○江崎孝君 私は、その一千二百二十万がどう使われたのか、一千万がどこから捻出されたのかとは一切聞いていません。この
収支報告書に書かれていること、そして御
自身が一千万円を
寄附したことによって
還付申告で恐らく三百万円近い
寄附控除を受けられているということ、これが一般の
国民からすれば極めて不信感を招く、だから
告発をされているんだというところを指摘しているわけですね。
それを、所管をする
大臣になったときに、
平成二十年を振り返ったときに、それに対して、今のような発言ではなくて、そのときの
自分の
行為がどうだったのかということを率直に吐露してほしかったんですけれ
ども、恐らくこれから質問言っても、何回も聞いても
お答えにならないでしょうから。いずれにしても、
奈良地検に
告発状が出ています。その動向を見ながら、また
総務委員会でも御質問をさせていただきたいというふうに思います。これは一旦、この質問は終わらせていただきます。
さて、
森友学園の問題なんですけれ
ども、これ何で
総務委員会で質問するかということで皆さん御不審に思われているかもしれませんけれ
ども。私が思うには、この同じ土地を豊中市という自治体が同じ時期に購入しているわけですね。これが、国有地として購入する場合と、新関空会社から購入する場合とで相当対応が違ってきた。相当、これは憤りを覚えるぐらいに厚く
森友学園の方には国が売却をしているということなので、これ自治体を所管する
総務委員会ですからあえてお聞きをするんですけれ
ども。
そこで問題にしたいのは、
平成二十四年の七月に、元々、この
森友学園の今の建設地、それと豊中市が都市公園として整備している土地、それと豊中市が給食センターとして整備をしようとする用地、これは元々、豊中市が全体を、特に給食センターの用地はテニスコートにしていたぐらいに、元々国有地ですから、無償で提供されていた土地なんですね。それを
平成五年に普通財産化をした、国が、大阪航空局が。普通財産化をしたことによって、元々、これ豊中市から聞いたんですけれ
ども、無償で都市計画をさせていただけるような話をしていたんだけれ
ども、普通財産化になったことによって、これ有償で提供を受けるしかないと。それで、その当時
幾らぐらいでということだと、二十五億円ぐらいだという話があったそうです。
つまり、
森友学園の土地と野田中央公園、都市公園の土地、これ合わせて、大体同じ面積なんですよ、両方とも、ちょっと森友の方が小さいかもしれません、まあ二十五億円。だったらこれ買えないと、もうとてもじゃないが。だから、今の
森友学園はちょっと置いておいて、野田中央公園のだけ買うという手続に入った。
ところが、二つ隣接していますから、この
森友学園が建設を予定していた土地、ここに余り変なものが来てもらってはいけないので、同じように隣接をしていた大阪音大に、買ったらどうですかということを豊中市が大阪音大に働きかけて、分かりましたということで用地交渉に入るんですね、入るんです。そこが問題なんですけれ
ども、余りにも国交省、あるいは近畿財務局の提示価格とこの大阪音大の提示価格が格差があり過ぎたということで、大阪音大はこれ購入を断念をするという話を聞いています。これ御存じだろうと思うんです。
そこで問題なんですけれ
ども、なぜか分からないんですが、
平成二十四年の七月一日に、これは民主党もやったんですけれ
ども、関空と伊丹を一緒にした新関空会社というのができるんですね。これ
平成二十四年の七月にその大阪航空局が持っていた土地を全部合算をして現物出資しているんです、新関空会社に。そのときに、どうもこの大阪音大、つまり後で
森友学園が買う用地、ここについては、民間売買、民間との売買が締結されそうだ、あるいはそういう流れにあるということで、現物出資から外すということを決められた、間違いないですね。これは大阪航空局でいいですか。