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足立委員 ありがとうございます。
日本維新の会の
足立康史でございます。
土壌汚染対策法ということで、ま
たちょっと出張させていただきまして、
質問させていただきます。
法律の枠組みの話ももちろんありますが、通告はまずそういう
法律の枠組みから入っているんですが、ちょっと順番を変えさせていただいて、今、塩川
委員の方から非常にすばらしい御
質問がありました。共産党についてはいろいろ申し上げることも多いんですが。今、最後に塩川
委員がおっしゃった
東京都の中の問題は、これは
質問じゃありませんが、私は結構問題があると思いますね。
例えば、二月の二十八日に、実は、
日本維新の会が、
豊洲移転促進すべきだという提言書を、三月の八日だったかな、済みません。二月の二十八日に、
情報公開請求をしたものが来たんですね。提言書を三月の第一週に
東京都にお持ちしました。
二月の二十八日に、実は、私の事務所が
東京都に
情報公開請求をした。何を
情報公開請求していたかというと、
築地市場のまさにいろいろな地歴とか、そういうことなんです。それまでは、
築地市場の地歴というのはわからないし、
土壌汚染についてはわからない、調べたことがない、こういうことだったんですが、実は、私がまさに
土壌汚染対策法を読みまして、あれっと。
豊洲は形質変更時要届出
区域ということで、これはわかりやすいわけですが、
築地市場についても全くその地歴等を
調査する契機がないわけではないはずだということで、特に
土壌汚染対策法四条に基づく
調査等をやったことはないのか、こういう
情報公開請求をして、その請求した資料が出てきたのがことしの二月二十八日なんです。
おもしろいのが、おもしろいと言ったら怒られますけれども、二月の二十八日の夕刻に私の事務所に、郵送してもらうと時間がかかるので、私の秘書がとりに行って、手にしたわけです。私、それを拝見するのは夜になったんですけれども、夜の九時ぐらいに急遽、都の建設局が緊急会見を開いて、実は地歴がありましたと。実は、私が受け取った資料の中に入っているんですね。だから、国
会議員に渡しちゃったものだから、やばいということで
東京都が緊急会見を開きまして、都の建設局が、実は築地の地歴はわかっていたんですということを出してきた、それが二月の二十八日でした。
そのときに、小池知事もぶら下がりをされたわけです。
関係部局は三つあるんですね。
東京都の
環境局かな、
環境当局ですよ。それから、卸売
市場を統括している
市場部局。それから、環状二号線をやっている建設局かな、ちょっと正式な名前は違うかもしれませんが。実は、私が請求したのはいずれも環状二号線絡みだったので、
土壌汚染対策法に基づき、
東京都建設局が
環境部局に届け出をしたりしている書類が全部届いたわけです。だから、そこへ入っていたんですね。
それは結局、ことしは二十九年でしょう、二年前の二十七年の春には、実は
環境部局と道路部局、建設部局がそれを持っていたんです。二年前ですよ。ところが、卸売
市場部局がこの事実について認識をしたのは、私の事務所が
情報公開請求をして、それに
対応するプロセスで初めて
市場当局は知ったと言うんですよ。これは公式にそう認めて、この
委員会だったかな、農水
委員会だったか、認めていただいています。
だから、それぐらい
東京都の中というのは、私は伏魔殿とか言いませんけれども、とにかくでかいので、そういう三部局の
情報シェアさえ二年間の間できなくて、都議会もまあいいかげんで、都議
会議員があれだけいるのに一切それを見つけられなかったわけです。
これは我田引水というかあれになりますが、国
会議員である私の事務所が
東京都に
情報公開請求をすることで初めて二月の二十八日にそれがわかって、そういうことも全部含めて、三月の八日だったかな、に
豊洲移転すべきだという提言書を小池都知事にお持ちした。そのときも、小池都知事は都庁内にいらっしゃったそうで、会ってくれたらいいんだけれども、会ってくれませんでね。それで、何かモニターで見ていたとかいううわさが飛んでいるんですけれども。許さぬとか言っていたとか言っていないとか、そういうよくわからないうわさが、匿名ブログじゃありませんが、うわさがあるわけでありますが。まあ、そんなものです。
だから、我々はその提言の中で、
豊洲移転をすべきだということと、小池都知事がしっかりと適切な
リスクコミュニケーションをやるべきだということ、要は二重
基準はやめてくれということ、そして、
法改正をいろいろしたらどうか、いろいろなことを書かせていただいたわけであります。
申し上げたいことは、いろいろな方と御
意見交換をすると、やはり、
環境省とかいろいろな役所がありますけれども、自分で自分を監督しているというのがすごく多いんですよ。多いらしいんですよ、今の
自治体はね。いろいろな国の
法律がありますね。それは全部が
大臣がやっているわけじゃありません。
都道府県に落としている仕事が山のようにあります。要するに、監督者が
都道府県で、
都道府県が自分でやっていることを全部自分で監督しているんです。そんなものでうまくいくのかと言うと、いや、まあ、性善説ですと。要すれば、
都道府県というのは、地方公共団体というのは善であると。性善説に基づいた理解がどうもあるようであります。
ところが、ちょっと長くなって済みませんね、いつもこうやってしゃべるので怒られるんですけれども、
質問をちゃんとしますから、
委員長、大丈夫です。
ところが、今回の築地のことでいうと、結局、実は、
市場部局というのがすごくいいかげんで、建設局と
環境局が持っていた資料を二年間もらうこともしなかった。それが一つ。
それからもう一つは、条例、
土壌汚染の
環境確保条例という
東京都の条例があります。同じようなものの都版ですね。都の条例版。それについては、実は、
築地市場で八件ほど、本来、
環境部局に届け出をせないかぬかった、条例に基づく届け出
義務を果たしていなかった、すなわち条例違反があったということを小池都知事が二月二十八日のぶら下がりで公表されたわけです。
もうむちゃくちゃです。実は
東京都というのはむちゃくちゃだということを、小池都知事が悪いとかいうんじゃないですよ。あれだけ大きな役所ですから大変難しいわけですが、なかなか、さっき塩川
委員が御
指摘されたように、大変問題がある。私、総務
委員でもありますので、そういう
自治体のガバナンスの問題、こうした問題は別途、総務
委員会で取り上げていきたいと思いますが、そんなものだということであります。
さて、せっかくそこから入りましたので、
築地市場の
土壌汚染調査。これは、まあ、条例の話はいろいろあるんです、条例違反もいっぱいあるんです。きょうは国会ですから、
土壌汚染対策法に基づく
築地市場の
土壌汚染調査について、四回のそういう契機があったわけです。今、その四回についてどうなっているのか、ちょっと簡単に御紹介をください。