○
足立分科員 ありがとうございます。
今御紹介いただいたとおりでありまして、結局、国の制度、
山本大臣、もう
山本大臣に御答弁いただくことはありませんが、せっかくですから聞いておいていただければありがたい。大変お忙しい中で恐縮ですが。
私がきょうこの場で提示を申し上げたい議論は、統治機構と一言では言いますが、結局、民主主義の制度が、主権者が求めるものに背けば、その負託に応えることができなければ、やはりそれは制度を、統治機構を見直していかざるを得なくなるということなんです。公文書管理のあり方もしかり、また
会計検査院のあり方もしかり。
これから検査するときにプレッシャー、まあ、私が言ってもプレッシャーなんかにはならないわけですが。
例えば、例を挙げると、二年前の安全保障
国会で民進党さんがプラカードを掲げて
国会が混乱した。結局、平和安全法制の合憲性について議論できる統治機構に今なっていないわけですね。なぜかといえば、
内閣が憲法解釈を変更し、
国会の多数が平和安全法制を可決すれば、それは日本の統治機構においては百点なんですよ。でも、結局、あの法律の合憲性についての結論は出ていないわけですね。なぜ出ていないかといえば、今の司法が、最高
裁判所が、統治行為論等を背景としてそこは口をつぐむからであります。
裁判所がそういう行動に出る結果、我が党が今、憲法
裁判所が必要だということで憲法
審査会のテーブルにのせているわけです。
結局、今の制度が国民の思いに沿うことができなければ、主権者たる国民が統治機構を見直していくということに当然なるわけでありまして、
会計検査院は心して今回の事案に向き合って検査に取り組んでいただくことを、あえてお願いしておきたいと思います。
大臣、再び
大臣にという思いもないこともないんですが、これは別にきょう終わるわけではないんで、繰り返しになりますが、財務省理財局はけしからぬということを、
山本大臣は全く関係ありませんが、
決算委員会の
分科会の場で繰り返し申し上げておきたいと思います。
大阪府は、二十ページにわたる詳細なヒアリング結果を六日に公表した。それをきょうの第二
分科会で御提示したにもかかわらず、財務省理財局は、我々はヒアリングをする必要も感じていないと。そんなことで今の政府が本当に国民の負託に応えることができるのか、不安に思います。
もちろん、今、北朝鮮だとかシリアとかいろいろな話がありますね。私は、安倍政権以外の選択肢をにわかには持っておりません。だから、しようもない野党の揚げ足取り、レッテル張りがあった際には、これまでも徹底してその野党側を攻撃してきたわけでありますが、今回の事案については到底納得ができない。この期に及んで理財局が何も、ヒアリングもしないというのでは、これは私は、
会計検査院の出番だし、あるいは
山本大臣にも、こういう事態を招いているのは、やはり公文書管理、行政文書の問題だから、そこは心して、粛々とではなくて、心して取り組んでいただかなければ、これは必ずしっぺ返しを食らう、それが民主主義だということを、僣越ながら申し上げておきたいと思います。
最後、あと残る時間で、今の行政文書、公文書という話でございます。
内閣の土生
審議官、いつもお世話になります。いろいろ大変ですね。
私は、あの谷さん、経産省の後輩でもありますので、彼女がかわいそうというか、その名誉を回復、まあ、名誉は失われていないと思いますが、回復をしていかなあかんと思っていますが、首相夫人付の
職員のファクス、これが行政文書じゃないという整理をされたことについては、驚きを禁じ得ません。
私は、そうはいっても、野党四党とは一線を画していまして、野党四党は、昭恵夫人が悪いんだ、安倍夫妻が悪いんだ、官邸が悪いんだ、こう言いますが、私は全く観点が違います。これは支えてあげるべきだと思います。昭恵夫人、首相夫人が、ファーストレディーとしてしっかりとその役割を十全に果たすことができる制度、これがやはりなかったんだと私は思っていまして、そのためにもちょっと議論しておきたいのは、これは土生
審議官でいいのかな、やはり、行政文書じゃないという整理しか、これは仕方ないんですかね。ちょっと確認です。