○石上俊雄君 ありがとうございました。
最終的に税金が投入されるというふうになってしまうと、これいろいろな面で不幸になるわけなので、是非、
制度の運営については、情報開示とかやる必要がありますし、
金融庁におかれましてはしっかりと監督をしていただくということでお願いできればというふうに思います。
それで、ここまではちょっと
制度についていろいろお聞きしましたが、これからは、先ほども申し上げましたけれども、中小零細
企業事業者の
生産性改善、
経営改善という視点でちょっと何問か質問させていただければと思います。
先日の
参考人質疑で、
金融庁が行ったアンケートで、
中小企業・
小規模事業者の皆さんがメーンバンクに何がしか
相談をしているかというアンケートを取ったら、何を隠そう一二%の方しか
相談はしていないと。四五%の方でしたか、全く
相談なしというんですね。何で
相談をしていないかというと、余り良いアドバイスや情報が期待できないが四一%で一番だったということで、これちょっと大変だなと思いまして、そういった
意味でちょっと質問をさせていただきたいんですが。
攻めの投資をしていく面で、いろいろ
信用保証協会とか
金融機関が
相談を受けるわけでありますが、そのときに、こういう
制度がありますよとかこういうものを使ったらどうかという、そういうことが言えないとやっぱりいけないのかなというふうに思いまして、今どういう
状況にあるのかという視点でお伺いしますが、資料の五に示させていただきましたが、
生産性向上につながる技術革新というのがかなり進んできているわけでありますが、例えて言うならば、完全自動セルフレジというんですか、電子タグの付いた商品を買物籠に入れてレジに置くと、一瞬で会計と袋詰めが完了するというんですね。これすごいなと、ドラえもんみたいな感じになっているわけでありますが。店員の作業量も一割減るということで、これが
効率化になると。
さらには、インバーター冷凍機搭載の省エネショー
ケース。皆さんもスーパーとか行かれると思いますが、ショー
ケースですね。冷気が外に逃げると電気料金たくさん掛かってしまいますので、エアカーテンをしっかりとつくって、それで中に収め込むという、これ某電機メーカーで開発しているわけでありますが、そういったものを使うと電気代金が何と六七%も削減されるという、こういうことに切り替えたらどうかとか、あとほかの、
工場でのIoT化などでの技術革新とかそういったものをどんどんどんどん入れていくと、
中小企業・
小規模事業者の皆さんも、ちょっとお金は掛かるわけでありますが、そこでの投資
効果での、ペイできるかどうかが微妙でありますけれども、そういったのをやる必要があると。
ここでお聞きしたいんですが、普及に対する
支援制度、そしてどんなメニューがあるのかどうか、普及していくための
支援メニュー、これどういうふうなものがあるのかというのを教えてほしいのと、そのメニューというのがどれくらい今、
中小企業で活用されているのか。そこについての、それもし活用余りされていないなというのであれば、どういうところに課題があって、今後どういうふうにしていったらいいかなとお考えか、経産省、教えていただけますでしょうか。