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柚木委員 おはようございます。きょうもよろしくお願いいたします。
きょうは、
雇用保険法の
質疑の後、さまざまな、ちょっと
場内協議が相調えばという
流れになっておるものですから、その
部分と、そして、
前回も私の方で、これは
厚生労働委員会の
所管でもあるので、今まさに連日
報道されている
森友学園、とりわけ
保育園、
森友保育園、関連して
幼稚園の問題も含めて、
やりとりもさせていただいてまいりました。
実は私、きょう初めて知ったことなんですが、本日、今九時から
質疑が始まっていますが、九時半に、
塚本幼稚園の
保護者の方そして
森友保育園の
保護者の
方々が
大阪府の
教育庁私学課長宛てに公式に
申し入れに行かれるそうです。
そして、その中には、私の
資料の四ページ目をごらんください。これは
森友保育園の方ですが、
ホームページから、この
保育園の
教育目標、そして下には、まさに連日新聞、
テレビ等でも
報道されている、
虐待と断定はいたしません、
虐待疑惑が、これは、各紙のものを私がそのまま文字を引用しているものですが、当然しっかりとした
調査に基づいて、事実なのかどうなのか。そして、事実なのであれば、まさに
園児さん
たちの
心身の発育、健康、場合によっては、この後も申し上げますが、ゼロ歳児に
固形物を食べさせるようなことであれば、これについては、私も
専門家の意見を聞いてまいりましたが、まさに昨日もある
報道でうつ伏せ寝で亡くなってしまった赤ちゃんの
報道がございましたが、そういったことにつながるリスクが非常に高まると
専門家も危惧をしております。
こういった
虐待疑惑について、まさにきょう
大阪府に対しての
申し入れの中に、ここに書かれていることと同様に、これは、園の方で
お仕置き部屋と呼ばれている、その中には、
マネキンという言葉がよく似ている、
マノ君、
マノ君と
園児たちが言って恐れているものが置かれていて、そこに鬼のお面がかぶせてあって、そして、大体、
お仕置き部屋に行くのは、ちょっと歩けるようになるぐらい、一歳児が多いそうです。
そして、号泣をする、泣く。泣きやむまで外に出してもらえない。そういうような
実態を、私も直接、先週木曜日の
報道を聞いて以降、週末、今週にかけて延べ三回
大阪まで行ってまいりまして、
保護者の方、元
保育士の方、そして、
関係をして、さらにその
幼稚園の
先生など、合計でいえば、直接間接でいえば十人ぐらいの方から聞き取りをしてまいりました。まさにそういう
方々が、異口同音にここに書かれておられるようなことを述べておられます。
ちなみに、きょう
申し入れの中にも、園内には
児童たちが鬼と呼ぶ
部屋が設けられており、何かあるとその
部屋に閉じ込められる、または、副
園長とその
部屋で二人きりとなった後、殴る蹴るの暴行を受ける、さらにその後には、
児童が
トイレに行くことが許されるのは
登園時と降園時の二回だけであり、
トイレの数も限られているため
児童たちは排せつに関する我慢を強いられる、
園側に
苦情を
申し入れたり
園側の
意向に沿わない
保護者を持つ
児童に対し副
園長や教
職員が弁当を捨てるなどの嫌がらせを行う、ここで言う
幼稚園の副
園長というのは
籠池理事長の
奥様のことでございます。
保育園では
園長です。
ここに列挙した
事例はごく一部であり、退園した
保護者や
卒園した
保護者たちの間ではほかにもさまざまな
虐待事例が
報告されている、我々は以前にもこうした
事例を府に相談してきたが、府は一向に
調査する姿勢を見せず、また、
指導することもありませんでした、このたび改めて
調査と
指導の徹底を
申し入れますということで、まさにこの後、九時半に
申し入れがされ、十時から
記者会見がされるそうです。ここには
幼稚園と
保育園の
保護者が行かれるということでございます。
これは、よく見ていただくと、この
森友保育園の「
教育目標」の中に「睡眠・
食事・排泄・遊びのリズムを大切にする。」とあるんです。しかし、まさに、
給食を決められた時間内に食べられなかった
子供は、正座をして、その椅子の上に
給食を置いて食べさせる。お漏らしをすると秘密の
お仕置き部屋に放り込まれ、一歳以上の
子供はお昼寝は
禁止。生後ゼロ歳七カ月の
子供が離乳食ではなく普通の食材を刻んだものを食べさせられる、帰宅して嘔吐する。これについて
複数、直接私はゼロ歳児を通わされていた
親御さんから聞いております。矛盾するんですよ。
そして、では、この内容が仮に事実だったとしたら、次の
写真をごらんください、これも
ホームページでございます。これは
森友保育園の中、先ほどの
写真を見ていただくと、一階、二階、三階、屋上となっていて、その
階段部分の
写真です。その
階段の
部分を、つなぐところに、まさに
お仕置き部屋と言われるものがあって、これは上から下を撮っていますから、曲がって、ちょっとここは直接写っていないんですが、
部屋の中は。真っ暗の
部屋、光、電気はない。そして、その中に
マネキンがあって、そして鬼のお面がかぶせてあることもある。そして、
マネキンに
園児の服を着せてある。
それがなぜわかったかというと、
マネキンに
園児の服を着せてあるものが、直接もちろん聞き取りもしたんですけれ
ども、まさに新年度になって
園児さん
たちが入ってくるときに、制服の
サイズ採寸のまさに見本として出てきて、
園児たちが、あっ、
マノ君だ、怖いと言う、それで親が何だということで、まさに
お仕置き部屋のときには鬼のお面がかぶせてある、これは一歳児はしゃべれないんですよね、そういうことまで正確に、しかし、
卒園をしたもう四歳、五歳の
子供たちはわかるので、そういうことを
親御さんに言われる。そのまさに
階段の途中にあるという
写真でございます。
そして、次の
資料をごらんください。これは
児童虐待防止法。今回、
児童福祉法、まさに
保育園、さまざまなことが
規定をされていて、私も、そのさまざまな
運営基準、きょう、これだけ、たくさんありますが、読んでまいりました。それに基づいて、私は、
児童福祉法にも明確に違反する疑いが強いと考えておりますが、その中で、
児童虐待防止法の中で、では、先ほどの、ここに書かれているようなさまざまな
部分が実際に
法律にどう抵触するおそれがあるのか。
これは、まず
児童虐待防止法第一条には国及び
地方公共団体の
責務規定があり、そして、
児童虐待の
定義として、「「
児童虐待」とは、
保護者」、「(
未成年後見人その他の者で、
児童を現に監護するものをいう。)」そして、次に掲げる事項、一、二もそうなんですけれ
ども、とりわけ三の「
児童の
心身の正常な発達を妨げるような著しい減食又は長時間の
放置、
保護者以外の
同居人による」また
云々かんぬん「
行為の
放置その他の
保護者としての監護を著しく怠ること。」、四番「
児童に対する著しい暴言又は著しく拒絶的な
対応、
児童が同居する
家庭における
配偶者に対する暴力」
云々、そして最後の行、「その他の
児童に著しい
心理的外傷を与える言動を行うこと。」、そして三条には「
何人も、
児童に対し、
虐待をしてはならない。」とございます。
私も、
法律の
専門家複数に、特に
児童虐待を
専門とする
法律家、
弁護士さんに、今回のこの
報道が仮に事実であった場合に、
法律的に
虐待に当たりますか、つまり
違法行為が行われている
疑惑があるということになりますかとお尋ねしましたら、明確に、間違いないと。つまり、これを
虐待でないと言うことの方が、極めて困難で、あり得ないということでございます。
塩崎厚生労働大臣、これは本当に、きょうまさに九時半から、こういった、
報道されている
虐待疑惑について、迅速な
調査と必要な
対応を
保護者の
方々が
幼稚園、
保育園ともに求められる。実際にこれが仮に行われていたとするならば、これは、
保育園も
幼稚園も同じですけれ
ども、
児童虐待に当たるんじゃないですか。いかがですか、
法律的に。