○山本太郎君 本当にすごい額が集まるんだなというのがこれまでの数字を見ていけば分かる話なんですが。
大規模パーティーなどから集められたお金が別の財布となり、日々の飲み食い、恐らく個人のお楽しみなどへの支出にも使われると。中には飲み食い支出年間一千万円を超えるつわものもいます。三つ星レストラン、料亭、おすし、ステーキ、キャバクラなどなど、非常に熱心に政治活動されているんだなという御様子なんですね。中でも、ブークラ、あっ、失礼いたしました、高級クラブですか、毎年七百万円以上の支出を繰り返すますらおもいらっしゃいます。マニアックなところでSMバーに行かれる方もおられるなどなど、多様性の宝庫と言ってもいいんじゃないでしょうか。
ほかにも、年間六百万円も飲食に費やしたグルメなセレブの方は、昨年、超高級串カツ屋で一晩に十四万円、年間で串カツ代は三十八万円支出。好きなんですね。バレンタインデーのチョコも八万円支出したと批判されていたんですけれども、今年は何と、まあ年間の串カツ代は二十七万円と減少したんですけれども、チョコレートは二十四万五千円。大きくその記録を塗り替えたと。
でも、心配になるんですよ。そんな串揚げ食べたら胸焼けするんじゃないかとか、そんなチョコ食べたら血糖値上がらないかなみたいなことを思っちゃうんですけれども、まあこれ、一人で食べているわけじゃないよな、周りの方にもごちそうされているんだよなと思うと、この中には公職選挙法二百二十一条に該当する買収及び利害誘導罪も存在しているんじゃないかなと思うと、ちょっと私、はらはらしてしまうんですけれども、そう思うとともに、決して他言はしないので、私にもごちそうしてもらえないかなというような妄想も起きちゃうんですよ。まあ、話それて申し訳ないです。
これら御紹介したものは一応違法ではありません。しかし、庶民の年収をはるかに上回る金額を飲み食いや恐らく個人的お楽しみに使うことができるこの別の財布をお持ちの方々の
ボーナス、〇・〇五か月であっても、引き上がることにはどうにも納得いかないよなって思うんですよね。
資料の三、今年の六月厚労省発表、
平成二十八年
国民生活基礎
調査では、生活が大変苦しい、やや苦しいと答えた人が全体の五六・五%、児童のいる世帯では六一・九%、母子世帯では、母子家庭では八二・七%が生活が苦しいと答えている。
資料の四、年収二百万円以下、ワーキングプアと呼ばれる人々、二〇一二年一千九十万人だったんですけれども、一六年度には一千百三十二万三千人、四十二・三万人も増えているんですよね。アベノミクスって何なんですか。中でも女性のワーキングプアは三十七・九万人も増加していると。これ、女性の方が貧困に陥りやすいのは当然、男女の
賃金格差が存在していると。
資料の五、国税庁
平成二十八年分
民間給与実態統計
調査によると、二〇一六年の男性の平均
給与五百二十一万円に対して女性は二百八十万円、二百四十万円もの差が開いたまま。女性が輝くって何だったんだろうって話ですね。
正規、非
正規の平均
給与、
正規は四百八十七万円、非
正規は百七十二万円、その差三百万円以上。これなかなか、それはもう、どうしても
正規になれたらなれた方がいいですよね、これ平均ですけど、あくまでも。
でも、これ見てみたらさあって、非
正規見たら二〇一二年と比べて給料上がっているじゃないかというふうに思われる方いらっしゃると思うんですね、これ安倍さんのおかげじゃないのかなって。でも、冷静に考えていただきたいんです。非
正規は平均の
給与でもワーキングプアなんですよね。二〇二〇年までに最低
賃金を千円にみたいなことを、たまにどや顔、あっ、失礼、たまにそういうふうに総理がおっしゃることがあるんですけれども、
是非総理に教えてさしあげていただきたいんですよ。何をかというと、時給千円で働いたとしてもワーキングプアのままなんですよね。二〇二〇年までに時給千円ということが非常に誇らしいように言われているけれども、冷静に考えてくれと、それで働いてもワーキングプアのままなんだよという話なんです。
二〇一七年秋に衆議院解散の理由、国難突破でした。もちろん北朝鮮問題もその中にはあったでしょうが、その
内容の多く、非常に力を入れてお話しになっていたのが、急速に進む
少子高齢化を克服する、全身全霊傾けるとのお話でした。
資料の六、日銀の金融広報中央
委員会調べ、単身世帯、独り暮らし、各世代の貯蓄ゼロ。これ見てどう思われます。結婚、家族づくりを考えるであろう世代、二十代、三十代、四十代の現状、少子化の理由、これ
理解できる指標の
一つじゃないかなと思うんですよね。自分一人で生きていけるかも分からない状態で誰が結婚しますかって、子供つくりますかって話なんですよね、これ。国難突破と言うならば、少子化問題、これ解決に本気と言うならば、これまで紹介した人々の窮状を救わなければならない。
特に、今一番最後にお示ししましたロストジェネレーションというところに当てはまるような方々、今まで国が何もしてこなかったというところにこれ今手厚くしていかなきゃならないって私思うんですけど、
大臣、いかがお考えになりますか。済みません、これ通告なしですけれども。