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佐々木(紀)
分科員 自由民主党の
佐々木紀でございます。
きょうは
大臣に御出席いただきまして、本当にありがとうございます。また、先日も石川県の方にお越しをいただきまして、ありがとうございました。本当にお忙しいということでトンボ返りだったということでございましたけれども、
大臣には、ぜひ石川県のきらりと光る
企業を本当に視察していただきたかったなというふうに思います。ぜひ次は時間をつくって、
企業集積が進んでいる石川県の
企業、またそういったものをぜひ御視察いただきたいというふうに思います。
ぜひ
大臣にはお願いをしたいのは、そういった石川県、特に私の選挙区の南加賀という
地域は、
企業集積の進んでいる
地域の
一つだというふうに思います。今、いろいろな
企業が地方に行きたい、特に太平洋側の
企業にすれば、やはり
東日本大震災の教訓を生かして日本海側に工場を出したいとか、あるいは、今は首都直下とか南海トラフといったことも想定されている中で、リスク分散というんですか、そういう観点でも工場を移転させたいとか、ということを考えているところもいっぱいあると思うんですよ。そういった
企業の参考になるような情報提供というのも、経産省としてはやはりしていただいた方がいいのではないかというふうに思うわけです。ですから、
企業立地に適した
地域百選みたいな、何かそういったことを企画していただければいいのではないかなというふうに思うわけです。
私の住んでいるこの選挙区の南加賀は何で
企業集積が進んでいるかなというふうに私なりにちょっと分析したんですけれども、
企業立地に適した
地域の五条件というのも私なりにちょっとつくってみました。
一つはアクセスがいいということ、
二つ目に電気代が安い、三つ目に災害が少ない、四つ目に工業用水が豊富、五つ目に
労働環境がいい、こういうふうにちょっと考えてみたんです。一から四番のことは、考えれば、データをとれば大体すぐわかるんですけれども、
労働環境がいいと一口に言っても、なかなかさまざまあろうかというふうに思います。
例えば、三世代同居、近居の世帯が多いために夫婦で働きに行ける
環境があるとか、あるいは子育て
環境がいい、待機児童ゼロでありますし、出生率も一・八を超えているとかそういったこともありますし、あとは住みよさランキング、これも結構高い
地域が多いんです。そういったことを勘案すると、従業員の働く
環境も大変いいということでありまして、そういったことが挙げられると思います。
あともう
一つ、珍しい
取り組みだと思うんですけれども、人手が足りない
企業に人手を貸すというそういった習慣というか、もあるんです。
例えば、Aという
企業が今ちょっと
世界的に業績が悪くて人手が余っている。でも、一方のBという
会社はすごく忙しい。そうすると、Aという
会社はBという
会社に自分のところの社員を派遣する。そうすると雇用も維持できる。これまでですと、国の雇用調整
助成金とか、国の世話になって雇用を維持していたんですけれども、この
地域では割かし、そういった人手をうまいこと回していく仕組みみたいなのがあって、そういったことも
企業にとっては助かるのではないかなというふうに思うわけでありまして、そういった意味で、
労働環境も大変いいということであります。
そこで、今言ったような話というのはなかなか表にはわからないわけなんですね。例えば行政の
支援メニューでやるというのは、これは調べれば大体わかります。アクセスがいいとか電気代が安いとか災害が少ないとか水が安い、こういうのも調べれば大体わかるんですけれども、こういった
地域独特の、風土に根差したものというのはなかなか見えにくいので、ぜひそういったことも見える化をして、この
地域は
企業進出にすごくいいですよというような形で何か経産省として指標をつくるというのもすごくいいのではないかなと私は思うんですけれども、
大臣、いかがですか。