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篠原(孝)
委員 これは本当に立派なことだと
思います、
投票していただく、
投票の機会をちゃんと均等にするために。
だから、これはわかっているのでいいですけれども、栄村が大雪で
選挙に行けない、大変だというのを、バスをチャーターして各所を回る、後から請求していただいて
総務省からお金が出る。こんないい仕組みがあるのを、残念ながら我が
選挙区でやっていなくて、
長野県で、松本、岡谷、小諸、伊那、大町、松川町、阿南町、阿智村、泰阜村、王滝村、南の方では雪はそんなに多くないんですけれども、やっている。
このとき、雪は降っているんですよ。スリップしてというか、転んではいけないからというので、こういうことがあるのをちゃんと
周知徹底して、
投票率を高めるようにしていただきたいと
思います。これは非常にいいことをやっておられると
思います。
それから、これも、よく硬直的な役所だとは思っているんですけれども、そうじゃなくて、この点についてはなかなか、浜田市の例です、移動購買車じゃなくて移動
投票所ですね、これは画期的なアイデアだと
思います。久保田市長というのはなかなかユニークな市長なんですね、いろいろな場面でも。それで、それをちゃんと受け入れてやっておられる。
私はまた、繰り返しになりますけれども、ここまでやられるんだったら、先ほどの、僕がこだわっている、
学生が
自分の
地元に
住民票を置いておいて、その後、郵便
投票でというか、
不在者投票させない、実態がないからなんて、それはやめてくださいと。
これも僕は感心するんですけれども、
不在者投票のお金もどうなっているかというと、杉並区に住んでいたら、この栄村に行きたいので
投票すると、八十二円かかるわけですね。あちらから書留で送られてくるんですね、五百十二円です。それで、そこに、どうやって計算しているのか知りませんけれども、その
不在者投票一人につき七百五十三円、ちゃんと
総務省が補助するようになっているんです。こんな手厚く、本当にきめ細かにやっていただいていると
思います。
それだったら、なぜ今の
学生のところの
気持ちに応えてやらないのか。こんなものはちょっと直せばいいことですから、そんなことはしないでちゃんと
投票できるようにと言えばいいことですから、ぜひそういうふうに、しつこいようですけれども、していただきたいと
思います。
最後にもう一つ。
僕は、
総務省は非常にきちんと、
投票率をいかに上げるか、
投票環境をよくするかというのをいろいろやっておられるのを感心していますよ。
それから、ちょっと嫌みですが、さっきの表のところで見ていただきたいんですけれども、
資料の一ページ目の表の一番下のところ、
単身赴任の
会社員の
住所、愛知県
地方課が電話をかけて聞いた、聞いたことを、ちゃんとメモをとってこういうふうに残している。財務省とえらい違いですよ。感心していますよ。公明正大で、記録を残して、みんなにも知らしめている。だから、あとちょっと頑張っていただきたい。
それで、立派な
総務省にお願いなんです。
いろいろ効率化を図ろうということで、農業の分野でも、ロボット化とかいってやっている。いいことだと
思います、それは。しかし、国会の中の、あるいは
選挙にかかわることは時代おくれ、僕は何でもかんでもああいうふうにやっていくのは余り賛成できませんけれども、自書式で、そして開票に手間がかかる。
ほかの国々はどうしているかというと、ほとんどの先進国は、IT化、電子
投票めいたことをみんな導入しているわけですよ。我が国だけがそういうことを全くしていない。これは一部の皆さんは御存じだと
思いますけれども、議員立法でやりかけたのに、参議院、与党、自民党の反乱分子がいまして、通らなかったんですよね、電子
投票というのは。そういうことがあったんです。よくないなと
思いますよ。
岡山県の某市の市長さん、これに情熱を傾けておられまして、市が独自にやっている。
市町村、県のまではできるんですね。ところが、国の
選挙になると電子
投票ができないんです。どれだけ省力化できるかというのをやっている。
この改正を誰がするか。議員立法でやると、議員立法でやり始めたんです。僕がやろうと思ったらできますよ、今、党でろくな役職をやっていませんので暇ですけれども、本当はそっちの方をやればいいと思うんですけれども、まあいいんです。
だから、やろうと思えばできるんですけれども、僕がまたやってなんというよりも、これは政党によって考え方が違ったりするものじゃないと思うんですよ、電子
投票というのは。政党によって変わらない。それぞれの個人の
人たちでどうこう、こんなのがいい、これがいい、悪いというのはあるかもしれませんけれども、大体もう皆さんのコンセンサスはできているというか、できやすい。何にもしないでいて、いつまでたってもやっていて。
そして、特に気になるのは、これまた細かくなりますけれども、私の
選挙区でいえば、
長野市が七割の大票田なんです、三十五万人。またこれは硬直的で、栄村なんか二千人、栄村はすぐ開票が終わりますよ、
長野市の開票が終わらないんですよ、いつまでたっても。
そんなのは、いっぱい
市町村合併していますから、
長野市の
投票所の方で四つぐらいに分けて開票所をすればいいんだけれども、一市で全部同じところでやらないといけないという
ルールがあるから、そこに全部持ってくるから、全部くるんでがんがらがんにかきまぜるまでにまた時間がかかるから、始まるのも遅くなるわけです。そんなことをしているわけです。
それはよくないので、これもちゃんと、
投票環境を改善するというものの一つにぜひ電子
投票も加えていただいて、
総務省の立派な官僚の皆さんの頭脳でもってやっていただきたいと思うんです。
これをぜひ取り組んでいただきたいと思うんですが、
大臣の前向きな御答弁をいただきたいと
思います。