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風間直樹君 本会議で拝見している限りではこれだけ苦悩されている
松野大臣ですから、その深い悩みを基に、私は、閣議で、いや、今回いろいろ悩んだんだけれども、もはやこの公務員制度、キャリアシステムは限界に来ていると思う、その事件を起こしてしまった省の
責任者として、まあ内閣府の所管かもしれないけれども、この点については一言発言させてほしいという問題提起も私はされるべきではないかなと思っています。
予算
委員会でもこの
質疑したんですけれども、
大臣、実は今回、私は重視しているのは国公法の十七条なんですね。人事院にはこうした問題含めて各省の人事行政を
指導し
調査する非常に強い権限が付与されている。ところが、今日
人事院総裁にもお越しいただいていますが、お尋ねをすると、さきの法改正でこの権限が総理に移行されたと、なので、これは総理の権限で、我々ほとんどすることないんですと、大体こういった趣旨の
答弁なんです。つまり、
政府と人事院、あるいは他の機関との間で今キャッチボールという
状況なんです。私は、今回、
文科省でこうした
事務次官が直接関与した
組織的な不正
行為、しかも明白な
国家公務員法違反という異常事態が起きている中で、このキャッチボールが行われている
状況というのは不健全だと思っています。この
状況では問題の根本的な解決は難しいと思っているんですね。ですので、
松野大臣にはいま一度お考えをいただければというふうに強く要請をいたします。
今回、報告書を読んで
思いましたのは、私、選挙区新潟ですけれども、
水落副
大臣とともに日頃新潟で活動させていただいていますが、新潟県内の大学が幾つも出てきます、
文科省に対して誰か適切な人を紹介してほしいと。大体この報告書に掲載されている問題
事案では、パターンとしていわゆる三位一体ならぬ、もう四位一体ですね。つまり、
嶋貫さんがノンキャリの再
就職あっせん担当としていらっしゃって、
文科省本体があり、さらにOBが今現在在籍をしている大学と、もう一つ、新たなOBを受け入れたいという大学、この四者が緊密に連絡を取り合って今回問題として
指摘された事件が起きている。
これ見ていますと、我々国会
議員はこういう
実態があるのは今まで知りませんでしたけれども、各全国の大学の事務局当事者は全部知っていますね、
文科省の人事課に、あるいは
文科省の
嶋貫さんに連絡をすれば適切なOBを紹介してもらえるということを。その共有認識があるから今回この事件が起きたというのが報告書を読んでいると浮かび上がってくると
思います。
それから、もう一点私が気付きましたのは、これ報告書の四十四ページと四十五ページなんですが、外務省OBのあっせんと、それから旧
経済企画庁OBのあっせんの話が出てきます。今回の事件で、他省のOBに対してこのようなあっせんが行われているわけですが、実は私がほかで得ている情報では、これ
文科省だけじゃなくて
省庁間でこうした仲介、あっせんが行われているという情報を私は得ています。
これは
嶋貫さんに伺いたいと
思いますが、そうした私の認識で間違いないでしょうか。