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今井委員 出すか出さないかの相談じゃなくて、どうやって調べるかを相談してくださいね。ちゃんと
答えを教えてください。よろしくお願いします。
何を言ってもゼロ回答なので、もうちょっとあきれているんですけれども。
この問題の一番の本質、岩盤規制を突破していろいろな新しいことをやるということ自体は間違っていないと思いますよ。ただ、この岩盤の規制の破り方が正しかったのか、それから、
獣医学部の新設というのは本当に必要だったのかという観点が一つです。
それからもう一つは、これは加計学園ありきで話がどんどん進んでいってしまったんじゃないだろうか、ほかにも、京都産業大学とかいろいろあったのに、加計学園ありきで進んでしまったんじゃないかということが、一番の問題の本質なんです。
きのう、
前川さんが、加計学園ありきだったのかというふうな
質問に対して、関係者の暗黙の理解としてあったのは確かだ、こうおっしゃっています。ですから、
前川さんに話を聞かなきゃいけないと思うんですけれども。
きのうも参議院で出たかもしれませんが、今治市の
国家戦略特区特別
委員会というのが開かれているんですが、九月二十六日の議事録がありますけれども、そこで先方の方の企画
課長がいろいろ
説明しているんですが、今後のスケジュール感でありますが、
内閣府の主導で進められているものでございますけれども、第一回分科会の開催が行われたこともございまして、
内閣府においてもスピード感を持って進めようということをされておりますので、私どもとしても、平成三十年四月の開業をスピード感を持って臨んでまいりたいと思います、
内閣府としましては何とか三十年四月を目指して努力するという姿勢をこの分科会で見させていただいております、こういうふうに
報告されています。
つまり、
内閣府の方からは、三十年の四月に開くと言っているのは実は加計学園だけです。このときまだ申請を出していた京都産業大学はそうは言っていませんので、平成三十年四月に開けるようにというふうに言っているということは、この文章だけを見ると、
内閣府さんが今治市の方にはもう加計学園でいくよというニュアンスでしゃべっているというふうに、この文だけを読めば聞こえます。
先ほどの問題の
文書、二十六日、同じ日のものですけれども、ここに書いてあることが、この
文書は
確認されていませんから事実かどうかわかりませんけれども、平成三十年四月開校を大前提に、逆算して最短のスケジュールを
作成し、
共有していただきたい、成田市ほど時間をかけられない、これは官邸の最高レベルの言っていること、山本
大臣もきちんとやりたいと言っている、これはつまり加計学園のことなんです。だから、加計学園ありきで進んでいるんじゃないかというのがここで推測されると思うんです。
その後、十月の十七日に京都産業大学の
ヒアリングをしました。これは、でも、
文科省、農水省は
出席をしていません。加計学園の方は
ヒアリングをしていないんですね。
それで、十一月の九日、
資料にもありますが、突然、「
国家戦略特区における追加の規制改革事項について」というのが決定されています、十一月九日、
国家戦略特区諮問
会議。ここの一番目の一番下のところが今問題になっているところですね。現在、広域的に獣医師養成大学等の
存在しない地域に限り
獣医学部の新設を可能にするための関係制度改正を直ちに行うと。
この広域的という文言によって京都産業大学は諦めたというようにおっしゃっていますが、これだけの経緯を見ると、これは加計学園にするためにいろいろな措置がとられたというふうに思われても仕方がないんです。
それで、
質問なんですけれども、この広域的に獣医師系養成大学の
存在しない地域に限りというのが、こういう決定がされたプロセスがよくわかりません。突然これが出てきていますけれども、こういう決定がされたプロセスを教えてください。どういう議論があってここに落ちついたのか、そこが一番大事なんです。それを
説明いただきたいと思います。