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福山哲郎君 相手の実験に合わせて、そんなわけではないんでしょうけど、こちらが強化をしていく。でも、こちらがそれに対して強化をしたら、このままの
状況でいけば、圧力を幾ら加えても相手は着々と開発を進めてきたと、これが今のこれまでの歴史的な経緯だと思います。ですから、新しい能力を向上させたいと努力をして予算を掛けて、それが駄目だと言っているわけではありません、しかし、数年後にようやく配備されましたと言っているときに相手側がどういう
状況の開発をしているのかということになると、これはある意味でいうと、エスカレーションと
防衛費の限りない、何というか、増えていく
状況があって、これが実は
リスクを余計高めるということが国際政治の中ではよく言われる話です。いわゆる囚人のジレンマの問題です。ですから、このことに対して何らかの形の
状況を変えていかなければいけない。
そんな中で二階幹事長が、厳重に対処しますとか、よく言われる、国連安保理決議に明確に違反している、断固容認できないみたいな、まあ公式発言はよく分かるんですけど、二階幹事長が、こんなことばっかり言っている、同じことを言っていて、こんなことでよいのかと思うと。毎日毎日同じコメントをしているだけで、やっぱり
日本としてどうあるべきかということをすぐに述べられなければ、今から
協議する必要がある、私はそれくらい思っていますと。これ対話しろということだと思うんですけれども、これ二階幹事長が言われているんです。これは別に、済みません、党と
政府が一致していないみたいなことで言っているわけではなくて、こういう考え方も自民党の幹事長から出ていると。
このことについて、私もそちら側に座ったことがあるので公式の発言しかできないこともよく分かっているつもりですが、今、逆に言うと、文在寅大統領、それからトランプ大統領も条件が整えば
北朝鮮と対話をする用意があると言っている
状況の中で、その条件って一体何なんだと。いや、もちろん核開発の放棄とか、それはもちろんありますが、そういったことについての動きもそろそろ必要な段階に入ってきているのではないかなと。
外務大臣の言われる対話のための対話は意味がないというのは私もそう思いますが、そこは、今、
日本が
外交関係がない
状況の中で、
日本としての対処の問題とかも難しいとは思いますが、今、
外務大臣、どのようにお考えになっているのか。
今日実は、僕、ほかに
質問したいことがいっぱいあって、条約
関係で今日お越しいただいている方、本当に座っていただいたのを申し訳なく思っているんですけど、ちょっと
野上副
長官の答弁が余りにも不誠実だったので時間が取られちゃいまして、ですから、最後は、済みません、
外務大臣に、今の私の
問題意識について少し御意見を披瀝いただければと思います。