○
佐藤正久君 これは両
大臣にも、今の答弁、上っ面ですから。
実際にC2輸送機が降りれる空港がこの島のうちに何個あると思いますか。石垣とか宮古とか奄美とか大きなところはともかく、ほとんど降りれませんから。
海上自衛隊の輸送艦が入れる港は幾つあると思いますか。この南西諸島の方では四つか五つしかありません。やっぱり輸送力をいかに
整備するかというのは、これは民主党政権時代、ずっと大きな課題なんです。
展開できないんです。
PAC3とか短SAMを
展開しようと思っても港がないんですから、空港がないんですから。その部分はしっかり、どういう形で
整備をするか。
しかも、今ちょっと言われたように、有事になってしまったら民間の、この前
PAC3運んだような民間フェリー、これは
自衛隊法百三条の第二項
地域、第二項
地域という部分は多分この南西諸島外れますから、
自衛隊の
活動地域が一項
地域、そこには入れませんから、
事態でそれはどうやって
整備するんだと。まさに、この
弾道ミサイル対処も
展開しなければ対応できない。また、この巡航
ミサイル対処も
展開しなければ対応できないんです。
上っ面の話している
段階ではなくて、実は、南西諸島の方も新たな
段階に入っているという
認識は多くの自衛官も
防衛省も持っているはずなんです。去年の八月、まさに今までにないぐらいの、二百から三百隻の漁船が尖閣周辺に来て、それに公船も多いときで一日で二十数隻入ってきている。初めてです。しかも、沖縄の海峡を通過する爆撃機の数も増え、爆撃機にスホーイ30が護衛をして入ってくる。台湾の東沖の方で
中国海軍と空軍が
連携した
訓練をやる、そういうのが今年なんです。これもう新たな
段階の
脅威ですよ。
というときに、どうやって
国民を守るか、島を守るか。石垣と宮古と奄美だけが島じゃないんです。実際に、宮古、石垣に
PAC3を
展開したときがありました、テポドン対応で。だけど、軌道直下の、ここにある多良間島、宮古と石垣の間にある多良間島には
PAC3は届きません。それが、一番その真上を通るというのが
北朝鮮の発表です。でも、多良間島にはフェリーや「おおすみ」が入る港がないために
展開できなかったんです。連絡員しか置けなかった。連絡員じゃ守れませんから。というふうなことを真剣にもう考える時期だというふうなことを訴えたいと思います。これについてはまた後ほどやりたいと思います。
次に、資料三、資料四を見ていただきたいと思います。
これは、
自衛隊で一生懸命取り組んでいる武道、格技の銃剣道についての
質問を田野瀬政
務官の方にしたいと思います。
この資料三は、これは文部科学省が武道等の
充実のための予算要求した予算のペーパーで、二十九年度予算、この真ん中に、
支援体制の
強化に、相撲等に加えて銃剣道に拡充、これは文部科学省が作ったペーパーです。
さらに、資料四、これは中央教育審議会が昨年十二月二十一日に文科省に出した答申です。そこで、一番下の方に書いてありますように、
我が国固有の伝統と文化への理解を深める観点から、
日本固有の武道一八四の考え方に触れることができるよう、内容等について一層の改善を図る。武道一八四の考え方は何かというと、この脚注に書いてあります
日本武道
協議会加盟団体
実施種目、柔道から銃剣道、この九種目に触れることができるよう、内容等について一層の改善を図るというのが答申です。
この三月一日に、武道
議員連盟の方に、文部科学省から中学校の体育の新たな指導要領についての案の説明がありました。今パブコメを掛けている最中だと思います。そのときには、この中央教育審議会、中教審の答申を受けてこれを作りましたというふうに説明してはいるんですけれども、ここからなぜか銃剣道一つだけが外されました。
まず、田野瀬政
務官にお
伺いします。銃剣道って御覧になったことありますか。