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進藤金日子君 ありがとうございます。
本当に
現場の方はこの
制度を早く動かしたいということですごい大きなニーズがございますので、今
局長御答弁いただいたように、
是非とも適切に通知していただいて周知を図っていただきたいというふうに思います。
最後に、
要望になりますけれども、
全国各地を私回っていきますと、これ、どこでも
土地改良事業に携わる技術者が大幅に不足しているんだという声が聞こえるわけであります。そういった中で、やはり
現場のニーズが多様化していて、そういった中で人が足りないものですから、このニーズに即応した調査だとか計画だとか
事業の
実施、さらには、最近
災害が多いわけですので、
災害復旧
事業の対応にも支障を来しているんだという声が聞かれます。これ、
都道府県も足りないという声が聞かれるぐらいでありまして、そういった中で、特に末端の中に行きますと、
土地改良区の技術者、それから
市町村の技術者不足、これは本当に深刻なわけでありまして、悲痛な声が上がっているわけであります。これは実は幾ら予算、これ予算をしっかり
確保しないといけないんですが、予算だけこれ
確保しても、立派な
制度を整えても、これ
現場でしっかりと執行する技術者がいなければ
政策の実現は不可能なわけであります。
もちろん、日本全体が人手不足でありまして、更に深刻化しているわけでございますから、これは非常に難しい問題なわけでございますけれども、
是非とも、この
農業競争力強化プログラムを支えていく
土地改良の
事業の
実施という視点からも、こういった技術者が足りなくなっている
実態につきましても農水省の方でしっかりと把握していただきまして、その迅速かつ的確な対応を
是非御検討いただきたいなというふうに思うわけであります。
実はこの問題は、これ、高等教育機関における
農業土木教育とも密接に関係しております。今、いろんな
農業高校を回っていきますと、
農業高校という、
農業がもうないような高校になっているところがあって、昔は何とか
農業高校
農業土木科というのがあったのが、もうなくなっている、コースすらもだんだん薄れていると。そうなりますと、今、募集を例えば県とか
市町村が掛けても応募が来ないというようなことがあるわけです。大学に至ってもそうなんです。今、農学部の中で
農業農村工学と銘を打っているところは少なくて、これ、生産環境学科とかそういった形の、土木だとか工学というのをどんどんどんどん除いていっているわけです。
そういった中で、しかしながら、
現場に行くと、
現場での対応というのは、技術者は、これはやはりしっかりとした履修しないといけない部分がいっぱいあるわけですから、その部分はしっかりと履修をして会得をして、そして
現場で適応しないといけない。その部分が本当に今もうおかしくなってきているんじゃないかなという気がしておりますので、ここは、私自身も
全国回ってまたしっかりとこの
実態を
集約をして、必要に応じてまた農水省にも御提案し、また文科省の方にも機会があればしっかりとその対応を
質問するなど、そういったことをやっていかないと、これ本当に大変なことになるなというふうに考えております。
私は、やはり従来からずっと訴えているのは、
土地改良は日本の命綱だということを訴えているわけです。これは何を意味するかというと、
農業生産しっかりするためには
農地と水がないといけない、それ
農業資源ですね。それから人がないといけない、技術がないといけない。この
農業資源と人と技術、三要素がなければしっかりとした生産はできないわけであります。
そういった中で、人の育成、極めて重要であります。技術継承、開発、重要であります。
農地と水というのは、この二つの資源と違うのは移動ができないわけです。その
地域地域の固有の資源であります。そういった中で
農業生産を維持し、その生産力を高めていくということになりますと、
農地と水が持っている機能ということを維持し高めていかないといけません。この
農地と水が持っている機能ということを維持し高めていくことを
土地改良というわけであります。
ですから、この
土地改良は私は日本の命綱であろうということを各地で訴えながら、予算の
確保をしっかりやらないといけない。しかしながら、この予算の執行は効率的にしっかりとやっていかないといけないし、なおかつ、成果もしっかりとまた
説明をし
理解を得ていく必要があるということも併せて訴えているわけであります。
そういった面では、
土地改良長期計画、昨年閣議決定されましたけれども、あの中にある成果目標ということをしっかりと念頭に置いて、各
現場現場がこの成果を上げていくと、そして予算もしっかりと
確保していただく中にあって、
農業競争力強化プログラムの中でしっかりと果たす役割をしていくべきだというふうに考えるわけであります。
一方で、これ
土地改良だけではなくて、私は、農山漁村、これも日本の命綱だということを訴えているわけであります。これは
委員の
皆様方も同じ共有認識だと思いますが、やはり農山漁村の維持なくして国土の維持はないわけであります。
是非ともこの農山漁村
政策ということにつきましても、私、
土地改良中心でございますけれども、林業、水産業も含めてしっかりと対応してまいりたいというふうに考えております。
是非とも、この
土地改良は日本の命綱、そして農山漁村は日本の命綱ということであります。(発言する者あり)小川
先生、私と誕生日同じなんです。昭和三十八年七月七日生まれ、同じ年でありますが。
是非とも、この
土地改良は日本の命綱ということと農山漁村は日本の命綱ということ、ここを
是非とも党派を超えてこの
委員の
皆様方に御
理解いただきたい。そして、この今回の
土地改良法を
改正した
趣旨がしっかりと
現場に生かされて、そして
農業の生産性向上と効率化、それに向けて
現場が汗が流せるように、
委員の
皆様方の御支援と御指導を重ねてお願い申し上げまして、私の
質問を終えさせていただきたいと思います。
どうもありがとうございました。