○後藤(祐)
委員 核爆発が起きるというリスクの中で求めることと、何かごみみたいなものがおっこってくるかもしれないというのは、相当
国民に対して求めることというのは違ってしかるべきだと思いますよ。今の
体制ではそこがわからないんですよ、不作為だから。
つまり、領土、領海に落ちることがわかった場合には直ちに避難という二発目が来るからわかるけれども、(二)のライン、
上空通過の場合にはわからないんですよ、
国民は。要は、過剰な
対応を求めている状態になっているということは重く受けとめるべきだと思いますよ。
今回、相当な、過剰
行動という言い方がいいかどうかはともかく、そこまでやるのかなということが起きてしまっています。そこを防ぐには、多分それぞれの学校ですとか電車ですとか、考えるでしょう、これから。でもそのときに、だとしたら、これは
ミサイルが直接落ちるというのではないということがわかっているんだったら、教えてほしいという声が出てきてしかるべきだと私は思いますよ。ぜひこれはお考えいただきたいと思います。
その上で、わかりにくいんですね、この紙を見るだけで嫌になっちゃうと思うんですが、二枚目をぜひ見ていただきたいんです。
最近、災害、地震ですとか天気ですとかというものは、物すごい危ないものからそこまで危なくないものまで、レベル一、二、三、四というような形で、警戒
情報とか危険
情報とかと分けて、わかりやすく伝えるようになっています。震度七から震度四とかと言われると、ああ、そのぐらいだなと
国民みんなわかります。今回、こういうふうにわかりやすくしませんか。
領土、領海に落ちる見通しの
ミサイルはレベル一、
上空通過のものはレベル二、
上空通過でもなく、EEZの中に落ちるものはレベル三、EEZの外側、この場合はレベル四、まあ言い方はどういう言い方でもいいですけれども、危険度合いというのはこの順だと思うんですね。そうしますと、レベル一の場合はこういう
対応をとるとか、レベル二の場合はこういう
対応をとるとか、恐らく、
市町村ですとか学校ですとか、皆さん考えると思うんです。
さっきみたいな分かれ道のこんなの、わからないですよ、
一般国民は。震度七だったらどうするとか、震度四だったらどうするとか、結構皆さん皮膚感覚でわかります。ぜひ、こういったレベル分けをした上で、今回の
Jアラートはレベル一か二でありますと最初に言って、すぐ、今回のはレベル二でありますと言うと、
国民はわかるようになるんではないでしょうか。
そして、その場合に求められる
行動、レベル二の場合に求める
行動というのは、今宣伝しているあの三つのこととは違うと思うんですね。ぜひこの
ミサイル警戒
情報のレベルを分けるということについて御検討いただけないでしょうか、官房副
長官。