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中川(康)
委員 ありがとうございました。
局長から非常に丁寧な御
答弁をいただきまして、加えて、完成時期がことし夏ごろという御
答弁をいただいたところであります。
特に、夏の行楽それから秋の行楽といわゆる
事業活動が重なると、大変に渋滞を引き起こす箇所でございます。そういった意味においては、ことし夏ごろまでにかけて鋭意お
取り組みをいただくという御
答弁をいただきましたので、
地元としては非常に喜ばしいお話をいただいたというふうに思っております。
当初、ここの
部分は、今御
答弁もありましたとおり、いわゆる新名神の新四日市ジャンクションから新亀山ジャンクションができていれば、東名阪道に流入していくことはなかったわけなんですね。
しかし、さまざまな政治的な理由等も含めて、三重県の北中部には今までは道路
予算がなかなか厳しい
状況があったわけですが、
平成三十年度に新名神も開通をする。しかし、そこを待たずして、
生産性革命という流れの中で、石井
大臣肝いりで行っていただいているわけですけれ
ども、ピンポイント渋滞
対策をこの八キロにおいても御決定いただいた、これは非常に細かな
対応をしていただいたということで
地元は大変に喜んでおりますので、そういった本当に細かい目くばせをしていただく中で生産性を上げていく、そういった施策を今後も
国交省にはお願いしたいというふうに思っております。
それでは最後に、大
規模災害時の災害査定の
効率化及び事前ルール化についてお伺いをしたいというふうに思っております。
この件についても、私の
地元を含め、それぞれの都道府県から御要望が出ているものでありましたが、大
規模災害が発生した際、道路や橋、また河川堤防等、インフラの迅速な復旧を進めることは、早期に住民の安全、安心を
確保する意味において大変重要な
課題であるというふうに思っております。
しかしながら、災害復旧の前提となります災害査定につきましては、
国交省はこれまでもさまざまな査定の
効率化を図ってはきましたけれ
ども、基本的には、災害査定の
効率化については、個別の災害ごとに、その被災
状況に応じ、その都度その都度財務省と調整を行い、あくまでもこれまでは臨時的措置として決定をしてきたために、関係自治体への
通知につきましては、これまで約一カ月を要していたところであります。
そのため、この災害査定の
効率化及び事前ルール化については、これまでも特に、六年前の東
日本大震災や
平成二十三年の紀伊半島大水害、さらには昨年の熊本大
地震など、既に甚大な被害を受けた東北三県、また、紀伊半島を含む三重県、奈良県、和歌山県、さらには熊本県などから、その実現に向け強い要望が出されていたところであります。
今般、
国交省は、この大
規模災害時の災害査定の
効率化及び事前ルール化について、
関係機関であります財務省とも協議を本当に鋭意していただいた上、その
実施を決定、発表したところでございます。
私は、この決定について、五年半前の紀伊半島大水害で甚大な被害を受けた三重県を
地元とする一人として大変にうれしく感じているとともに、この
効率化及び事前ルール化は、これからも、南海トラフとか首都直下型、こういった大
規模災害が予想される
我が国においては、今後全ての自治体で基本的には適用されていくという内容であるため、大変に有意義かつ意味のあるものであるというふうに思っております。
そこで、今回お伺いをしますが、
国交省が決定した大
規模災害時の災害査定の
効率化及び事前ルール化の具体的な内容、及び、これにより期待できる効果について、御
答弁を賜りたいと思います。