○足立敏之君 ありがとうございました。
引き続き、再任されれば、しっかり取り組んでいただきたいというふうに思います。
次の
質問に参りますが、先ほども申しましたけれども、私は、建設省、国土交通省で長年
勤務をしてまいりましたので、やっぱり
現場の把握というのが非常に重要なことだというふうに思っています。
余り光は当たっていないんですけれども、水害とか大規模な地震災害などが起こりましたら、被害
状況の把握とか崩れた土砂の除去、アクセス道路の
確保、壊れた堤防の修復、そういったことを一生懸命
現場でやっている
国家公務員、国土交通省
職員がおります。しかしながら、災害の
現場というのは、なかなかマスコミの皆様も危険で入っていけない、そういったことがありますので、ほとんどそういった行動、活動が報道されませんし、国土交通省の
職員がそんなところで頑張っているというのを知っている
方々はほとんどいらっしゃらないのが実情です。
そんな中で、私、大変うれしかったのは、
人事院総裁賞というのがありまして、頑張った
公務員が励まされ勇気付けられるすばらしい賞だと思っております。この賞をいただいた
方々は、天皇皇后両陛下に御接見を賜りまして、励ましのお言葉もいただく
機会もあります。大変光栄な賞だと思っております。
私は長らく防災の
仕事をしてまいりましたので、頑張っている防災分野の皆さんに
是非とも
人事院総裁賞を授与していただきたいなというふうに思っておりましたけれども、期待どおりでございまして、ここのところ、
平成二十七年の広島豪雨災害のときの中国地方整備局、それから
平成二十六年の伊豆大島の豪雨災害の関東地方整備局、それから
平成二十四年の
東日本大震災の東北地方整備局、そういった
方々に
人事院総裁賞をいただきました。
また、私が四国地方整備局長というのをしておりましたときに、
余り地道な取組で目立たないんですけれども、瀬戸内海の浮遊ごみあ
るいは油、こういったものの回収を行っていた部下の海洋環境整備事業グループというのが
人事院総裁賞をいただいて、みんなでお祝いをしたという
経験もございます。目に付きにくいそういった
現場によく目配りをしていただいたというふうに、本当に感謝をいたしておりますし、これからも頑張っている
方々が報われる、そういう
人事院総裁賞であるように取り組んでいただきたいと思います。
もう一点ですけれども、
公務員の災害対応のときの
手当というのがございますけれども、国土交通省
職員は、自衛隊、警察、消防の皆さんと同じように災害対応を実はしておるんですけれども、実際にその災害の
現場に駆け付けたときの
手当というのが必ずしも十分ではない、そういうふうに私なんかは思ってきておりましたけれども、実は、先ほど言いました
平成二十六年の広島の土砂災害のときには、危険な渓流で活動するテックフォースの皆さんに危険
手当を認めていただきました。私も感謝をいたしておりますけれども、災害
現場で対応している皆さんに幅広く今後とも適用していただければ有り難いというふうに思っております。
いずれにいたしましても、なかなか目の届いていない、そういう
現場に光を当てていただいたということは高く評価いたしておりますけれども、
人事院総裁という
立場で、そういった災害
現場の実情など直接目にすることがなかなかできないようなところの実情をどうやってこれまで把握してこられたのか、お聞かせいただければと思います。