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木下委員 通告なしでお答えいただきましてありがとうございます。今ので理解されたかどうかちょっとわからないんですけれ
ども、後ろの方々は。いろいろあるようですけれ
ども。
私はそれなりに納得できるかなと。残念ながら、経産省の範囲内とやはり言わざるを得ないというのが非常に残念ではあるんですけれ
ども、まずは人間
関係というのか、コンタクトパーソンをしっかりと決めていく。その中から、条件を向こうにとられないように頑張っていくという形にしていただきたいので、そのための体制をしっかりとつくっていただきたいと思います。
では
質問の方に入らせていただきますが、そういった関連にも近しいのかなと思っているんですけれ
ども、今回の
外為法の話、そこを話す
時点で、今の周辺における状況というのは非常に切っても切れない話、特に
北朝鮮の問題というのは切っても切れないだろうと思うので、まずちょっと、そういった大きなところから話をさせていただきたいと思います。
常々、
北朝鮮に対する経済
制裁ということがずっと
我が国では言われてきて、実際にそういうふうなことが対策として講じられてきた。今回、米国なんかも経済
制裁という形を、言ってやってきた。ただ、私が思うに、
皆さんもほとんどそうだと思っていらっしゃると思いますけれ
ども、この経済
制裁が実際に
効果があるのかどうかということだと私は思っているんです。
たまたまこの会期中に、大変申しわけないですけれ
ども、三週間ほど前ですか、ワシントンに行かせていただいて、さまざまな米国の国
会議員の方々、マケインさんとかそういった方にもお話を聞かせていただきました。聞いていても、経済
制裁、
アメリカもそうなんだけれ
ども、実際にそんなことでうまくいくのか、
効果があると思っているのかということを聞かせていただきました。そのときは非常に難しい顔をされていたけれ
ども、それをせざるを得ないというふうに言っていながら、実際に見てみると、空母を近海に持っていった。それを考えていると、経済
制裁では、もう実際、今の状況の中では立ち行かない部分があるんではないかなというふうに私は思っているんです。
そういう中で、根本的な解決をする際、
日本国政府としてどういうことが実質的には問題の解決になるというふうに
大臣は思っていらっしゃるのか。ここは非常に難しいところだと思うんです。
なぜかというと、空母を米国がああいうふうにして行かせたと言っていたら、さっき言っていましたけれ
ども、実際には行かせていなかったらしいですね、あのカール・ビンソンというのは。あの発言をしたときには何か
インド洋の方に向かって行っていて、今、朝鮮半島の方に向かって進んでいるという状況で、私、見ていて、米国はどこまで本気なんだろうと、まだちょっと半信半疑です。
まあ、攻められたらやるんでしょう。ただ、そのかわり、攻められたらやるというふうに言いながら、その後のことを考えたときに、あそこで金正恩さん、例えば暗殺されたというふうにしたその後の体制の中に、では、例えば米国が空爆をしたとか攻めたとか、それかもしくは暗殺計画で暗殺したとか、そういうふうなことが起こった後、その後に米国はそのままあそこに駐留していくかというと、私はなかなかそうはいかないと。恐らく
中国は絶対出てくるんですよ。そんな、
アメリカがあそこにいてもらっては困るのは
中国だ。こんなところで持論を話してもしようがないんですけれ
ども、と思っている。
だからこそ
アメリカは、こうしてくれこうしてくれというふうに、
自分たちもここまでやっているから、
中国、ちゃんと経済
制裁もやってくれよというふうに言っているんだろうと私は思っているんです。じゃなければ、
ロシアも恐らく、
アメリカがそんなことをしたら出てくる。
アメリカもそこまでしっかり考えているから、ただ単に
自分たちのところへ攻められる状況になっているから、だからそれを引き金にしてやるんだと言葉では言っているけれ
ども、私は、まだまだそこまでの状態にはないんじゃないかなと。ただ、一触即発であることは確かだというふうに思っている。
そんな中で、実際に、これは話が戻りますけれ
ども、経済
制裁だけでは、既に
効果がもうない。そうだからといって経済
制裁をやめるべきだということでは絶対的にはないと思っているんですけれ
ども、この問題、
日本として講じれる対策として根本的解決につながるものは、経済
制裁以外にあるのかないのか。実際どう考えていらっしゃるかということを聞かせていただければ。なかなか難しいとは思いますけれ
ども、お願いいたします。