○松浪
委員 日本維新の会の松浪健太であります。
大臣、お疲れではないですか。先ほど、階議員の
質疑を聞いていて、言い方がきついなとも思いますけれども、やはり、与野党ともに危機感はコンセンサスがあるのではないかなというふうに思っております。
大臣も、もっとしっかりと、階さんにちょっと満足していただけるようなおちゃめさも持ち合わせていただければありがたいなと思うわけであります。
それはともかくといたしまして、
質疑に入る前に、先ほど刑事局長の話がありました。きょうは
裁判所法の
質疑でありますので、これは必ず求めませんけれども、今後、テロ等準備罪、我が党ではまだ賛否も決めていませんので、組織犯罪防止法ぐらいがいいんじゃないかなというのが我が党のスタンスではありますけれども、こうしたときに、昔は
政府委員制度があって、この問題は重要な答弁だから役人に任せますという
大臣がいたのも事実であります。そうした
状況で反省があって、今の
政府参考人という形になったわけでありますけれども、私は、今も、これはちょっと極端になってきているなと。刑法の話をするときに刑事局長も呼ばない、これもやり過ぎであります。
まさに、
大臣というのはゼネラリストで、民訴からこうした
制度から全てを包括的に統べるものでありまして、そうでなければ、細かい話をここでやっていただくのであれば、
法務大臣は全部
司法試験の資格を持つ人にやってもらえばいいわけでありまして、だからこそ、私は、ゼネラリストとして、ほかの、スペシャリストではない視点を持っている
大臣の視点というのが必要だというふうに思うわけであります。
私も、国民の一人として、こういう
状況でこうなってという細かい議論を
大臣にしていただくとは思いません。そんなことを望みません。そんな細かいものは
大臣にやっていただかないで結構であります。そうした専門的なことは、やはりこれからは刑事局長にやっていただくということを、
大臣も、そう言われたときには、いや、細かい話はやはり任せるよ、そこまでやってらんねえよ、あんたばかかというふうにちゃんと答弁をしていただければいいんじゃないかなというふうに思います。ちょっと今、ばかは言い過ぎましたね。それは心の中で思っていただければいいなと思いますけれども。
そこで、この
質疑、ずっと
司法制度について話をしているわけでありますけれども、一方で、
司法というのは大変な権威であります。裁判官のトップである最高裁の長官というものは、まさに三権の長に、国民から直接選ばれるのではなくて唯一なれるという大変重いポストだと思います。
大変私は柄ではないんですけれども、きょうは最高裁判事の構成について伺おうと思います。
これは
裁判所法第四十一条で、四十歳以上の人間で、少なくとも十人は云々とありますけれども、二十年以上のその場の経験を持っていただいている方として、高等裁判所長官から
弁護士、そして別に法律で定める大学の教授なんというのも、こういうふうにあるわけであります。
しかしながら、きょうはちょっと表を、最高裁判事の構成というものを、私、最高裁なんかにも、いろいろなところに御
協力をいただいてこれをつくってみたんですけれども、法律は先ほど申し上げた第四十一条に書かれています、法律違反だというわけではありませんけれども、一九七〇年代からこれは慣例として、だから私が生まれたころでしょうか、四十年は、裁判官の六人の構成、そして
弁護士はこうした日弁連の構成、そしてあとは、検察官二名、それから行政、大学の教授等学識者という枠でありますけれども、この六、四、五の体制というのが持たれてきたわけであります。この四月十日、二人、林さんと山口さんという方は、発表されたのは一月の十三日ですか、ことしの一月十三日に両者が後継でこうなられるという人事が発表されているわけです。
まずもって、この構成のバランスについての考え方を伺いたいと思います。