○丸山
委員 維新の会の丸山穂高でございます。
まず最初に、
委員会のあり方について強く抗議申し上げたいと
思います。
きょうは、ずっとこの三、四時間、
大臣始め
大臣経験者の皆さんもここに座ったままという
状況でした。あらゆる原因が
考えられますが、例えば、私もこの最後の質疑時間をいただくということで、できれば、もう与党以外の、野党の通告がないわけですから、その時間を空回しするんだったら、私の時間を先に上げていただいて、ほかの
委員会で野党の時間をなしにしている
委員会もあります、そうした中で、削るという決断もあるんじゃないかという話も
委員会でさせていただきましたが、慣例だというお話で、結局こういう形になりました。
そもそも、今回の森友問題の件で、財務省、本当に対応は私もひどいと
思います。そもそも、国政
調査権は国会にあるわけですから、そうした中で、資料が出てこないという
状況、しかもそれが司法に影響を与えるということで出てこないということですけれども、東京地裁でしたっけ、過去の判例でもありますけれども、明らかに司法の独立性や検察の捜査に支障が出る場合に極めて限定的に国政
調査権は自制を求められるとされているわけで、今回の資料、あるかないかをずっとこの国会でもめているわけで、そもそも検察側にこのコピーの請求はできますし、そもそも国政
調査権を持ち出さなくても、刑事訴訟法を
考えても、
通常、仕事に
関係のある場合、実務上はコピーをとってくることも容易ですから、財務省ももっとしっかり対応することができたと
思います。
同時に、私は、朝日新聞も、あれだけ小出しにするんじゃなくて、資料を確認したと言うのなら、どういうものなのか、しっかりと出すべきだと
思いますが、こうした本当にうやむやな状態で国会が空転しているのを本当に悲しく
思いますし、断固抗議したいというふうに
思います。
外務委員会です、しかも衆議院の
外務委員会なので、そういった
意味で、全く
関係のない話でこれだけ空転してしまっていますから、しっかり、
委員長を始め、立て直しをこれからよろしくお願いしたいというふうに
思います。
時間がもったいないですので、
外交の話に移らせていただきたいと
思います。
最初に、実は、予算
委員会で以前、
外務大臣にお越しいただいて、分科会の方で問合せさせていただいた案件、まだ積み残しが残っておりました、この案件についてさせていただきたいと
思います。
何かといいますと、台湾の地震の際に、お見舞いのメッセージを首相のホームページにも掲載しております、蔡英文総統宛てに送ったというメッセージがありまして、しかして、それが、二月八日ですかの段階で、なぜか急にホームページ上からこの総統閣下という部分が削除されたという問題です。
これは、同時に、次の日の九日に
中国の報道官が、
日本に厳重抗議したという報道官の
発表がされておりまして、時系列を見たら、どう
考えても、他国から圧力があってこの表記の掲載を訂正したんじゃないか、削除したんじゃないかという疑いの声が出ております。
外交上、そうした、一度出したものに対して他国から抗議があって直すというのは非常にゆゆしき事態にもつながる問題だと
思いますが、これに対して、
外務省、前回の質疑では明確にお答えをいただけませんでした。それで、もう一度問合せさせていただいて回答が幾つか来ましたので、それも重ねてお伺いしながら確認していきたいというふうに思うんです。
二回出しているんです。まずは、やはり、台湾は二十八年にも地震がありまして、二年前ですが、このときにも同様のメッセージを出します。そして、ことし、地震があって、再度メッセージを出しているんです。
まず、ことしの分から聞いていきたいんですけれども、ことし、平成三十年のメッセージ、官邸ホームページには、蔡英文総統閣下と最初書いてあったんですが、それが現在は削除されております。
こうした中で、当然、
外交文書ですから、総統宛てにも、台湾に対しても、恐らく
外交上、
日本台湾交流協会を通じて出すものだというふうに理解していますが、相手方にもきちんとそれを発出したという理解でいいんでしょうか。そして、発出したというなら、相手方にそのお渡しした文書は総統閣下と書かれているんじゃないでしょうか。確認できますか。