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国務大臣(
麻生太郎君) この前、大塚さんも似たようなことを言っていましたよね、たしか。同じようなことを言っておられたので、党内の連絡がいいのか悪いのか全然知りませんけれ
ども、今言っておられたなという記憶があるんですけれ
ども。
いずれにしても、自動車税とか、いわゆる車体課税とか、燃料税とか
消費税とかいろいろありますので、先ほど申し上げましたように、合算して見れば、先ほどのドイツ等々と比べてもそんなに
日本だけが高いというわけではないと、まずこれが大前提です。
また、車体課税については、リーマン・ショックのときにエコカー減税というのを
麻生内閣でやったと思ったんですけれ
ども、あれでたしか八千億ぐらい安くなったよね、お礼言われたことは自動車会社から一回もないと思いますけれ
ども。お礼言われる言われないの話じゃなくて、やることはやっておったと、このときは。このときは何も
質問しないでこういうときだけ言われてもちょっとね。まあ、あなた、あのときはいなかったからそういう意識がなかったと言われてもしようがないんですけれ
ども。
いずれにしても、私
どもとして、法人税の引下げ等々取り組んできましたし、また、いろんな
意味で研究開発税制という、まあ租特だ租特だといろいろまた言われているところも、あなた以外の方からよく言われるんですけれ
ども、租特なんかのことを含めまして、これは優遇措置をしてきておりますので、こうした取り組んだ結果が全体として車の開発を進め、そして、何というの、コストを下げることによって
値段が下がるということにもなってきているんだと思いますので、そういったところも含めて
考えていっていただければと思っております。
それから、もう一個は、やっぱり車体課税の話をよくされるんですけれ
ども、これは、基本的には道路が壊れていくということのほとんどは重い車が大きいんですけれ
ども、いわゆる
社会的費用はこれは
原因者が
負担するのは当然じゃないかとか、また、道路整備が良くなって利便性が良くなれば、それによって利益を得る方からといえば受益者の
負担が当然じゃないかという
考えで自動車ユーザーに御
負担をお願いをいただいているんだと、これは多分そういう
考え方の下に来たんだと思いますが。
いずれにしても、自動車のいろいろ複雑なものがありますが、もうおっしゃるとおりですけれ
ども、これは国と地方とまた分かれていますので、そこのところも
考えなきゃいけませんので、今からやっぱり地方の道路の老朽化とか橋なんかの老朽化という等々で、今度いわゆるインフラの整備に多額の
財源が必要となるという等々も
考えなきゃいけませんし、また、道路が良くなるということはイコール国全体の生産性が上がるということになりますので、私
どもとしては、こういった面も
考えて、
日本という国が今後
経済的に更に力を持っていくためには、道路がきちんと整備されていくというのは、
社会インフラということを
考えたときに、自動車にとりましても国全体の国益にとりましても大事なものだと思っておりますので、
財政状況の厳しい中、このバランス等々をいろいろ検討せなきゃいかぬことがいっぱいあろうかと思いますけれ
ども、私
どもとしては、そういったものを含めて検討させていただければと
考えております。