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山中参考人 基本的な
認識は先ほど申し上げたところでございまして、OBの再
就職について、現役の
職員がこれにかかわるということは違法だ、非常に単純にそう
考えていたところでございます。
一方で、嶋貫氏を軸としたOBの再
就職の仕組みというものがあって、そこで、OBのネットワークとして、OBの間で、OBの世界でそういう再
就職の仕組みというものがあるということで、そちらの方が、そちらの方といいますか、OBのネットワークの世界の中で再
就職の情報のやりとりというものがあるということを
認識していたところでございます。
私に関しましては、ここの
報告書で四点について、
山中文部科学審議官あるいは
山中文部次官ということでの違法
行為が認定されているところでございますけれども、基本的な
認識として、まず、私としては、私のところに具体的なOBの話が持ち込まれるということはほとんどありませんでしたし、仮にあったとしても、そういうものは現役はかかわれないのだという
認識でございました。
私につきまして、本人に対して、本人というのは、再
就職をこれからするという本人に対して、その連絡をしたのではないかということがここで
指摘されているところでございます。その三件につきましても、ちょっと時期が若干古いということもございますけれども、私が具体的に御本人に対して連絡を直接したというところの記憶ははっきりはないというところでございます。それは、この
報告書に記されているとおりでございます。
ただ、私につきましては、いずれにしても、そういう時期にそういう情報があったとしたら、私のところに言われたら、それは、
組織の責任ある立場にある者として、そんなことをするべきではない、あるいはそういうことを私に言うべきではないということを明確に、
人事課の
職員なり部下の
職員に対してしっかりと対応していれば、こういう事態を招くということはなかっただろう。
このことは
監視委の方の方からも言われたところでございますけれども、私がしっかりとそのときに対応していれば、こういう事態はなく、あるいはそういうものはなくなっていたはずだ、そこのところを漫然と放置していたという責任というのは非常に重いというところを強く
指摘されたところでございます。
また、
大臣の方からも、そういう最高職位という非常に重い立場にありながら、適正な形に是正する
機会を放置し、
運用を継続させた、この責任は極めて重いんだということ、また、この
委員会の
報告の方からも、処分とかそういうものを
考えるに当たっては、上位にある者ほど重く処分すべきである、そういう基本的な
考えであったというふうに思っております。そういうものを深く深刻に受けとめるところでございます。