますと、三百七十一の橋がこの第四段階に区分をされているということです。
このリストを見て私も、どこが入っているのかなということで、私の地元の埼玉県の加須市というところの橋が四つ入っておりました。実際に私も、どういう
状況かということで、この橋を見に行ってきたわけでございます。
近接目視ということがありました。近づいて目で見るということで
点検しているということでしたけれども、確かにその橋は、五、六メートルぐらいの水路であったわけでございますけれども、そこにかかっている橋なんですが、その水路の水面に近いところは確かにコンクリートが剥がれていて、中の鉄筋が見えるという
状況が、フェンスで通行どめになっているので入れない
状況の中ではあったんですけれども、離れたところから見ても、既に、ちょっとこれは難しそうだなという
状況が見てとれるという
状況でございました。
この橋は今のところ通行どめということになっておりまして、現在のところ、市としては、修理をするのか、あるいは新しく建てかえるのか、あるいは撤去をするのか、取り壊すのかという、今後のことはまだ決めておらないということでございました。
加須市の
状況を聞いてみたんですけれども、千百七の橋を
管理しているということで、今
年度は、当初
予算、補正と合わせて、合計二百八十九の橋を検査しておりまして、費用がおよそ六千三百万円かかっているということでございました。来
年度、
平成三十
年度に百五十八の残りの橋を検査をするということで、目標としている三十
年度には全部の橋の
点検を終える見込みだということで加須市の御担当の方は
お話をされていらっしゃいます。
これは
一つの
事例として加須市のことを今取り上げさせていただいたわけでございますけれども、全国でこのような
一つ一つの、今自治体は、
道路管理者が積み上げを行っていただいているという
状況なんだろうなというふうに思います。
そこでまずお伺いをしたいのですが、来
年度までに、
平成三十
年度までに
点検を終えるという、全部の橋の検査でございますけれども、
市町村管理分につきまして、現在までの
進捗状況を教えていただきたいということと、それから、
平成二十六
年度からの五年間で全ての橋を
点検するということになりますと、来
年度、
平成三十
年度が最後の年ということになってまいります。
市町村管理分の四十七万八千九十九の全ての橋の検査が終わる見込みかどうか、御所見を伺いたいと思います。よろしくお願いします。