○真山
勇一君 これ本当にコンパクトにまとまっていると思うんですよ、必要なことがきちっと書かれている。私はこれ大変評価しています。
ですから、
受入れ側に講習をやる。講習をやれば講習の教材必要ですね。例えば
労働関係、細かいそれはもちろん法規も必要です。ですけれども、今そういうことをも、大事な基本的なことですらなかなか守られていないということがあって問題になっているわけですから、むしろ
実習実施機関の講習、教育のときにこれを教材にして使ってやるということは、私は非常に、
実習生用に書かれているから分かりやすいんですよ、とにかく。だから、分かりやすいということはとても大事だというふうに思うんですね。やはり
受入れ側の方たちもいろんな方がいらっしゃいます。もう法律苦手だという人はいらっしゃいます。法律のこましい条文を読むよりはこちらの方が多分理解度も早いし、ああ、なるほどと思っていただけるんじゃないかなと、私はこれ見た途端にそういう気がしました。
それから、今ホームページで公開されてダウンロードできます。これ、最近、いろんなこと資料要求すると、大抵それはホームページにありますからそっちを見てくださいと言われるんですね。それでいいと思います。私もそれ言われたら、ああ、そうですか、じゃ、ダウンロードして見てみますと言えると思うんですけど、皆さんがそうでしょうか。特に、町工場だとか
農業をやっていらっしゃる方、
農家で、若い方なら今はもうインターネットやっていらっしゃるかもしれません。だけど、今は
農家というのはお年寄りが多いわけですね。それから、中小企業の経営者も大体、お訪ねしてみると高齢の方が多いですよね。なかなかインターネットやっていないし、やっていたって、例えばダウンロードする暇がないんだよという人もいる。
やっぱり、私の世代なんかもそうなんですが、ネットで引くよりも、やっぱりこうやって
一つの具体的な形でもらった方が、ああ、なるほどと、受け取った、その受け取った感が分かるんですね。ですから、やっぱりこれを作る製作費はあるでしょうけれども、やはりそのぐらいは惜しまずに、逆にこうしたものを利用するという。
私は、いつもこの
委員会でいろんな資料を請求してもったいないなと思うのは、とってもいい資料があるんですが、そこだけには行っているけど周知徹底全然されていない、ほかの人は知らないんですよ。そういうふうに、ああ、こんな資料があったのかというのが、私、これもらったときもそういう印象なんですよ。ああ、こんなコンパクトな資料を作っているのかというふうに、そういう思いがしたんですね。
この使い道、せっかく作ったのならたくさんの人に見てもらって、たくさんの人に利用してもらった方がいいと思うんです。これは生徒用だけに配っているから講習やるときはまた別な教材作りますじゃなくて、これが私は立派な教材だと思います、本当に。
実習生にこういうことを言っているんですよ、だからその
実習生を使うあなたもこういうことを守ってくださいねと、一目瞭然じゃないですか。両方の共通事項ですよ、これは。そんなふうに思います。
ちょっとこれいただいて、私はこんないいものあるとびっくりしちゃって、それから、今までもその資料請求したときに、ああ、もったいないな、例えば
法務省が作っていらっしゃる人権関係のパンフレットなんかは本当にいいものがあります。それから、私は
保護司をやっているので、
保護司のことを説明した、紹介したパンフレットもあります。本当にいいものなんですが、見たことないんですよ、
関係者以外。これがやっぱり一番問題かなというふうに思っています。
ですから、
技能実習生というのも、言葉としては知っていても、やっぱりなかなか世間の人知らないですね。お隣の町工場に何か新しい
外国人の若い人が来たよ、うん、何かあそこ、ほら、前から
人手が足りない足りないと言っていたから、きっとそれで雇ったんだよ、多分そのぐらいの
認識ですよね。
技能実習生という言葉でつながるかといったら、なかなかつながらないというふうに思います。
だから、そういうときに雇っている方から、やっぱり例えばそれこそ御近所から、何か最近おたくの工場に
外国人の若い人来ていますね、何か元気もいいし挨拶もするし、いい人ですね。これ、ちゃんと
実習生の心構えというのがあって、それが書いてあるんですよね、一日の始まりは挨拶からとか、ルールを守るとか。
だから、やっぱりこういうものを徹底させていくということは、やはり
実習生を受け入れなくちゃいけないと思いますので、こういうことを是非積極的に取り組んでいただきたいなというふうに思っております。
それから、ちょっと時間なくなったので先へ行きたいと思うんですが、新しくできる
外国人技能実習機構、これまでもいろんなこと、これまでよりも改善されますというのがこの
実習機構の創設だというふうに思っているんですね。JITCOはやはり法的権限がこれまでないというふうに言われていましたけれども、
外国人技能実習機構の方は認可法人ということなんですが、監督指導の権限もあるというふうに伺っています。
この中に、例えば
実習生のいろんな悩みとか
問題点、
トラブルを相談する窓口として相談員
制度をつくるというふうに書いてあるんですが、この相談員
制度というのは、そのJITCOの中ではどういうものになるんでしょうか。