○富田
委員 期待しておりますので、ぜひ頑張っていただきたいというふうに
思います。
最後にもう一点、夜間中学の設置促進についてお尋ねをしたいというふうに
思います。
私も
提案者として参画させていただきました
義務教育の段階における普通
教育に相当する
教育の機会の
確保等に関する
法律が、昨年十二月七日に成立しました。
平成二十九年度予算案として、中
学校夜間学級の設置促進等
推進事業として二千万円が措置されております。
加えて、
文部科学省において、本年一月に「夜間中学の設置・充実に向けて」という手引を作成されて、公表されました。こういうものなんですが、これは大変よくできているというふうに
思います。非常にわかりやすいですし、
全国の自治体の
教育担当者にぜひ読んでいただきたいというふうに
思いまして、私の方では、公明党の約三千人の
地方議員の
皆様に、今回こういうのができたということで、議員が閲覧できる党のホームページに載せさせていただきました。
また、二月十日付の公明新聞でも一面で大きく取り上げさせていただいて、ぜひ各
地域で
検討してもらいたいというふうに
提案をしているんですが、残念ながら、でも、なかなか手を挙げてくださる自治体がないというふうに
文科省の担当者から伺っておりました。
そうしましたら、二月の二十二日、千葉県の松戸市
教育委員会の伊藤純一
教育長が松戸市議会におきまして、二〇一九年四月に公立の夜間中学を開設したいということを表明されました。
千葉県内には、市川の大洲中
学校に夜間学級が設置されております。県内二校目となるわけですけれ
ども、
全国夜間中学研究会の
理事である須田登美雄
先生が、この
法律が成立した後、私の事務所を訪ねてくださいまして、どういったところに新しく夜間中学ができるかという
お話をしていたんですが、その際に、今、八都府県三十一校しかないけれ
ども、その八都府県以外にぜひつくってもらいたいけれ
ども、県内に二校目があってもいいんだというふうに言われたんですね。
市川にあるけれ
ども、松戸は自主夜間中学があるから、松戸にできてもいいんだという話をされたので、どうしてですかというふうに伺いましたら、県内に一校しかないと、そこで、夜間中学で教鞭をとられた
教員の
先生が一般校に転勤してしまう、そうなると、夜間中学で自分で体験したものを継承していくことができなくなる。同県内に二つあると、お互い行き来して、若い
先生につないでいくことができるというふうに須田
先生は教えてくださいました。なるほどなと思ったんです。
伊藤
教育長は、こんなふうに松戸市議会の
質疑に答えられたようです。これは、三月一日に市議会で質問があって、答弁されたようですが、二年間かけて準備を進めていきたい、ただ、中
学校夜間学級の新設は
全国でもこの十年近く例がなく、特に関東圏においては三十年以上例がありません、
教育委員会としては、既存の夜間中学の例を参考としつつも、開設準備に当たりまして、あらゆる角度より
検討、研究してまいりますというふうに答弁されていました。
ぜひここをしっかりバックアップしていただいて、せっかく議員立法でできた
法律ですので、
文科省としても強力なサポートをしていただきたいと
思いますが、どうでしょうか。