○
島村大君 ありがとうございます。
今
局長からも、できる限り前向きに、
関係者のいろいろな
方々の御
意見を聞きながら検討していきたいという
答弁がございましたが、現実的に今この
在宅診療なり
訪問診療をしている
歯科医師がどのぐらいいるかということが、非常にこれが広まらない大きな理由になっていると思っております。
それは、今
お話ししましたように、なかなかやっぱり、まあ
施設の場合はまだいいのかもしれないですが、
居宅で、
患者さんの御
自宅の中で
診療をしなくちゃいけないということの難しさということを、いわゆる
健常者の方を診るわけじゃないですから、やはり
基礎疾患を持っているとかある
程度リスクのある方の
患者さんを
在宅で診るという場合には、これはもう
皆様方も想像付くと思いますが、例えば口の中に麻酔の注射をしただけでその
患者さんの
状態が非常に悪くなることもあるわけですよ。その場合にそれの
対応をしなくちゃいけない。我々もしっかりと準備はしておりますが、やはり
自分たちの慣れたスペースの中でやるのと、それぞれの
患者さんのお宅で、行ったところの中でやれというのとでは、やっぱり
対応の仕方、それからそれだけの時間とか考えますと、本当にそれを
対応できるのかという怖さもあるわけです。
ですから、そういうことを含めまして、ある
程度の
リスクのある
患者さんの
訪問の場合には、やはりそういう
訪問の車でやるか、どうしてもの場合には搬送してもらって
診療室でやるという
考え方ももちろん分かりますが、そこは
是非とももう少しいろんな
考え方でこの
訪問診療、
歯科診療の車を御
理解していただきたい。
又は、今、地域包括ケアで多職種連携でいろんな
方々と
患者さんを診るときに、やはり
歯科だけではなくて、そういう
患者さんを診ることができる、その確保ができるスペースがあるのであれば、もっと我々以外も利用してもらえることもできると思いますので、そこは
是非とも
大臣、前向きに、そういういろいろな今
状況が違っていてそれだけのニーズがあるということをこの
歯科訪問車に関しまして御
理解をしていただきたいと思っておりますので、よろしくお願いします。
これに関しまして、済みません、もう一点だけちょっと
訪問診療に関して
質問させていただきたいんですが、これ本当に
現場から非常に困ったということで言われているんですが、
歯科医師が
歯科訪問診療、
在宅診療で
患者さんを診させていただいて、そのときにどうしても、先ほど
お話ししましたように、
現場の
患者さんの御
自宅ではなかなか
診療する
リスクが高くて
診療ができない、その場合に
診療室に一度搬送してもらうと。その場合には
患者さんの御家族とか周りの
方々の、住民の
方々のお力をお借りして、本当に苦労に苦労して一度だけ
診療室に来ていただいて観血処置とか外科的な処置をさせていただくと。それ以外の処置に関しましては
在宅で、その方の御
自宅で診るようなことをするということで、一度とか二度だけそういうふうに
診療室なり
病院で診させていただきますと、この
在宅の
歯科訪問診療ということが、ローカルルールだと思いますが、これが算定が不可ということで返戻される場合が多いんです。
ですから、やはりケース・バイ・ケースで、
診療室じゃなければできない場合にはそれは特例として見ていただいて、それ以外は
訪問診療、
在宅で見ていただけるようなことを
是非とも、今
局長の方から
説明をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。