○金子(万)
委員 大変力強い、心強い所信を表明していただきました。成果があらわれますように
期待をいたしているところでございます。
平成三十年、私たち鹿児島県にとりましては非常に大きな風といいますか、追い風が吹く年だな、こういうふうに思っております。明治維新百五十年、そして、
NHKの
大河ドラマの「西郷どん」の放映ですね。大変
期待をいたしております。
鹿児島でも大変盛り上がっておりまして、これをどう我々地元が生かしていくのかという、県、市町村を含めた、県民のあらゆる分野での具体的な
取り組みというのが今始まりつつあるわけであります。
十年前に「篤姫」が放映をされました。そのときも、鹿児島県の大きな成果が観光面においてもあったと思っております。
私は、ちょうどそのときに、十年前、八年間鹿児島県議会の議長をやっておりまして、同時に、鹿児島県の場合には県議
会議長が観光連盟の
会長を務めるわけでありますが、その「篤姫」放映が終わりましてすぐに、
NHKから見るとちょっとせかしいなと思ったかもしれませんが、次の
大河ドラマの放映の誘致を、
委員会を組織して、
NHKの方にも私も何度もお
伺いをさせていただきました。
そういう結果も踏まえて、今回の「西郷どん」の放映だ、このように思っておりますが、地元では、ロケの誘致協を含め各自治体などが、地元ロケをやってほしい、ゆかりの地でのロケをぜひやってほしい、こういう要望が強いんです。
西郷さん、西郷どんは、愛犬を伴って県内各地をずっと狩猟に行かれたり、そして湯治に行かれたり、そういうゆかりの地がたくさんあります。私の奄美大島は、二度の流刑ですね。奄美大島の龍郷町、ここは愛加那がおられたところです。それから二度目が、徳之島に行かれて、その後、沖永良部に行かれた。奄美にはそういうゆかりの地がたくさんありまして、この地で西郷南洲の敬天愛人の思想は育まれたというふうに言われております。これは事実だ、こう思っております。
そういう
地域の豊かな自然や暮らし、人と人との温かなつながりを
情報番組、ドラマなどで、さまざまなジャンルの
番組で描きながら、全国に、
世界に向けて
発信していこう、こういう
NHKの方針もあるわけでありますが、
地域活性化にも生かしていくためにも、地元の南洲翁ゆかりの地の現地撮影といいますか現地ロケというのを
期待もいたしておりますし、ぜひそのことを実現していただきたい、このように思っているわけでございますが、そのような要望に対してはどのような
取り組みをされていかれるのか、お聞かせをいただければと思います。