○足立
委員 日本維新の会の足立康史でございます。
きょうは法案審議ということですので、関連の
通告を三つほどさせていただいていますが、実は、きのう、ちょっとばたばたしていて、紙で一行ずつお出ししただけで、ほとんどコミュニケーションがとれていませんで、御不便をおかけしたであろうことを、まず最初におわび申し上げておきたいと
思います。
ちょうど、きのう、初めて都庁へ行きまして、ちょっと小池都知事に苦言を呈してまいりましたので、それはまた。
外務委員会と
関係ありませんので。
きょうは、
大使館というか、法案の
関係でありますが、入る前に、先ほど
緒方委員が私の
不規則発言に対して反応されまして、
不規則発言を申し上げたことについては
委員長初め皆様におわびをいたしたいと
思いますが、反応されたところだけ残っていますので、ちょっと一言補足をさせていただきます。
結局、ちょっと私、余り詳しくないんですが、言葉の問題ですね。
英語の和訳の問題で、同じ言葉に
日本語を使い分けているというようなことだったかと
思いますが、同じような問題が、
緒方委員も御紹介をされた、戦闘、
南スーダンに係る戦闘という言葉が日報にあったということで、大分予算
委員会で議論になりました。この問題は大変重要だと思っていまして、一言、きょうの緒方さんの関連ということで一言だけ補足をしますが。
大臣、私は一連のやりとりにちょっと違和感があるんですね。違和感というのは、例えば日報の戦闘という言葉を、国会でも議論になっちゃうので、稲田
防衛大臣が最後どういう結論にされたかもちょっと覚えていませんが、要すれば、戦闘という言葉を使わない、
PKO五原則とかとの
関係で、あるいは憲法との
関係で、戦闘という言葉が誤解を招くのであればそれは使わない方向でという結論になっていたような気もしますが、私は、日報に戦闘という言葉があるのは、もう全然問題ないと思っているんです。
だって、自衛隊員の皆様がどういう言葉を使うか、そんなもの、東京から、これはこうしてこうすべきだなんということを言うのは、国会のつまらない議論を、議論ですよ、国会がつまらないんじゃないですよ、つまらない議論があると私は思っていまして、そのつまらない議論を、
南スーダンの
現場の自衛隊員の皆様に押しつける、縛ることになるということで、心配をしています。
この件については、もう我が党を離れていらっしゃいますが、橋下徹さんが、今私どもの党の
法律政策顧問ということで顧問弁護士みたいなことをやっていただいているんですが、こういうことをおっしゃっています。要すれば、戦闘にもいろいろあって、
PKO五原則に抵触する戦闘と、抵触しない戦闘があると
考えればいいんだと。橋下さんは弁護士ですから、例えば、世の中には遺言というものがごまんとある、しかし、民法で保護されている遺言というのは民法が保護している遺言だけで、民法が保護しない遺言も世の中にはごまんとあるんですと。
だから、戦闘にもいろいろな戦闘があって、
PKO五原則に抵触する戦闘。だから、日報に問題があったんではなくて、日報に問題があったと言ったらそれは自衛隊員がかわいそうですから、むしろそれは全然問題ないんだと。でも、国会で、
大臣が国民に対して、あるいは野党に対して、この、ここの日報に書いてある戦闘は
PKO五原則に抵触する戦闘ではないんだとはっきり言えばいいんだと。何でそうはっきり言わないんだ、それをはっきり言わな
いから
現場に負担がかかっているんだということを橋下さんがおっしゃっていましたが、私は全く同感であります。
きょうの緒方さんの議論に
関係するので、ちょっと一言。今のような議論、
日本維新の会としてこの議論は決してオーソライズしているわけではありませんが、私は、個人的にそのとおりだと。国会の議論の都合で、国会の議論をやりやすくするために、
現場に無用な線引き等を、あるいは言葉遣いとかを制約するのは
現場がかわいそうだと私は
思いますが、どうですか。