○小熊
委員 総務
大臣が、いろいろな
関係で台湾に行って、また、被災地の
情報発信もしてもらいましたけれども、そのときに
国民党幹部と接触している形跡がなかったんですね。
だから、国に応じて、何で規制を撤廃しないかというのは、もう今や科学的根拠なんてみんなわかっているわけです、違う形で、それが撤廃されていないというのは政治的な背景がありますから、その政治的な背景そのものにさわっていかなければ、通り一遍に、これは大丈夫ですと科学的データを示したって、そんなものは改善をしないので、しっかり、そういった、現実に戦略的にやっていただきたいと思うし。
大臣も言っていただきましたから、今後のさまざまなイベント
関係では、単純に東北三県ということじゃなくて、規制のかかっている、もっと広域で規制がかかっていますから、そういったところの県の産品もしっかりと使っていただいて、
対応していただきたいなというふうに思っています。
結局、言われたからやり直したし、やり直したって、とりあえず言われたからやるみたいなところで、全然主体的じゃない、能動的じゃないというところが本当に悲しいところではありますが、こうしたことも被災地の我々がずっと言っていかないと風化していくというのも、これは世間相場でもありますし。
我々、東北の中でさえ風化しているんですよ。きのう、東北七県、新潟を入れて七県の国
会議員と東北経済連合会との懇談会が都内のホテルでありましたけれども、被災地のものを自分たちでさえ使っていなかったから、ちゃんとこれは使うようにと挨拶の中で言ってきましたけれども。
ただでさえ、我々でさえもうどこか常に意識しないとだめなので、とりわけ、
外務省、心構えだけじゃなくて、しっかり行動で示さなきゃいけないし、それもやっつけじゃなくて、実態を見てやらなきゃいけないですよ。
風評
被害というのは東北三県だけじゃないですよ。福島だけじゃないですよ。茨城だって千葉だって栃木だって、いろいろありますから。規制の
状況に応じてどうやって
情報発信していくかというのが必要であります。
あと、
大臣、私、ずっと言ってきたのは、いろいろな映像を誘致してもらっていますが、
報道じゃなくて。これまでの間に科学的な根拠とかいろいろなことは、
政府初め地元自治体、また民間団体を含め、
情報発信はされています。ソフト的なアプローチが必要だということをずっと言ってきました。ぜひ、
報道機関の誘致だけじゃなくて、映画とかいろいろな、旅番組とかバラエティーみたいなものを、さらっと来ていただいて、先ほど
大臣に言っていただいたように、桃を食べてもらうとか、そういうアプローチが必要だというのも言ってきていますから。
ぜひ、映像誘致に関しても、
報道の部分だけではなくて、幅広く
情報発信がなされるようにぜひ
対応をとっていただきたい、今までのをまたさらに発展していただきたいと思っています。
次に移ります。
北朝鮮問題、これまでもやってきました、それでも
北朝鮮の暴挙はとまらない。
そういう中で、先ほど言った遠山団長を先頭に訪中してきたときに、ちょうど
ミサイル実験が行われて、その中でも中国の
政府要人とは会えましたけれども。いろいろな形で意見交換させていただいたら、やはり
北朝鮮問題に対しては、これまで多くの
皆さん、また
政府においても
認識しているとおり、
アメリカ、韓国はもちろんのこと、やはり中国、
ロシアとの
連携もとりわけ重要視していかなければいけないんですが、やはり
アメリカ、韓国と
日本、また中国、
ロシアというのはちょっと溝があるというのを感じるのも事実であります。
中国
政府の要人の言葉として言えば、要約して言えば、
経済制裁しても、経済問題でも何でもないんだと。
北朝鮮の
安全保障上の問題なので、
北朝鮮政府は今の政権維持に、すごくそこに中心的に重きをなしているので、やはり、
アメリカ政府が今の政権を維持していくということを担保しなければとまらないというような感じの発言が中国
政府からもなされていました。そういう
意味で、政権維持のために
外交上の交渉カードとして核
開発をしているというのがまた
一つの側面かなというふうに思っています。
そういったものを踏まえてやはり交渉していかなければいけないと思いますし、
対話に引き出すために、
圧力、さまざま、国際的
連携をとってやっていますけれども、
対話に出てきていません。そういう
意味では、具体的に本当にどうやってやっていくんですか。
中国
政府の
認識は、まさに
安全保障上の問題で、政権維持が担保されるのであれば話し合いに応じるんじゃないかというような
意味合いのことを発言していましたから、そういう視点からちょっと答弁いただきたいと思います。