○高井
委員 結論は出していないということですから、引き続き
検討ということなんだと思いますが、私は、やはりこのICT、もっともっと使っていただきたいと思いますね。
文科省の主張ももちろんわかります。わかりますが、しかし、それで、世界各国見てもこれだけインターネットでの教育が広がっている中で、今のような理屈で、
日本だけ、では何十年やらないんだ、インターネット、ICTを教育に導入しないんだということになりはしないかと思います。
今、私たちは
議員立法を準備しています。これは超党派で、与党の
皆さんもかかわられて、学校教育における
情報化の推進に関する法律という
議員立法をできれば今国会に出したいというペースで準備しております。この法律の中には今のような問題はあえて入れていませんけれども、しかし、それは別に法律にしなくたって当然進んでいくだろうということで入れていないわけで、そういう意味では、文科省がそんな後ろ向きだと、この法律の中に新たに入れなきゃいけないんじゃないかなということをちょっと
議論していかなきゃいけないな、そんな気持ちになりました。
総務大臣、ちょっと離席されてしまいましたけれども、後で議事録を見てください。私から見ると文科省がインターネット遠隔授業について非常に後ろ向きな、私だけじゃなくて規制改革
会議の中でもそういう
意見が出ています。
きょうは
総務省にも聞きたかったんですが、ちょっと直接の担当ではないし答えにくいということだったので質問は遠慮しますけれども、しかし、ICT教育というのは
総務省の重要な仕事の一つで、予算もとって、課もあるわけですから、この問題は文科省とよく、
内閣府の規制改革
会議がやっているんですけれども、ぜひ
総務省からも、
総務大臣からも後押しをしていただきたいと思います。もう答弁は求めませんけれども、後で議事録を見ていただいて、あるいは
金子政務官から聞いていただいて、御
検討をお願いいたします。
それでは、続きまして、また同じようなインターネットを活用した、今度は厚生労働省に対しての提案でありますけれども、実は、この
委員会で何度か取り上げましたシェアリングエコノミーというのを私は注目しています。
我が党でシェアリングエコノミー
研究会
議員連盟というのを立ち上げて、毎週いろいろな会社さんからヒアリングをしているんですけれども、この間、キッズラインという会社の経沢社長という女性の社長さん、テレビなどでもよく出ている有名な方ですが、このキッズラインの
取り組みをお聞きしました。
要は、ベビーシッターの、インターネットによる仲介のサービスであります。ベビーシッター数百人を登録する。これはきちんとこのキッズライン社が責任を持って、かなり詳細な面接とか、スキルとかもしっかり面接をする。潜在保育士さんと言われる、要するに保育士だった方がかなり登録されていると聞いていますが、その登録されている方に、ふだんは御家庭でお子さんを面倒見ているけれども、ちょっときょうは出かけなきゃならない日があるとか、あるいは、保育園に申し込んだけれども入れない、どうしようというような方も含めて、このインターネットのキッズラインというサービスで、実は、創業して二年間でもう五万六千件マッチングをしているそうです。この間、二年間で一件も事故は起こっていないということであります。
私は、ぜひ、こういったインターネット、ICTを活用して、今我が国で大きな問題になっている待機児童の問題、あるいは女性の働き方改革、活躍の場をもっとふやそう、そういった問題にこれは大きく資するサービスではないかなと思って、応援したいと思っていますが、残念ながら、この経沢社長によりますと、なかなか
政府による支援といったものは、今のところ何もないということであります。
例えば、補助金とかそういったものもあるでしょうし、それともう一つ、これは大事だなと思ったのは、この経沢社長は、むしろ私たちは規制してほしいと。つまり、規制、登録とか許可とか認可とかを受けて、それによって安全なサービスだということをきちんと保証していただいたら、もっと利用者の
皆さんは安心して使えるようになるんじゃないか、もう有象無象、たくさんあって、安心が保たれないということではやはりサービスが進まないので、むしろ、規制もあわせてやってほしいと厚生労働省にお願いしているけれども、なかなか実現しないということでありました。
きょう厚生労働省来ていただいていますが、このインターネットによるベビーシッターの仲介サービスについて、これを
普及促進させていくという、そのための方策、何か
検討されていますか。