○逢坂
委員 民進党の逢坂誠二です。
きょうは、ちょっと喉が痛くて、余り体調がすぐれないんですけれども、頑張ってやりたいと思います。
まず、幾つかやじが飛んでいた、そのやじに一々答えるというわけではないんですけれども、きょう共謀罪の法案が閣議決定されたわけでありますけれども、まず、ここは、きょうは
一般質疑でありますから、何を議論してもいいということは皆さんに御
理解いただきたいと思います。
そこで、私は、きょうはこの共謀罪の法案について議論をしたいと思います。
それから、閣議決定される前になぜ、それでは議論をしていたんだという話でありますが、これも繰り返しでありますけれども、特に私が問題視したのは、一月十六日だったと記憶しておりますが、菅官房長官の記者会見で、官房長官が、共謀罪と違うテロ等準備罪というものを準備している、それは従来の法案と全く違う、それから
一般の人は該当にならない、こういう発言をしたので、そこまで明確に言うのであれば、これは
内容を聞かなきゃいけないなということだったわけであります。
その後、総理も、今度の、政府が言うところのテロ等準備罪は
東京オリンピックのために必須とも言えるものだということを繰り返し
お話しになっているので、であるならば、その中身を聞かなければいけないということでこれまで質疑をしてきたわけでありますので、その点は御
理解いただきたいと思います。
そして、その上で、きょう閣議決定されましたので、今後はより踏み込んで、さまざま聞かせていただきたいと思っております。
それから、通告のことについていろいろやじが飛んでおりますが、私も、答弁の
立場で長くやっていたこともありますし、若干でありますけれども政府の中で、
国会議員になってからも答弁の
立場に立つことがございました。したがいまして、その
意味からいうと、通告というのは、それがあるというのは、私は議論を深める上で非常に大事なことだと思います。
だがしかし、やりとりの中で
質問がだんだんほかへ派生していくということは当然あり得ることですし、通告したことだけにしか答えられないということであるならば、
国会の場が、これはちょっと言い方は悪いかもしれませんけれども、学芸会になりかねない、しかも、政府が答弁するシナリオを見せてもらえない学芸会になりかねないので、そこは、
質問が派生していくということは御
理解をいただきたいと思います。
そこで、何点かお伺いをします。
まず、先ほど井出
委員の
質問の中で、過去の与党の修正案と今回の閣法の違いは何だというふうに井出
委員が問うたわけですが、政府案として提出していることが違いだというふうにおっしゃられました。確かに、それはそのとおりだと思います。形式上は、与党の修正案でありますし、今回は閣法でありますから、それは違っているのは当然だと思うんですが、それ以外に違いというのはないんでしょうか。