○吉田(豊)
委員 牛乳・
乳製品の
消費の拡大というときに、僕はやはり大事だなと思うのは、
生産者というと、それは土地にかかわって、そして材料をつくっているところなんですね。材料という
意味は、例えばお菓子をつくるとか、それから料理をつくる、そこからすると、
一つ一つの素材は材料なわけですわ。
それをどうやって、このものを選んでもらうのか、その材料自身の
消費をふやしてもらうのかという、そこが本当は、最終的には
消費者がそれを
消費するというところにつながるので、いきなりスーパーで
消費者にこの商品を買ってくださいという話というのは、今、実際、中食産業の話ですとかいろいろな
消費の動向からすると、直接家庭で料理する
人たちの、主婦のイメージで
消費量がどんとふえるかというと、決してそうではなくて、その手前のところで、いろいろな業界の方々がかかわっているところに、実際の
消費量をどうやって、国産のものあるいは本来の狙いのところでつくったものが
消費されていくかという、そこの努力が本当は一番大事なところだろう、僕はこう思っているわけです。
ですから、ただただ何か
消費者に対してアピールするということの重要性というよりも、こういう形できちっと
日本の畜産業が支えられているということが、そこで最終ユーザーにはもし気づかれなくてもこの
消費が拡大していくという、そういうようなところの重要性ということもきちっと視野に、入れていらっしゃると思いますが、その上でいろいろな政策を進めていただきたい、こういうふうに思うところです。
もう
一つは、全体としての畜産業を支えていく、それから拡大していくときに、国内での
消費の問題、それから、それ以外に、今、私も浅い勉強ながら、実際、近隣の東南アジア、
中国を含めいろいろなところで、
牛乳というもの、
乳製品というものがどういう
消費の傾向にあるかということを
確認させていただいたところ、やはりそれは、どこでもそうなんですけれども、
牛乳にしろ
乳製品にしろ、言葉で言うと、
一つぜいたくな食べ物なんですね、
もともとのところからすると。
だから、食文化がどんどんどんどん質が高まることによって、今本当に全体としての
消費量が確実に、特に大きくなっているということも間違いないわけで、ですから、そういうところに対してどのようなアプローチをする
可能性があるのかというところを私は押さえるべきだと思うわけです。
これについてどのように
考えていらっしゃるかということを
政務官にお聞きしたいと思います。