○石崎
委員 私も実際その現場に訪れましたけれども、若い方が本当に幸せそうな雰囲気で参加をされていて、本当にすばらしい取り組みだというふうに思います。
内閣委員会の諸先生方の御地元でも、こうした婚活イベントというのは本当に数多く行われておりまして、これは自治体主催のものもございますし、また民間主催のものもございます。
きょうは資料を配らせていただきましたけれども、こちらの厚生労働白書の資料でございます。
少子化の原因はいろいろあるかというふうに思いますけれども、未婚化というのが、今、三人に一人が一生涯未婚ということに近づいているというふうに聞いております。この資料を見ていただいてもおわかりなんですけれども、独身である一番の理由が、適当な相手にめぐり会わないというのが一番の理由でございます。また、経済的な理由等もあるかというふうに思っておりまして、この経済的な理由につきましては、これは働き方改革にもかかわってくる重要な問題でありますので、後半の方に御
質問させていただきたいと思います。
こうした厚労省の
調査もそうでございますし、リクルートさんのブライダル総研の
調査等でも、独身の理由は、出会いがないということがトップの理由で常に挙がっているところでございまして、こうしたところに国としてどういう処方箋、後押しをすることができるかというのは考えていく必要があるかというふうに思っております。
その点で、小池百合子都知事が議員でいらっしゃいましたときに、婚活・街コン推進議員連盟というものを立ち上げまして、私も今その
事務局長を務めさせていただいております。新会長には三原じゅん子先生がついていただきまして、先日も三原先生の結婚式が盛大に行われたということでございます。今現在、五十名の議員でいろいろな取り組みを考えているわけでございます。
この議連の大きな成果の一つとして、きょうも資料につけさせていただきました、地域少子化対策強化交付金という交付金が誕生いたしたわけでございます。何年間か今やっているわけでございますけれども、資料にございますとおり、今年度も、これは加藤
大臣の力強い後押しのおかげもございまして、本予算の中に五・七億円の予算が盛り込まれました。
当初、この交付金は、地域の活性化と少子化両方にとって効果がある、あとは、結婚だけではなくて、結婚、妊娠、出産、子育てまでの切れ目のないものを広範的に応援する基金として補正予算でずっと認められてきたわけでございます。
資料にございますとおりに、平成二十八年度の補正予算でも四十億円の予算がついておりまして、この足し上げた四十五億円、そして一番最後の資料にございます結婚新生活
支援事業
補助金ということで約十億円、これは、新婚世帯に対しまして、結婚に伴う新生活のスタートアップに係るコスト、すなわち新居の家賃、引っ越し費用等を
支援する自治体を対象に国が
支援をするということで、大体五十五億円の予算が、国全体の子育て関連の予算の中では少し小規模であるというふうな印象でございますけれども、ついているということでございます。
私の地元でも、この交付金一千八百三十万円を活用いたしまして、初めての子育て
支援事業という事業が行われているところでございます。これは、結婚を希望する男女の出会いの創出、安心して妊娠、出産ができる
支援体制の強化、子育て
支援のより一層の充実、結婚、出産、子育てのライフデザインを考える機会の推進ということで地元でも行っておりまして、非常に助かっているところでございます。
また、去年度は、一千万円を活用いたしまして、中学生向け副読本の作成、配付事業を行いまして、妊娠、出産についての医学的に正しい知識などについて普及に努めたところでございます。こちらの価値観の強制というわけにはいきませんので、医学的にどういう知識をつけておけば、結婚に当たり、出産に当たり、正しい知識で臨めるのかという
意味でも、これは、自治体がやる、国がやるということでは私は非常に重要なことであるというふうに思っております。
新潟県におきましても、これは泉田知事の時代でございましたけれども、「あなたの婚活」応援プロジェクトということで、こちらの資料にございます厚生労働白書のコラムにも取り上げられた自治体版の婚活
支援ということでございます。先ほど申し上げましたけれども、全国のほとんどの自治体でこうした事業が行われているわけでございます。
その中でも、この地域少子化対策重点推進交付金の中で、ことしは横展開ということで、特に優良事例に対して国として予算をつけて応援をしていくということになっておりますが、先ほど申し上げましたとおり、加藤
大臣の御地元の岡山県でもやっておりますし、全国でやっているわけでございます。
これは、繰り返しますが、結婚だけではなくて、出産、子育てと切れ目のない
支援を応援するというものでございますが、この、補正予算と合わせて四十五億円という予算規模では、少々桁が一つ足りないのかなというような印象も持つわけでございますけれども、この予算の規模感につきまして
大臣の所感をお伺いできればと思います。