○今井
委員 明確に行ったことはないということをおっしゃっていますから、ということであれば、この方が勘違いしているか、何かうそをついているかということでありますので、そういう方が
理事長をやっておられたところの名誉校長をやっておられたことも大変問題であるということを申し上げたいと
思います。
それで、きのうも少しお話ししましたけれども、この
学校がつくられるときに一つ大きな問題がありました。まだ認可は最終にされていませんけれども、お金がないんです。財政的に非常に厳しいんです。それが審議会でもいろいろ
議論になっていまして、それは大丈夫かということを直近も今も言われています。残念ながら募集もうまくいっていないみたいなんですけれども。
それで、
もともと、これは
平成二十六年の十二月の大阪府の私立
学校の審議会でも言われているんですけれども、私立
学校会計
基準で、新しい校地、校舎をつくるときは第二号基本金という形で毎年積み立てをする必要がある、こういう運用の
基準があるんです、私立
学校法に沿った。そこの場で、ではこの学園は積立金が幾らありますかといったら、ゼロ、一銭もありませんと。積立金をしなきゃいけないのに、一銭もないんです。
それで、ではどうするんだということでいろいろ
議論になっていますが、寄附金を集めます、それで何とか賄っていきますという話になっているわけです。それで、では寄附金を集めなきゃということが始まったわけですね。
先ほど、
安倍晋三小
学校という名前で振り込み用紙があったということ、それは二日間ぐらいで取り消しになったということでありますからそれほど大きくなかったかもしれませんが、ただ、そういうものも出回ってしまったということなんです。私はこれが一番問題だと思っているんです。
この
パネルを見ていただきたいんですけれども、見ていただきますと、小
学校開校に伴う寄附金のお願いというのがあります。
もともとこの
学校は認可相当ですから、まだ認可されていません。
それで、審議会の方からも、
平成二十七年の七月二十八日の審議会で言われていますが、認可の手続は三月になって
先生の確保ができている、机もそろっている、図書館にも本があるということを見て認可がおりますので、それまでは認可申請中という文字を必ず入れるように指導していますと。認可申請中と入れなさい、認可されたというふうに言ってはいけませんという指導を審議会はしているんですけれども、にもかかわらず、小
学校の寄附金のお願いということで、おかげさまで
平成二十七年一月に大阪府より認可がおりと、認可申請中というふうに使わなきゃいけないと指導されているのに、認可がおりというふうに間違ったことを書いて募集しています。
そして、そこのところに、去る九月三日開催、
安倍昭恵
内閣総理大臣夫人、瑞穂の国記念小
学校を語るの
教育云々とあって、
安倍昭恵様には瑞穂の国記念小
学校の名誉校長に御就任いただき、あといろいろ書いてありますが、という事情がありまして、寄附をお願いしたいという文章があります。
これは本当に大変な問題だと私は思っていまして、認可されていないのに認可されたという表現をして、しかも
内閣総理大臣夫人の名前を書いて募集しているということであれば、本当に、立場を利用されて、不正な形で寄附をお願いしたということになってしまうと思うんです。
ですから私はさっき申し上げていたんですね。李下に冠を正さずじゃありませんけれども、こういうことをすれば、こういう疑義が出てきてしまうんです。
ですから、直接私たちはいろいろなことに
関与していないとおっしゃいますが、こうやって名誉校長になっていることで、こういうものに利用されているということなんですよ。そういうことに対してはどう思われますか。
〔
委員長退席、葉梨
委員長代理着席〕