○儀間光男君 日本維新の会の儀間でございます。
質問に入る前に少し苦言を申し上げたいと思います。
一連の前川
発言によるいろんなことや、
獣医師や
加計学園の問題でいろいろ問題になっておりますが、前川さんの
発言で、公平公正である行政の在り方がゆがめられたということを聞いて、びっくりいたしました。何か脱法でもあったり違法性でもあったのかなというふうに考えて、いろいろチェックしてみたんですが、決して
国家戦略特区が脱法の下でつくられた
委員会じゃない、合法の下でやられたので、こういうとき誤解を生むような言い方をするのは、役人の言うことではないんじゃないかという印象を正直言って持ちました。
そこで、一方で、国権の最高機関である国会で、特に本
委員会ですね、別の
省庁もありますけれ
ども、所掌する本
委員会が全くこの問題、蚊帳の外に置かれておるということが私は非常に重大な問題だと思うんですね。そのことがいわゆる国会無視、軽視と言われるゆえんだと私は思っております。しかも、関係
資料の提出にもなかなか応じてくれない姿勢はいささか問題として指摘しておかなければならないように思います。
かつて私は情報審査会に所属をしておりました、情報監視審査会ですね。参議院八名で、衆議院も八名で、別々ですけれ
ども。この
委員会は公務員から多くのものが、
資料が提出されてくるんです。ところが、そのまた多くが黒塗りだらけなんですね、黒塗りだらけ。全然情報の監視、監督できない。
理由は、決まって言うことは、かかる情報が明らかになると著しく国益を損なうおそれがあり、また、
情報提供している関係国に多大な迷惑を掛けることから、国家間の信頼も損ねかねないということでした。ある
意味これ理解できます。
ところが、今回の問題、
獣医師の問題、
加計学園の問題の
資料が提出、なかなかされないんですが、このことが国益を損なうということも考えられませんし、また、関係
府省の省益も損なうなどということも考えられない。いずれにしても、この
諮問会議を所掌する
内閣府が積極的に
資料提供などやることが
国家戦略特区の
基本方針にもかなうことだと思うんですね。そういうことを強く指摘して、少し、もうちょっと情報を明らかにしていただきたいというふうに要求、要求というか、
見解を述べておきます。
さて、質問に入りますけれ
ども、
獣医師の問題、これが
地域偏在しているということはもう十年以上前から指摘をされておりますね。具体的に十九年から
資料なんか見れるわけですけど、いまだこれが決着を見ない。ここまで十年以上前から指摘されておりながら、偏在が直されていない、まだ引きずっている。
理由は何ですか。