○堀内
委員 ありがとうございました。
ただいま江戸川区、芦屋市、そして大牟田市の例などを伺いましたが、実は、私のおります山梨県、自民党の山梨県連女性局というのがございまして、その女性局では毎年、県知事に女性ならではの政策提言を行わせていただいております。私が女性局長を務めさせていただいておるんですけれども、その政策提言をFamilyやまなし構想といって、山梨県全体を家族のような形の中で、みんなでお互いに手を差し伸べ合って生きていきたい、そういった構想のもとに政策提言をさせていただいているわけでございます。
例えば、その具体例を申し上げますと、
地域お助け隊の
創設、そしてまた専業シュフ、シュフというのは主な婦人とも書きますけれども、主な夫と書く、両方のシュフでございますが、専業シュフへのちょっと
支援の
創設、そういった政策提言を県知事の方にさせていただいているところでございます。
また、県の方といたしましても、そういった政策提言に対して、例えば
社会福祉協議会への助成を充実しようとか、又はファミリーサポートセンター、例えば保育園など利用していない方もちょっとお預けできる、そういったサポートセンターの充実をしていこう、そういった回答もいただいているところでもございます。
では、次の質問に移らせていただきます。
生活困窮者自立支援制度による
支援実績は、施行後の二年間で対応した新規
相談者が約四十五万件、そのうち、施行後二年間でプランを作成し継続的に
支援した人が十二万人、そして施行後二年間での、プランを実際に作成して継続的に
支援した人のうち、
就労又は収益が上がる、増収となった方々が六万人に達するなど、確実に
実績を上げてきていると思います。
その一方、いわゆる中間
就労に向けた
取組である認定
就労訓練
事業については、認定数が千百二十二件にとどまっており、
生活困窮者自立支援制度の
出口に向けた
支援メニューの充実という観点からは、認定を受ける
事業者数をふやし、
生活困窮者の
生活圏内にあって継続的な利用が可能になることが望ましいのではないかと思っております。
私の地元の山梨県の甲州市に鈴宮寮という救護施設がございまして、身体や
精神上の
障害などによって独立して日常
生活を営むことが難しい方々を、本当に親身になって助けておられます。私自身もこの鈴宮寮に伺って、施設に入所なさっている方々が、さまざまな困難な
事情を抱えながらも、前向きに生きていこう、少し自分も
社会のお役に立てるようになりたい、そういった希望を持って
生活なさっていらっしゃるお姿を見て、本当に頭の下がる思いがいたしました。
こうした施設への
補助の充実もお願いしたいと思いますが、最大の
課題は、住む場所の確保に加え、働く場所の確保だと、そちらでも伺っております。
私は、将来的には、いわゆる農業とそして福祉の
連携、甲州市は本当に、ブドウ、桃など、さまざまな農業の盛んなところでございますが、いわゆる農福
連携もこうした問題の解決を図る一つの大きな方法になるのではないかと思い、地元の勉強会にも参加させていただいているところでございます。
実際に、農業側の方々の御要望、そして
障害をお持ちになりながら仕事をしたい、そういった方々を抱えていらっしゃる施設の方々の御要望、合わせてみるとなかなか合わないところもありまして、そういったところには、ほかの方々から、例えば行政などから大きな
支援の手を差し伸べる必要があるのだなと感じております。
例えば、その具体例を挙げますと、まあ、こんなところでございますが、
障害を抱えた方々が、例えば排せつなどについて、特殊なお手洗いでないとなかなかできないといった方もございます。そういった方々でも畑に出たい場合、畑というのはなかなかお手洗いというものが近くにない、そういったところが困るところがございまして、そういうミスマッチをどうにかうまくつなぐことができれば、ちょっと
障害を抱えて、例えばお手洗いに行って、すぐに行きたくなって、したくなってしまう方でもお手伝いをすることができる、そういったことがあるんですといった
お話を聞くと、本当に、実際にやってみないとわからない困ったことというのがあるんだなとつくづくと感じているところでもございます。
今後、しっかりとそういった方面にも私自身勉強してまいりたいと思っておりますが、今般の
改正案におきましては、いわゆる認定を受けるインセンティブとして、国及び地方公共団体に対して、認定
就労訓練
事業の受注機会の増大を図る努力義務を
創設することとなっております。
そこで、その趣旨を御
説明いただきたいとともに、具体的にどのように受注機会の増大を図っていくのか、さらに、認定
就労訓練
事業の認定手続に係る
運用の見直しなども想定されているのであれば、あわせて御答弁をお願いしたいと思います。