○小熊
委員 トランプ大統領の喜ばしいというツイッターは全世界に発信されています。見る人も多いわけです。単純にこれを認めるということをやはり許してはならないと思います。
交渉事で明らかにできないということであれば答弁は要りませんけれ
ども、しっかり
アメリカにくぎを刺さなきゃいけないです、この点については。
今まで皆さんも言っているとおり、北朝鮮にはだまされ続けている。そして、喜ばしいと言ったって、
日本の
政府の見解ですよ、総理も言っている、
大臣も言っている、前
大臣の岸田さんも言っていた、原因は全て北朝鮮にあるわけですから。喜ばしいじゃなくて、当たり前のことです、廃棄するのは。
こういった間違った発信で北朝鮮を増長させてはいけませんので、しっかりと、この点については、この二十三から二十五のやつは、はっきり言えば
中止させて、ちゃんとした査察の上で、どう処理されるかというのを含めて国際合意の中で廃棄されていかなければ、まさに不可逆的なことが検証されたとは言いがたいというふうに思っています。その点については厳しく
関係各国と連携をとってやっていただきたいということを言及させていただきます。
あわせて、昨日、同僚議員の黄川田さんも同席しましたけれ
ども、現在、島サミットのために訪問されているサモアの首相と、サモアとの議員連盟の会長である遠藤利明さんと食事をさせていただいて、その後、総理との会談、夕食会ということで、この北朝鮮についても南太平洋島嶼国と連携を図っていくという方向性が打ち出されたのは大変喜ばしいことであります。
このサモアの首相、ツイラエパ首相は、公式実務訪問賓客という扱いで来日を果たすことができました。これは、
大臣始め
日本政府、外務省の努力の結果ですが。国家元首がいながら賓客として待遇していただいたということは、まさに南太平洋島嶼国の
日本に対する思いが伝わっているということで、異例の待遇をしていただいたことの努力にまず感謝を申し上げたいというふうに思いますし、ぜひ、この島サミットの中で、北朝鮮に対する広い
意味での国際的な連携を図っていける結果を出していただきたいというふうに思います。
サモアには直接二億ドルの予算づけを総理からも発表されましたけれ
ども、近年、この地域は、もともと近い国でありましたが、オーストラリアやニュージーランド、
アメリカがかなり
お金を投じていたわけですけれ
ども、ニュージー、
アメリカは大分減額をして、今、太平洋地域での寄附というか、やっているのは、オーストラリアが一位ですけれ
ども、二位がもう中国になってしまいました。
日本も連携を図っていく、南太平洋の島嶼国議連としてもしっかり
日本もやっていきましょうということ、海洋開発も含め、また法整備といった価値観外交も含めやっていこうということでありますが、これはやはり形にしていかなければなりませんので、ODA始め、しっかりこれは見直しを図っていただいて、この島サミット、PALM8をきっかけに、北朝鮮問題、新たな国際課題もありますので、ぜひ、
日本としての島嶼国に対する実のある
支援をこのPALM8の中で御検討いただいて、宣言に至っていただきたいなということもあわせてお願い申し上げて、
TPPの方に入っていきたいというふうに思います。
るるありましたけれ
ども、これは先週の十日の日に農水
委員会で我が党の後藤祐一議員がやっていますが、いわゆる
TPP12から
TPP11に変わっています、サイズダウンをしました。その中で、さまざま調整も図られましたけれ
ども、これはやはり私は議論が煮詰まっていないというふうに思っています、幾つかの
部分については。最終的に
アメリカが入らないということが確定すれば、第六条によって内容の修正を求めることができますけれ
ども、修正に簡単に応じる
状況があるのかどうかというのは、これは疑念があるところです。
例えば、これは十日の農水
委員会でも議論になっていますけれ
ども、
TPPワイド、乳製品七万トン枠、これは
アメリカを抜いた上でも七万トン枠になっちゃっているんですね。
アメリカが絶対に入らないということが確定した場合にはこれは修正を図っていく、もともとそういう前提になっていると言っていますけれ
ども、これが修正をかち取れなかった場合はどうするんでしょうか。
アメリカ抜きで七万トンって、
アメリカを抜いたら七万トンじゃなくてもっと下げなきゃいけないはずなんですよ、サイズダウンしているんですから。ほかの
TPPワイドもありますけれ
ども。
こうした、
TPP11と
TPP12の差の中において差が詰め切れていない。一例として乳製品を挙げました。答弁をお願いします。