○山尾
委員 おはようございます。民進党の
山尾志桜里です。
よろしくお願いします。
けさも、私、
子供を
保育園バスに送って仕事に向かう
お母さんと二人で駅に向かって走りながら、
待機児童の話をずっとしてきました。あの
保育園落ちたというブログから一年
たちましたけれども、私の周りには、ことしも、あと三週間後、四月の一日に本当に自分が仕事に戻れるのか戻れないのか決まっていない、自分の
子供が認可は全部落ちているんだけれども、今認証を回って、祈るような気持ちで電話を待ちながら、でもあと三週間後に大事な
子供が
保育園に行けるのか行けないのかもわからない、やはりそういう親子で今もあふれています。
きょうの育休の話にもつながるので、私の周りにいる二人の
お母さんの話からスタートしたいと思います。
お一人は、下の子が認可も認可外も全部今のところ決まっていなくて、四月に復帰をするつもりで全部
お母さんは段取りを整えていたんだけれども、結局、もう恐らく無理だということで職場に育休を申し出て、それでも自分の気持ちの整理がつかないというふうに本当に苦しんでいる
お母さんがいます。
一方で、また別の
お母さんですけれども、下の子が唯一入れた
保育園、奇跡的に電話がかかってきたときょう言っていましたけれども、でもそれが電車で
一つ先の駅の
保育園で、そうすると、もちろん兄弟は別々。でも、この選択肢を断ったら仕事を続けられない。でも、実際に、どうやりくりしても下の子と上の子を、上の子を今の
保育園に入れたまま、奇跡的にひっかかった駅が違う
保育園にもう一人下の子、送り迎えが、どう算段しても仕事に間に合わない。では、おばあちゃんに頼むかというと、でも、今なかなか、電車の中にベビーカーを入れることもいろいろな御意見があるこの世の中で、朝の満員電車の中で、年をとったおばあちゃんにちっちゃい
子供を連れて電車に乗ってその送り迎えを頼むということも、やはりとてもとてもイメージできない。こういう形で途方に暮れているんですね。
でも、この今の
お母さんは、最初にお話しした全部落ちた
お母さんにはこの悩みを相談できないんです。自分は
一つでも入れているから。
私にそういう声が届くのは、もちろん、私がこうやって国
会議員で
待機児童のことをやっているというのを御存じだというのもあると思うんですけれども、もう
一つは、うちの子はもう四月で小学生になるんですね。だから、私は、残念ながらもう保育の当事者ではなくなります。そうすると気兼ねがないんですよね。
だから、同じ立場にいる
お母さんたちが、
保育園に入園するという競争にさらされてすごく苦しんで悩んでいるのに、それを分かち合うこともできない、そういう社会を
大臣と一緒に、今変えなくていつ変えるんだという気持ちできょうは本当に御
質問したいと思います。
待機児童の問題は二十年前から言われていて、去年からようやく社会の大きなテーマに上がってきて、ここでもう一回火が消えちゃったら、本当に何のために
お母さんたちも含めてここまで頑張ってきたのかということになるので、本当にお願いしたいと思います。
今回、まずは、私がずっと
大臣にこだわり続けている
待機児童のカウントの仕方なんですけれども、今の二人の
お母さんの事例でもカウントされない
可能性が高いんですよね。育休が延長できちゃったらカウントされないし、兄弟別々で行かせられないということになれば、場合によっては、私的な理由で行かないだけでしょうということでカウントしないということも今許されている、自治体ごとに。やはりちょっとおかしいなと思うんですよね。
よく
大臣は、大変なのはわかるけれども優先順位をつけてとおっしゃるんだけれども、やはり個々の事例を見ていると、定型的に今のような事例が優先順位が低いという
状況では、多分ないと思います。
そういう中で、まず、
大臣が去年、私とのやりとりの中で、定義づけ、自治体の運用には確かに課題があるねということで検討会を立ち上げてくださった、このこと自体は私は大変よかったなと思っています。この検討会なんですけれども、取りまとめの締め切りなんですね。二月の二十七日、この間の予算
委員会で
質問した際には、
大臣は、今年度の三月でまとめるということは何も変わっておりません、こういうふうに
答弁していらっしゃいます。そうするとあと三週間足らずなんですけれども、そこで取りまとめるという御予定に変更はありませんか。大丈夫ですか。