○山岡
委員 御
質問の機会をいただきまして、ありがとうございます。
きょうは、本当に、せっかく両
大臣がおそろいの中、私、また北海道から選出していただいているということもありまして、
北方領土のことをめぐって、そのことを中心に、両
大臣の胸をかりるというような、そうした
思いの中でいろいろ御質疑をさせていただきたいと思っております。
質疑に入らせていただく前に、今、
西日本を中心にした大変な豪雨で、報道によれば、既に死者百人を超えている、行方不明者は多数出て、全容は本当に見えていないという
状況であります。今もなお、この
災害に対して本当に懸命な、さまざま救助活動をされておられる方もおられます。
お亡くなりになられてしまった方の御冥福を本当に心からお祈り申し上げますし、被災に遭われた方にお見舞い申し上げるところであります。また、今なお本当に懸命に御
努力されている皆様に、本当に心から敬意を表させていただきたいと
思います。
実は、この質疑が始まる、
委員会が始まるころに、ちょっとこれは新たな
質問通告で、こういう
状況の中で
外務大臣の、せっかく河野
大臣がおられるので、今
総理がこれから外遊の御日程があられるということについて、これはなくすか、あるいは最小限にとどめるべきではないかという御
質問をさせていただこうかということを思っておったんですけれども、この
委員会の開催中に、報道があったところによりますと、どうも安倍
総理はこの被災を受けて外遊を取りやめる方向で今考えておられるということを今報道で伝わっておるところであります。
御
質問はいたしませんけれども、ぜひ、本来、外交のコーディネートをされておられるお立場であられますから、
外務大臣としては外交はしっかりとやってほしいという
思いもあられると
思いますけれども、今回の被災は本当に甚大であるということでありますので、
政府としても皆様一丸となってこの問題に取り組んでいただきたいと
思いますし、私も含めて、これは議会の方でもしっかりとそのことをサポートしていかなきゃいけない、そのことを新たに思わせていただくような、それほど甚大な
被害であるということも、冒頭、私の立場からも申し上げさせていただければと
思います。
北方領土をめぐってのことでありますけれども、せっかく河野
大臣がおられるところでございますので、日ロのいわゆる今の外交の
状況についてお伺いしたいと
思います。
安倍
総理とプーチン大統領が首脳会談を繰り返し行っておられるという
状況であります。これほどまで首脳会談を繰り返しているという
状況は過去になかなかないということも、いろいろ事務方の皆様からも伺っているところであります。
五月二十六日には、直接、お二人でまた会われた、直近では会われたと
思います。そのときには、
外務大臣は同席はされておられなかったんですけれども、ただ、もちろん、首脳のコーディネートは
外務省がされておられるということでありますから、その前段のところでは本当に
大臣もいろいろお骨を折られて、そうした実現をされておられるということは本当に推察させていただくところであります。
この
お話の中、プレスリリースされている中においても、共同
経済活動、新たな段階と。共同
経済活動の実現に向けた作業というのが新たな段階に入ったということでございますので、共同
経済活動そのものについて何か新たな段階に入ったのかどうかというと、ちょっとそこはわからないわけでありますけれども、非常に、新たなこの
取組の中で、六月末にも局長級の協議ということで、今、行かれているということで、作業に入られているということも伺っているところであります。
一般に、共同
経済活動といっても、過去の経過からいえば、まさにそこで、例えば、商業を行ったときの納税をどうするのか、どちらの
政府がその権利を得るのかとか、あるいは、そこで犯罪があった場合にどちらの法で裁くのかとか、さまざま
課題があって、非常に私も難しい
課題である、難題である、それをどう乗り越えていくのかということは、本当に非常に強い関心を持って私も注視させていただいているところであります。
ただ、先ほども申し上げましたけれども、全体の機運として、過去これまでにないぐらい、この日ロの外交の
状況の中で、平和条約の進展に向けて一歩が踏み込まれるのではないかという期待も、これは
地元のいろいろな関係者は固唾をのんで見守っているという
状況であります。
そこで、まず
大臣にお伺いしたいんですけれども、現在、この日ロの外交の
状況、そして
北方領土問題の
解決に向けた平和条約への道筋に向けて、過去と比べて
現状はどのような
状況にあって、どの程度の期待を寄せていいか。こうした言い方をするとなんなんですけれども、やはり私も、
地元の関係者が本当に大きな関心も持っていますし、期待していいのか、よくないのか、ここは本当に複雑な
思いを持って今見ているところであります。
せっかくですので、河野
大臣に、
地元の北海道の皆様にもそうした言葉も発するという意味も込めて、今の日ロの
現状についてどのように考えておられるか、そのことについて御見解を伺います。
〔
委員長退席、近藤(昭)
委員長代理着席〕